しまね田舎ツーリズムとは、農山漁村での生活体験を通じて、島根県の自然や風土、文化に触れてもらうとともに、地方の人との交流を楽しんでもらう取り組みです。今回は山間地の美郷町にある「三國屋」を紹介します。
山里でのんびり過ごす
邑智郡美郷町の山里にある大きな古民家「農家民泊三國屋」は、しまね田舎ツーリズムの登録施設。実践者の田邊裕彦さんは退職後、故郷の美郷町に帰り、過疎化している町を活性化しようと三國屋をはじめた。
三國屋は昭和3年に建てられた日本家屋。土間の玄関を入ると、表の間は3間もあり、ゆったり寛げるスペースが広がっている。三國屋の一角には大きな梁の存在感があるギャラリースペースも。地元のものづくり作家の作品が並んでいる。
ここでは民泊はもちろん、濁酒を製造・販売するなど、地元の人の憩いの場にもなっている。さらに、アウトドア気分が楽しめるガーデンキッチン体験もできる。今回の料理はカラフル野菜と白インゲン豆の煮込みに焼きソーセージ添え。ソーセージはパリッと歯ごたえがあり、肉汁あふれる美味しさ。パプリカや唐辛子のカラフルさが見た目にも食欲をそそった。青空の下、料理を通して楽しい時間が過ごせる。
農家民泊 三國屋
邑智郡美郷町都賀本郷97
電話:0855-74-6122
料金:1日1組限定(10名まで)
1人8,000円(1泊2食・税別)から
(食事は共同調理)
体験メニュー
ガーデンキッチンでの料理体験
採れたて野菜を使い、庭のキッチンで豪快なアウトドア料理が楽しめる。