山並みが連なる飯南町。ここでは移住を考えている人の希望や支援員の提案による、オリジナルの体験プログラムを行っている。

今回、体験プログラムに参加するのは井上頼重さんと優さん夫妻。すれ違い生活をしていた2人が、一緒に暮らせる環境を探す中で、田舎暮らしを検討していた。そこで大阪で開催された「しまねUターンIターンフェアin大阪」に参加し、飯南町の大江基博支援員と出会い、体験ツアーに参加することになった。

最初に訪れたのは一昨年の7月。なんと14日間も滞在し、農業をしたい思いから飯南町が推奨するトマトとパプリカ収穫の体験などを行った。9月には2度目の体験ツアーへ。すでに移住を決意していた井上さん夫妻は、獅子地区にある住居を見学。そして次の日に行われた町内運動会では、獅子地区のメンバーとして、2人で障害物走に参加。移住前から地域に馴染めるようなプログラムになった。今後、井上さんは産業体験事業を活用し、就農を目指す予定である。