会社を定年退職し、セカンドライフとして、のんびりと島根で田舎暮らしをはじめたIターン夫妻。田舎暮らしは「車が必須」です。
　夫妻は都会で暮らしていたため、車の運転免許がありません。それでもスーパーマーケットは自転車で行ける距離。夕方になると二人で川辺を散歩したり、その途中で採れたて野菜のおすそ分けをいただいたりもします。噂より田舎は不便ではなかったのです。
　しかし、そう思ったのは束の間。「島根を観光しよう！」と向かったのは出雲大社。まず駅に向かうためにバス停に行ったら、往来は１時間に１本。やっとＪＲ出雲市駅に着き、一畑電車に乗り換えて、やっとの思いで昼過ぎに到着しました。厳かな出雲大社を拝み、感動するも家路のことが気になります。結局、家に着いたのは日暮れ時。思いのほかカラダも疲れていました。
　「これでは移動が大変だ。やっぱり車を購入しよう！」とIターン夫妻は決断し、すぐに運転免許を取得。今は行動範囲が広がり、神社仏閣巡りを楽しんでいます。