ブドウの産地で農家に転身!
農業に興味があった仲平慎吾さんはサラリーマン時代に大阪で行われていた「新・農業人フェア」に4回も通った。
「サラリーマン時代に〝一生このままでいいのか?〟と思い、フェアへ通いました。その会場で好意的だったのが島根県でした」と仲平さんは話す。
その後、島根の農業体験バスツアーに参加し、出雲市の特産物がブドウであることを知り興味を持った。
「出荷量は少ないが単価が高いことが決め手でした」と仲平さん。大阪での仕事をキッパリ辞め、出雲市へIターンしブドウ農家を目指した。
ふるさと島根定住財団の産業体験を受け、現在は約50aの畑でデラウェアやシャインマスカット、ピオーネなどを栽培している。新規で「ブドウ栽培をしたい」と声を挙げれば、畑を貸してくれる人や応援してくれる人と出会えるという。これから新しい品種の栽培にチャレンジし、収穫時期の幅を増やす予定である。
畑が安く借りられる
土地単価が安いです。1枚の畑を1年間借りて数万円程度。またブドウ栽培を止めた農家さんが土地管理のために無料で貸してくれることも。
野菜のおすそわけ
ブドウ畑の周りには畑もあり、その農家さんから立派に育った野菜をいただけます。とてもありがたいです!
仕事の強弱がつくれる
ブドウ農家は春から夏が繁忙期で仕事量が「強」。冬が「弱」です。そのためメリハリもつくれ、冬期はゆったりできます。
島根県外にお住まいの方が、島根県にUIターンして農林漁業や伝統工芸、介護などを受入先のもとで長期間体験される場合に活用できる事業です。体験期間中は、滞在に必要な経費の一部を助成します。島根県で農林漁業等にチャレンジしてみたいとお考えの方は、お気軽にふるさと島根定住財団にご相談ください!
仲平 慎吾さんのPROFILE
兵庫県で生まれ育ち、大阪の大学へ進学し、ドラッグストアに就職する。その間、農業の仕事に興味があったことから「新・農業人フェア」へ出向く。ブドウの産地である出雲でブドウ農家を目指し2年前にIターン。