島根がもっと好きになる!地元編集部が見つけた島根のいいところ
VOL.13

手ぶらでエンジョイ!初心者でも楽しめる島根のアウトドア遊び

手ぶらでOK!島根のアウトドア遊び
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こんにちは!山陰のタウン情報誌ラズダの編集部みずっちです。

島根県といえばみなさん何を想像しますか?宍道湖の夕日、出雲大社のしめ縄、石見銀山遺跡など島根県は見どころ満載。中でも外せないのは、やはり海と山からなる大自然!

今回はそんな島根県の大自然を存分に体感できるアウトドアスポットをピックアップ。日本海で海釣り、絶景キャンプ場、さらにはサウナなどなど。「専用の道具とか持ってないけど・・・」という方も心配ご無用。レンタル品で思いっきり遊んじゃおう!

今回ご紹介するのは・・・

風ヶ浦キャンプ場(松江市)

島根半島・美保関にある海に囲まれた絶景キャンプ場

島根半島の東端、三方を海に囲まれた松江市美保関町。全国3,000以上ある、えびす様の総本宮『美保神社』が鎮まる港町として、全国各地から参拝者が訪れます。

そんな美保関町にある町内唯一のキャンプ場『風ヶ浦(かぜがうら)キャンプ場』では、目の前に海が広がるオーシャンビューの絶景を思う存分味わえます。そこで今回は、自称アウトドア派の編集部みずっちがキャンプを体験してきました!

人生で2回目のキャンプ。うまくいくのかなー。

まずはキャンプ場を管理している老舗旅館『美保館』で受付。こちらの旅館、なんと本館は明治38年(1905年)に建てられ、もうすぐ築120年。2004年には国の登録有形文化財に登録された歴史的にも貴重な建物なのです!

新館ロビーで受付を済ませたら次はキャンプ道具のレンタルを。キャンプ初心者だと専用の道具を揃えるのも大変だし、そもそも使いこなせるかも不安ですよね。『風ヶ浦キャンプ場』はキャンプ道具はもちろん、BBQセットのレンタルもあり、キャンプ初心者も気軽に「手ぶらキャンプ」が楽しめます。

レンタル用のキャンプ道具は『美保館』付近にある「松江観光協会美保関町支部」で受付。今回お借りしたのはテント・イス・寝袋。そのほか、ほとんどのキャンプ道具をこちらでレンタルできるので、あとは食材だけ準備をすれば手ぶらで問題なし!

身軽にキャンプができちゃうんだ〜!

キャンプ場に到着!早速テントの設営開始・・・と思ったら!?

キャンプ場までの道のりは、風情ある港町と日本海の景色をゆったり楽しみながらドライブ。自然を感じながら、のんびりとした時間を感じられるのも美保関の魅力です!

「松江観光協会美保関町支部」からキャンプ場までは車で約5分。

さて、本日の目的地『風ヶ浦キャンプ場』に到着。「よしっ!やるぞ!」と、やる気スイッチがさらにオンになったその時、入り口付近で何やらこちらを見つめる視線・・・。

視線の先にいたのは・・・なんとヤギ!そう、ここ『風ヶ浦キャンプ場』はヤギもいるキャンプ場だったのです。

はじめはちょっとビックリしたけどね!

テント設営スタート。見渡す先はオーシャンビュー

何はともあれ、まずはこのオーシャンビューの絶景を眺めてひと休み。入り口には自販機が設置されているので、飲み物片手にこのあとの計画を考えます。

この景色は贅沢〜。最高!

ぼちぼち気持ちが整ったところでテントの設営スタート。レンタル用のテントは5〜6人用と大きめなので、ファミリーや、友達同士のキャンプにちょうどいい大きさですね!

キャンプ初心者には少し難易度が高そうなテントの設営ですが、取扱説明書をレンタルの際にもらえるのでご安心を。

ペグを見よう見まねで・・・おりゃー!

時々横切る大きな船に目を奪われながらのんびり設営。

無事にテント完成!

さっそく寝袋を出して〜

おやすみなさいっ!

気持ちいい〜。

ちなみにキャンプ場利用者は『美保館』が誇る絶景の展望風呂(8:00~21:00)を半額で利用可能。温泉からの眺望はこれまた格別。日頃の疲労を癒やしてテントでぐっすり眠りにつけること間違いなしです!

島根の自然の恵みを存分に味わえる『風ヶ浦キャンプ場』。見渡す限りの海と青い空であっという間に心が落ち着いていきます。

アウトドアに夢中になる人の気持ちがやっとわかりました!

『風ヶ浦キャンプ場』は海辺のロケーションから釣人にも人気。釣り道具を持参して、目の前の海で釣り。そして、釣った魚をそのまま夕食で堪能!みたいなことができちゃいますよ。

港町ならではの「魚釣り体験」

『風ヶ浦キャンプ場』を管理している老舗旅館『美保館』では「魚釣り体験」(エサ付き300円)も行っています。

漁港のある美保関ならではの「釣り体験」は、宿泊者以外でも竹の竿とエサのセットをレンタル可能。仕掛けは針と糸のみシンプルなものなので、難しい要素は一切なく釣り初心者の人も楽しめます。

さあ、釣るぞー!

バケツと手拭きタオルもセットでレンタルOK。釣った魚を入れておいたり、汚れた手を洗ったりして使いましょう。

エサはオキアミを使用。大きさも程々あって針を通しやすいうえ、魚を呼び寄せる匂いもあります。

この匂いが手に残るので、釣りが終わったらしっかり手を洗いましょう!

針にエサを付けたら釣り開始。慎重に海に竿を下ろすと・・・小さな魚がエサに寄ってくるではありませんか!
ツンツンと魚が突いてくる感覚が手に伝わってきて、釣り初心者でも楽しい時間を過ごせますよ。

そうこうしているとガツン!という強い衝撃が。針が外れないようにゆっくり竿を上げてみると・・・ベラが釣れました!

超シンプルな竿でも魚を釣ることができて刺激的。エサの量も結構あるので、ゆったりと海と山の自然を感じながら美保関を満喫しちゃおう!

風ヶ浦キャンプ場

電話:0852-73-0111(美保館)
住所:島根県松江市美保関町美保関風ヶ浦 [MAP]
営業:【デイキャンプ】11:00~18:00 【宿泊】11:00~翌11:00
料金:
月~金曜の平日
【デイキャンプ】サイト料1,500円+500円/名 
【宿泊キャンプ】サイト料2,000円+500円/名
土日祝前日
【デイキャンプ】サイト料2,500円+700円/名 
【宿泊キャンプ】サイト料3,000円+700円/名
休み:無休 荒天時等は休業の場合あり
駐車:あり
情報:HP

三瓶山北の原キャンプ場(大田市)

鳥のさえずりが心地いい!三瓶山のふもとで味わう大自然

国立公園に指定されている「三瓶山」。そのふもとにあるのが『三瓶山北の原キャンプ場』です。松林が広がる広大な草原には鳥のさえずりが響き渡り、自然の中にいる感覚を強く感じられます。

キャンプ道具はもちろんレンタル可能。BBQグッズや調理用品なども豊富な種類から選べ、食材だけ準備すればあとはレンタル品で問題なし!売店もあって、キャンプグッズや飲み物(アルコールやジュース)にパン、カップ麺といった軽食も販売されています。

大自然の中で食べるカップ麺って、おいしいんだよな~。

驚いたのがこのスケールの広さ。案内図を見るとその広さを実感できます。そして、こちらのキャンプ場の特徴は様々なキャンプスタイルがあること。まずは一般的な「キャンプ」です。

松林の中で自由にテントを張ることができ、地面との高低差なく一番自然を近くに感じられる王道のアウトドアスタイル。レンタル品で「手ぶらキャンプ」を充分に堪能できます。

「オートキャンプ」はテントを張れる場所まで車で行けるスタイル。車に載せた荷物を直接サイトに持ち込める便利さから人気があるようです。中でも評判はこちらの「常設テントサイト」。

テントが常設されているので、到着後すぐにくつろぎの空間が確保できます。また、地面との間に空間がある「高床式」になっており、雨などによる浸水も心配ご無用なのです。

すっごーい!

もはや別荘。快適空間広がる「ケビン(大型)」

そして注目したいのがこちらの「ケビン(大型)」。外観は山小屋のようにも見えますが、中に入ってビックリ。もはや別荘のような快適空間が広がります。

10人用の「ケビン(大型)」は、三世代家族やサークル合宿にもオススメ。広い居間のスペースなら、心地いい談笑タイムが過ごせそうですよね。

居間の隣にはキッチンスペース。シンク下の収納にはコップやフライパン、鍋といった調理器具もあり。

自然の中でこんな快適空間があるなんて!

キャンプ場で湯船に浸かれることは中々ないと思いますが、「ケビン」にはしっかりバスルームも完備。さらに驚きなのは別室でシャワー室もあるんです!大人数の時は入浴に時間がかかるので「シャワーだけでいい」という人には便利ですよね。

室内はエアコンも当然のように完備。そのほかに同じ作りの部屋がもう一部屋と、2階ロフト調の部屋が寝室になっています。

このほか、家族利用にピッタリな5人用「ケビン(小型)」もあり。「自然の中でも快適に過ごしたい!」人はぜひチェックしてみてくださいね。

自然が生んだ子どもの遊び場「森のアスレチック」

三瓶山北の原キャンプ場』では子どもが遊べる木製遊具が盛りだくさん。

全身を使って遊ぶ遊具が多いので健康的に遊べそう。キレイな空気の中で子どもを遊ばせることができるのは大人もうれしいですよね!

一個も入らない・・・おもしろっ!

この「森のアスレチック」はなんと誰でも無料で遊べる嬉しいエリア!公園に行く感覚で大自然の色々な遊具で遊ぶことができます。「森のアスレチック」のみ利用の場合は、受付でスタッフさんに一言かけておきましょう!

三瓶山北の原キャンプ場

電話:0854-86-0152
住所:島根県大田市三瓶町多根1121-1 [MAP]
営業:【デイキャンプ】11:00~15:00 
【宿泊】チェックイン15:00、チェックアウト11:00、ケビン・バンガロー:〜10:00
料金:
【一般キャンプエリア(フリーサイト)】デイキャンプ450円〜、宿泊1泊1,000円〜
【オートキャンプ(常設テントサイト)】デイキャンプ3,300円〜、宿泊1泊6,400円〜
【犬同伴バンガロー】1棟1泊7,000円〜
【ケビン】 小型(5人用):11,600円〜(1棟1泊)、大型(10人用):20,900円〜(1棟1泊)
休み:無休(12~3月は火曜)、年末年始
駐車:あり
情報:HP

三瓶山周辺は山の絶景&アクティビティが満載!

緑豊かな景色を眺めながら三瓶山の山頂までのんびり空中散歩ができる「三瓶観光リフト」。「三瓶山北の原キャンプ場」から車で約10分ほどの場所にあります。

さっそくリフト乗り場に行ってみると、まず目に入ったのは「ご自由に使用下さい」と書かれた文字と木の杖。実はここから登山コースの入り口にもなっていて、歩いて山頂まで行けるんです。

登山コースからは大体1時間くらいで山頂まで行けるみたい!

リフト乗り場から山頂までは255mの標高差。どこまでも続く青空と壮大な三瓶山の景色にドキドキとワクワクが止まりません!

すごーい!どんどん上がっていくー!

山頂までおよそ15分の空中散歩。大自然を感じながらゆったりと上がっていきます。後ろをみると怖くなるので振り向きません!

リフトを降りて徒歩5分。整備された山道を上がっていくと山頂に到着!
そこで待っていた光景は・・・

いつまでも見ていられる青々とした空と緑豊かな山。そしてその山に映る雲の影に思わず息をのんでしまいます。

三瓶山全体を見渡すことができる展望台「東の原展望テラス」には屋根のあるスペースも。絶景を眺めながらひと休みしましょう。

展望台の反対には三瓶山全体の景色が。こちらもまた非日常的な光景を見られ、三瓶の自然を存分に味わえました。

この開放感は言葉に言い表せないほど。この自然の中でゆっくり気持ちを整えれば、日頃の疲れやストレスとはおさらばです。

癒やされるー!

リフトの下山はスリル満点!

「癒やされたー、帰ろう!」と上がってきた山道を戻ると・・・これまた絶景が広がります。

あれ!?ちょっとスリリング過ぎない?

またまたスタッフさんに誘導されてリフトに搭乗したものの、気分はもうアトラクション。掴んだ安全バーを離すまいとしっかり握りしめ無事下山したのでした。

ちなみにこちらの『三瓶観光リフト』は、特に年齢制限などはありません。小さな子どもでも乗ることは可能ですが、「高くて怖い〜」なんてこともあるかもしれないのでパパママは一緒に搭乗してあげましょうね!

周辺施設やアクティビティも合わせてチェックを

三瓶山周辺にはキャンプ場や観光リフトのほかに、地域の魅力を発信する観光拠点施設『サヒメル』も。2023年春にリニューアルしたプラネタリウムのほか、定期的に天体観測会も開催中。さらに、温泉宿『国民宿舎 さんべ荘』では、電動アシスト付きマウンテンバイク「E-BIKE」のレンタルもあります。
車でサクッと巡るも良し、自転車で風を受けながらツーリングするも良し。旅のプランに合わせて選んでみてくださいね!

三瓶観光サンベカンコウリフト

電話:0854-83-2020
住所:島根県大田市三瓶町志学1640-2 [MAP]
営業:4~1月の8:30~16:30
料金:大人往復750円(片道470円)、子ども往復550円(片道350円)
定休:火曜、12~3月
駐車:200台
情報:HP

島根県立三瓶自然館サンベシゼンカンサヒメル

電話:0854-86-0500
住所:島根県大田市三瓶町多根1121-8 [MAP]
営業:9:30〜17:00(最終入館16:30) 
*天体観測は別時間
料金:入館大人400円(企画展期間は異なる)、小中高生200円、未就学児無料
休み:火曜、年末年始 
*ほかメンテナンス休館あり、夏休み期間中は無休
駐車:150台
情報:HP

E-BIKEイーバイク レンタル(国民宿舎コクミンシュクシャさんべソウ

電話:0854-83-2011
住所:島根県大田市三瓶町志学2072-1  [MAP]
営業:【4~10月】9:00~17:30 【11~3月】9:00~16:30 
料金:半日(4時間)3,000円、1日4,500円
情報:HP

まだある!島根の手ぶらアウトドアスポット

海洋スポーツセンター(隠岐の島町)

離島で楽しむ豊富なアクティビティ

島根県沖に浮かぶ隠岐諸島。その中の隠岐の島町の南西、都万地区に位置する島アクティビティの拠点施設がここ。施設の目の前は砂浜、隣がキャンプ場となっていて、各種キャンプギアのレンタル品も充実。

最大の魅力はアクティビティの多彩さ。特にオススメは所要2時間の「洞窟シーカヤックツアー」。国立公園に指定される隠岐諸島の特異な地質などを間近で見物できますよ。そのほかにもSUPをはじめとするマリンアクティビティ、山を舞台にしたトレッキングも!

海洋スポーツセンター

電話:08512-6-2050
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町津戸1537-1  [MAP]
営業:受付9:00~17:00
料金:【キャンプ場】宿泊1サイト500円~ 
【洞窟シーカヤックツアー】7,000円
休み:年末年始、そのほか臨時休業あり
情報:HP

Sauna park camp Morinosu(飯南町)

ネイチャーサウナでととのう時間を

島根県の山間部、飯南町にオープンしたネイチャーサウナ&キャンプ場。最新のフィンランド式サウナで体の芯から温まったあと、グリーンシャワーの外気浴や、目の前の川を水風呂代わりにととのう時間が過ごせます。

最近ではレトロでカッコイイ、キャンピングトレーラーや話題のグランピングテントも導入。圧倒的な自然美が広がる中、唯一無二のアウトドアライフを体験できます。キャンプ道具、サウナの着衣などは現地レンタルOK。

Sauna park camp Morinosu

電話:080-7274-8791
住所:島根県飯石郡飯南町小田842-2 [MAP]
営業:【サウナ】11:30~20:00(宿泊利用の場合は22:00)
料金:【キャンプ場】1サイト4,000円 
【サウナ】テントサウナ貸切12,000円、キュービックサウナ1名3,000円
休み:12~3月は冬季休業(要確認)
情報:HP

※こちらの記事は2023年8月公開

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この記事を書いた編集人Editor

地元情報誌「ラズダ」編集部 みずっち
地元情報誌「ラズダ」編集部みずっち

愛知→東京→大阪→山陰へ。約2週間ごとに坊主頭にしてます。家族から顔色が悪いと心配されるので髭を剃るのはやめました。