理想的な環境で
夫婦それぞれが活躍できる
場所を見つけた!

「食の大切さを多くの人に伝えたい」という 活動を東京で行ってきた戸田耕一郎さん夫妻。 拠点を東京から江津市へ移した。

映像制作や
WEB制作などの仕事は
東京にこだわる
必要がないと思った

情報発信することを得意とする耕一郎さんが ホームページ制作や広報を手がけ、 望さんは料理に専念。お互いの 得意分野を生かしていった。

カフェの開業と
フリーランスとして
活動できる環境を求めていた

夫婦でカフェを開くために当初から 島根をターゲットにすることは決めていた。まず望さんの出身地である 島根県浜田市から情報を集めた。

これから何をして
生きていこう?
と考えた33歳。

 東京で小さなレコード会社に勤務し、音楽イベント等の仕事をしていた戸田さん。身内の病気をきっかけに「食の大切さ」に気づき、妻の望さんがマクロビオティックの料理人だったこともあり、食や健康の大切さを伝えるイベントを新たに始めた。

 食のイベントを始めて一年、35歳になる頃に「このイベントをきっかけにして自分の仕事を創ろう、やりたいことに転換していこう」と考えるようになった。年齢的にも転職は厳しくなるし、それなら思い切ってフリーランスになって自分の仕事をしようと思い始めた。

新たな拠点を
どこかに築きたかった

「食の大切さ」を伝える、という思いを夫婦で叶えることのできる新たな場所で、仕事を確立したかった。

浜田市の妻の実家で
1カ月暮らす中でつながった人との縁。

 年に何度か行っている妻の実家のある浜田市に、一度長期滞在をしてみようと思い、一カ月間妻の実家で一家で暮らしてみることに。暮らす中で出会う人に、こんなことをしてみたい、と話すとまた次の人の紹介を受け…隣の江津市にも縁は広がり、自分の価値観、してみたいことに賛同してくれる人と次々に出会えた。

移住の決め手

町や人が自分の感性にしっくりハマった!

Point 01
自分の価値観、
働き方に共感してくれる人と会えた

江津市で同じ価値観を持っている人と出会えたことで「絶対、この地でできる!」と思えた。自分に共感してくれる仲間がいることで、ここしかないと思った。

Point 02
カフェができる
大きな古民家があった

江津市地域振興課の担当者と空き家の物件を見て回り、元庄屋だった古民家を見つけた。横浜にいる大家さんから家を託され、改修して店舗をつくった。

活動の拠点となるカフェ「蔵庭」をオープンできた!

ここだと思えた江津市で空き家を借りることができた。地域のみなさんの力も借り改修、無事オープンを迎える。カフェと自宅、仕事場を兼ねた拠点を築くことができた。

カフェ「蔵庭」を営みながら
広報・広告の仕事も手がける

望さんは古民家でベジカフェ「蔵庭」をオープン。耕一郎さんは地域をブランディングする映像制作やWEBの制作を行っている。地元から徐々に受注が増えているところだ。

蔵の1階が趣味スペース、
2階は仕事場。
自分だけの空間を手に入れた。

移住者 File 04

名前
戸田耕一郎さん  43歳
出身
東京都
家族構成
3人 妻・望さん37歳、子ども1人(5歳)  
移住のきっかけ
独立起業と新しい家族の暮らし

移住前

住所
東京都
職業
会社員、フリーランス
間取り・家賃
3LDK 13万円
趣味
カメラ・サーフィン・アウトドア
生活環境
東京では仕事が軌道に乗ることで家賃が高くも、利便性のいいアパートに住んでいた。妻は職場へ通勤する典型的な都会の暮らしだった。

移住後

住所
江津市
職業
フリーランス
間取り・家賃
中古一戸建て+庭・蔵 3万円
趣味
カメラ・サーフィン・アウトドア
生活環境
の変化
現在は格安の家賃で住居だけでなく、運営している店舗を兼ねた、大きな庭のある蔵付きの古民家で夫婦共々通勤時間にとらわれない日々を送る。

地域づくり応援助成事業

カフェオープンにあたり地域課題解決・活性化に向け実施する継続的な活動を応援する「地域づくり応援助成事業」に申請した。無事に審査を通り助成をうけることができた。
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しまねUIターン情報誌 BeanS vol.62