子どもから高齢者まで
地域まるごと元気にしたい!
子どもの頃から、そろばんを通し
地域に関わってきた佐伯とも美さん。
9年前にUターンし、地域に恩返しをするつもりで
「そろばん」を通して、さまざまな活動を行っている。
佐伯とも美さんは栃木県で充実した毎日を送っていたが、祖父や地元の身近な人が同時期に亡くなったことで、急に故郷が懐かしく、恋しくなった。将来のことも考え地元・奥出雲に帰郷。1年後に「大原新田」の棚田で田畑をしている家に嫁いだ。4世代同居をしながらスーパーで働き、休日は畑仕事。子育てにも奮闘していた。そんな中、中学生の時に「そろばん大使」として海外に行った経験もあることから、地元で珠算教室をやりたいと考えるようになった。
Q そろばん教室をしたいと思ったきっかけは?
A そろばんの産地「奥出雲町」で指導者になりたかった!
奥出雲町はそろばんの産地。私も高校までそろばんをしていました。しかし現状は、そろばんの産地でありながら指導者がいない危機的状態。「それなら私が、そろばんの先生になろう!」と思ったのです。
Q 移住当時と現在とで変わったことはありますか?
A 自営業で、そろばん教室のほか、塾の講師などもはじめました!
当初は主人の実家で暮らしていましたが、今は仕事が忙しくなり、横田町のオフィス兼自宅で家族と暮らしています。自営業として、そろばん教室だけでは家計を支えていけないので、塾の講師や新聞のコラムも書いています。
Q どんな教室を行っているのですか?
A 地元の子どもだけでなく大人向けの教室もしています。
地元で子どもの教室と趣味の大人クラスをしています。大人クラスは、最初は県のヘルスケア事業として脳内トレーニングの一環でした。健康レクチャーやそろばん出前出張講座へも出かけています。そろばん人口が増えていることが嬉しいです。
Q これからの夢、やりたいことはありますか?
A 教育に興味が湧き、教員免許取得のため勉強中!
そろばん教室の先生や塾の講師など、教える立場になったことで「教育」に興味が湧いてきました。しかし「教員免許を持っていないのに教育を語るのはどうかな?」と疑問を持ち、今、大学の通信制で教員免許取得に向けて勉強しています。今後、そろばん教室やフリースクールを通し、地元の子どもたちの力になりたいと考えています。
移住者 File 04
子ども2人(8歳、4歳)
移住前
移住後
の変化