移住すると環境が変わり不安もいっぱい。
今回紹介する「ご縁会」は島根各地のUIターン者を
つなげるイベントを開催しています。
代表の坊将一さんにお話を聞きました。

ご縁会代表の坊将一さん(中)と地元のメンバー。

島根県のUIターン者集まれ!
雲南市からご縁が広がる

春イベント。泥まみれになりながら田植えにチャレンジ!

  坊将一さんは、京都出身で「動物たちの力で社会問題を解決できる場所や空間をつくる=どうぶつ縁」という夢実現のために島根へやってきた。島根大学在学中には田舎暮らしを体験しようと雲南市の山王寺の棚田の米作りを手伝ったり、岡山県津山市の地域おこし協力隊も経験した。現在は、大東農産加工場へ就職し、雲南市大東町で暮らしている。

 「ご縁会」をつくったきっかけは、昨年、定住財団が企画する「定住塾」に参加し、いろいろな地域から島根へUIターンした人と出会い「また皆で集まりたいね!」という話からだった。10月に坊さんの自宅で宴会を催し、島根各地のUIターン者、地元の人など、なんと総勢50人も参加した。なにより地元の人が大喜び。過疎の町にパワーをもたらし「ぜひ続けてほしい!」という声があがった。地元の人の後押しもあり、「どうぶつ縁」という当初の夢実現のためにも、まず人と人とのつながりを作ろうと考え「ご縁会」を立ち上げた。

地域の人とUIターン者が集まった交流会の様子。

 今年の4月には田植えを開催し54人が参加。その後、田植えで出会った農家同士が情報交換をしたり、新たなイベントも生まれている。8月はそうめん流し、9月は草刈り、11月は収穫祭など、年に4回のイベントを開催予定。「ご縁会でいろいろな人と出会って、手をつなぐイメージです。その輪を大きく広げていきたいです」と坊さんは話していた。

「ご縁会」HPができました!

〝人と人の縁をつなぐ場〟のご縁会の活動や情報を発信しています!
http://goenkai.shimane.jp/

しまねUIターン情報誌 BeanS vol.62