一人一人と地域に根差した
介護サービスの提供を
「医療法人社団 水澄み会」は浜田市に本拠地を置き、益田市、江津市、松江市内など8拠点30事業所を展開している介護施設。ここ「もやいの家ひきみ」は山深い益田市匹見町にあり、グループホーム1ユニット、デイサービス、住宅型有料老人ホームを営む、利用者が1日最大25名ほどの施設である。「自らが受けたいと思う医療と福祉の創造」を理念に掲げ、地域に密着した、高齢者一人一人が尊重される介護を心がけている。
「北海道からIターンしてきた藤井さんは、常に向上心をもって仕事をしている人です。自分から積極的に研修会に参加し、なにより笑顔が素敵で利用者さんと良い人間関係ができています」と話すのは所長代行兼管理者の青江麻由美さん。 小規模施設だからできる、地域のニーズに合った介護事業に取り組んでいるところである。
小さな町の良さを生かし
個人に合った介護支援を
益田市匹見町の人と出会い、北海道からIターンして結婚。新婚ほやほやの藤井美智子さんは、現在「もやいの家ひきみ」のグループホームで介護福祉士として働いている。もともと北海道でも介護施設で働いていたが、フロアに60人もの利用者がいる大規模な施設だった。 「ここは9名の利用者さんを日中3人の職員で支援しているので、1対1で関われる時間が多いです。そのため施設側が主体ではなく、利用者さんのことを考えたゆとりのある介護ができます。『私のやりたい介護はコレだ!』と思いました」と話す。 これから認知症の勉強や介護支援専門員の資格を取得し、より利用者に寄りそった介護ができるよう勉強中。「水澄み会」では、職員の育成に力を入れているほか、各福祉資格を取得すると手当も出る。 休日は島根のことを知るために観光地を巡っている。中でも津和野町のしっとりとした風情や津和野城跡から見た町並みがお気に入り。島根の良いところを探しに、ドライブをしている。
藤井 美智子さんの Profile
北海道で生まれ育つ。介護福祉士の受験資格を取得できる高校を卒業後、資格を取り介護の仕事に就く。2年半の遠距離恋愛後、島根県益田市匹見町へIターンし、平成28年6月に結婚。現在「もやいの家ひきみ」グループホームに勤める。
タイムスケジュール
7:00 起床・朝食をつくる
▼8:30 出社・仕事(日勤の場合)
▼18:00 帰宅。 食事をしながら夫と晩酌。
▼23:00 就寝
私のプライベートタイム
企業からみた島根の「イイね!」
国が進める「地域包括ケアネットワーク」は都会より地方の方が構築しやすい部分がある。都会は近所に住む人の顔も分からず、福祉施設や病院も多い。一方、匹見町は顔が分かる関係。この施設や家を中心に、家族や近所、医師がしっかり連携をとれる地域である。そして”その人らしい“暮らしの提供もできる。
医療法人社団 水澄み会 もやいの家ひきみ
島根県益田市匹見町匹見イ50-1 TEL.0856-56-7077
藤井さんが暮らす益田市
益田市は、北は日本海を望み、南は中国山地が連なっている自然豊かなまちです。益田市を流れる清流・高津川はダムのない一級河川で、何度も水質日本一(国土交通省調査)を獲得しており、沿岸では天然物の大型のハマグリが安定して漁獲されています。また、温暖な気候のため農作物がよく育ち、メロン、トマト、ぶどう等の栽培が盛んです。匹見地域ではわさび、美都地域ではゆずの栽培も盛んです。益田市は、歌聖・柿本人麿や画聖・雪舟の終焉の地としても知られています。
【益田市UIターン者応援事業補助金】
市外在住者(市外在住5年以上)が益田市へ定住することを目的に、住宅を新築・購入、賃貸住宅へ入居または実家等を改修、入居する場合に、補助金を交付します。また、定住者の状況や定住先に応じて、若者加算、子育て加算、中山間地定住加算を設けています。
【益田市新卒者就労奨励金】
若者の定住を促進することを目的に、市内に定住し、かつ、市内または通勤可能な市外に就職する新規学卒者に対して奨励金を交付します。
【介護・福祉系の人材を求めています】
地域の介護・福祉の担い手になっていただける方を求めています。特に、実務経験や資格をお持ちで、介護・福祉系の事業所に就職を希望される方は、ふるさと島根定住財団と連携した就業体験を活用しながら、安心してUIターン就職していただけるようサポートしていきます。
益田市役所人口拡大課 定住担当の皆さん