移住情報を収集したら、実際に島根に行ってみませんか？ 各市町村にはしまね暮らしが体験できるプログラムがたくさんあります。 今回は東京から鹿糠俊二さん、さやかさん夫妻が体験プログラムに参加しました。

山並みの中に田畑が広がる雲南市。ここでは移住を考えている人の希望に応じたオリジナルの体験プログラムを用意している。
　今回、体験プログラムに参加するのは鹿糠俊二さん、さやかさん夫妻。俊二さんは東京のレストランで働き、食に興味があったことから農業をやりたいと思っていた。一方、さやかさんは出雲市の出身。ゆくゆくは島根へ帰ろうと考えていた。それぞれの要望を聞き、雲南市の定住企画員、須藤和裕さんがプランを立て案内を行った。
　はじめに訪れたのは「道の駅おろちの里」。ここでは減農薬の野菜がたっぷり食べられるバイキングがある。食通の俊二さんも思わず「おいしい！」と感動。その野菜を栽培している槻之屋ヒーリングにも行き、畑を見学した。「おいしい野菜を栽培して、将来、レストランを開きたい」と希望が膨らむ。後日、家を決めて移住した。現在、俊二さんは定住財団の産業体験を活用し槻之屋ヒーリングで働き、さやかさんは緑豊かな山村で３人の子育てに奮闘している。