岡田
紗和
さん
岡田ご夫妻
(モミイチさん・紗和さん)
知夫村 ◀◀◀ 岡山県
#夫婦ふたり #Iターン
(モミイチさん・紗和さん)
岡田
紗和
さん
岡田ご夫妻(モミイチさん・紗和さん)
知夫村 ◀◀◀ 岡山県
#夫婦ふたり #Iターン
岡山県倉敷市にあるワイナリーで、ぶどうの栽培やワインの醸造に携わってきた岡田紗和さん。倉敷での暮らしは仕事も楽しく、休日は友人たちとサイクリングやランニングに興じ、趣味の山登りを楽しみ、快適で充実したものだったという。しかし社会人3年目に入った頃、代わり映えのしない日々や人との関わり方に疑問を感じるようになった。
兵庫県丹波篠山市で生まれ育った紗和さんは、将来故郷のような山や田畑が広がる田舎で暮らしたい思いがあった。それに加え、野菜を作るところから食べてもらうところまで一気通貫できる農業をやってみたい気持ちもあり、移住という選択肢を意識し始める。
移住 Before After
移住前
居住地 | 岡山県倉敷市 |
---|---|
職 業 | 会社員 |
間取り | 1K |
趣 味 | ランニング・ 登山・温泉 |
移住後
居住地 | 島根県知夫村 |
---|---|
職 業 | 自営業 |
間取り | 一軒家 (5LDK) |
趣 味 | 仕事 |
休日は友人たちと身体を動かす趣味を楽しむなど、移住前のプライベートは充実していたという紗和さん。ワイナリーの仕事も本当に好きで楽しみながら取り組めていた。
しかし、紗和さんの中で変化が起きる。「平日は会社と家の往復ばかり」「隣近所とコミュニケーションすらない」という生活に疑問を感じるようになったのだ。
休日の過ごし方、仕事への向き合い方や気持ちの変化はなかったが、潜在意識の中で停滞感のようなものを感じていたのかもしれない。
また、ワイナリーでぶどう栽培の経験を積んだことで、やりたいことが見えてきたのも大きかった。「いつかは田舎に住みたい」という漠然とした想いがだんだんと膨らみ、場所は決まらないまでも移住しようという気持ちが強まっていった。
移住検討スタート
「 一緒に来てほしい」
パートナーの一言から
本格的に移住を意識
田舎で暮らしたい気持ちが大きくなったことで移住を考えるようになったが、具体的な検討を始めたのは、パートナーのモミイチさんと出逢ってからだ。
海外をはじめ国内各地のフレンチレストランやリゾートホテルの料理長として活躍してきたモミイチさんが知夫里島を訪れた際、「ここを自らのラストランディングにしたい。移住して一から作り上げるオンリーワンのレストランをやりたい」という夢があることを伝えられた。そして彼から「島で一緒にやろう」と誘われた。「オンリーワン」という言葉と、彼が抱く夢に惹かれる。やりたい農業を実現する機会でもある。紗和さんは移住を真剣に考え始めた。
岡田さんがしまねで見つけた
「ちょうどいい」
パートナーに誘われ、タイミングと若さ、そして勢い半分で移住を決めた紗和さん。移住のために、何度か知夫里島を訪れ、島の人たちと関わりを紡ぐ中で見えてきたのが「精神的な距離感の絶妙さ」。
離島という環境は県外どころか県内でも物理的な距離がある場所だ。だが人と人との距離感はなんともちょうどいいそう。モミイチさんいわく「レスポンスの良さもいい」とのこと。
紗和さんは地域おこしの活動をしていたため、さまざまなことにチャレンジする機会が多かったが、それらにもしっくりくる距離感で関わってくれる人が多く、とてもやりやすく感じていたと振り返る。
「隠岐諸島の中で最も素朴で、良い意味で何もないのが知夫里島」(紗和さん)。そんな場所だからこそ、自分たちがやりたい「つくること」に対し、貪欲にチャレンジし続け、多くの人に助けられながら二人で手を取り合い、大きくなっていく夢に向かって進んでいく。「知夫里島での暮らしすべてが自分たちにとって『ちょうどいい』ものなんですよ」。紗和さんとモミイチさんは笑顔でそう教えてくれた。
ライフスタイルの
変容
移住前と違って自営業となったことで、大きく暮らしが変わった。
以前であれば仕事は仕事、休みは休みと明確に分かれていたが、離島という環境も手伝って、仕事も含めたすべてが「島暮らし」の感覚に変わったそう。境界線が曖昧になったことで大変なことも多いが、それを苦労だとは全く思わず、日々を楽しむスパイスのようなものだという。
岡田さんが利用した支援 交通費( 片道) 助成制度
「くらしまねっと」などに、求人情報を掲載している企業への会社見学や採用面接等によって来県する場合、居住する場所からの交通費(片道分)助成を受けることができます。
※上限2万円、年度内2回まで
※交通費を支払ったことがわかる書類
(領収書等)が必要です。