大阪(会社員)→ 浜田市(和紙職人)【移住7年目】
異業種へ転身 田舎で第二の人生を
「吸い寄せられるように浜田市のブースに座っていました」と話すのは現在、浜田市で和紙職人として働いている森川勇さん。地元大阪で開催していた「ふるさと回帰フェアin大阪」へ軽い気持ちで出かけ、翌年には浜田市主催の三隅町体験ツアーに参加した。石州和紙会館で紙漉きを体験中にふと「紙を大切にしなさい」と語った亡き父の言葉が脳裏をよぎった。このとき、まったく知らない和紙の世界へ一歩踏み出そうと決めたという。
現在、移住して7年目。産業体験の受入先だった石州和紙久保田で腕を磨く日々だ。仕事が終わってから書く作業ノートは今も増え続けている。紙漉きを行いながら、精神的、肉体的に厳しいときもあるが、いつか世界に発信できる、日常に不可欠な和紙製品を作成したいとアイディアを巡らせている。
1.生き切る努力
退職後に、これから「百年人生」をどう生きていくかを考えることが大切です。
2.老後のため倹約を
最低必要なものだけ揃え、人間らしく仕事や遊びの中に楽しみを見つけていきたいです。
森川勇さんの Profile
大阪府出身。国際通信社・時事通信社の報道記者・カメラマンとして、日本全国や海外を飛び回る。その後、母親の介護のため、依願退職をし大阪へ。6年前に浜田市三隅町へIターン。