社会福祉法人吉賀町社会福祉協議会の求人情報
介護福祉は人々の暮らしを守る仕事
人に興味を持ち動ける、そんな人を募集しています
医療、福祉(島根県 鹿足郡 吉賀町)
島根県の西端。古くは吉賀地方と呼ばれ、江戸時代には参勤交代の主要街道筋の宿場町であり、積み重ねた歴史と文化資源と清流を有するのが、2005年に旧柿木村と旧六日市町が合併して誕生した吉賀町です。社会福祉法人吉賀町社会福祉協議会(以下、吉賀町社協)はそんな吉賀町の誕生とともに、旧六日市町と旧柿木村の市町村社協が統合されて組織されました。
吉賀町社協では、デイサービスをはじめ、特別養護老人ホームやグループホームの運営、訪問看護、ケアマネ、障がい者就労支援などを提供し、『誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり』という理念を掲げて、吉賀町はもとより益田市、津和野町、さらには県境を越えて山口県の人々のために日々活動に勤しんでいます。
そんな吉賀町社協の事務局長である永田和代さんに、社協のこと、働き方、職員がどのようなキャリアを辿っていくのかなどを語っていただきました。
Q.御社の事業内容について教えてください。
誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指し、地域福祉を推進していくのが社会福祉協議会で、社会福祉法に基づいて全国に設置される公共性の高い社会福祉法人です。
吉賀町社協もそのひとつで、地域づくりや福祉サービスを主な事業としています。
もともと社協以外に福祉サービスを行う法人がない地域だったため、当会がありとあらゆる福祉サービスを担っています。
そもそも福祉サービスの参入が少ない地域。「誰かがやらなければならない」という事情もあり、吉賀町における福祉サービスのほとんどが吉賀町社協によって行われています。
先般、吉賀町の旧柿木村エリアで唯一の生鮮食品店が閉店しましたが、それによって買い物が難しくなった方々が多くいることもあり、最近は買い物代行や買い物ツアー(バスなどで買い物に行けない方々の支援として、車に乗り合わせて一緒に買い物をする事業)などの取り組みも始めているそうです。
基本的には吉賀町メインですが、吉賀町の外からのご利用もあります。例えば益田市や津和野町といった隣接エリアから、当会の特別養護老人ホームへご入居される方もいらっしゃいますし、訪問看護だと、山口県在住の方からもご利用いただいており、山口県へ赴きサポートさせていただいています。
『誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり』という理念は、他地域の人に対しても同じ。地域外だとしても、困った人がいるならば手を差し伸べるのが当然という姿勢は、利用する人々の目にはとても頼もしく感じられるのではないでしょうか。
しかし、この理念を達成するためには、社協の職員全員が同じ方向を向いていること、そして専門的スキルの習得、さらには長く働いてもらえる環境の整備が必要だと永田事務局長は言います。
吉賀町社協で働く職員には、福祉系の大学や専門学校を卒業したわけではなく、異業種を経験して中途で入職する人が多いそう。それもあって、せっかく入ってきても辞めていってしまうことも少なくなかったのだとか。
このような現状を改善し、理念を達成するため、吉賀町社協では一人ひとりのモチベーションアップや、「働くことって楽しい」と思ってもらえるチームづくり、職場づくりを進めています。
職場全体やチームごとに、職員同士がしっかりと結びつき連携できるようにしていくことと同時に、一人ひとりの意見が大切にされる組織にしていきたいですね。
それぞれが持っているアイデアが事業に繋がっていくような流れになっていくことで、職員全員のやり甲斐もより大きいものになるでしょうし、職員一人ひとりに創意工夫が芽生えてくるのではと考えています。
また、人事評価の面なども見直しを図っています。
従来はいわゆる年功序列が反映され、勤続年数の長い職員が給与面で有利だった部分を見直すのと同時に評価制度を一新。年齢に関係なく仕事の評価が直接昇給に繋がるようにしました。この改革によって、中途の入職者にも来てもらえるようになったのではないかと永田事務局長は言います。
吉賀町社協の職場としての側面についてお聞きしたところで、入職されたあとのフローや、職員のみなさんのキャリアパスなどについても伺ってみました。
入職される方々の多くが未経験者だという吉賀町社協。未経験で介護福祉に携わるのは非常に大変なイメージですが、永田事務局長いわく、最近は技術の発達もあって大きく様変わりしてきているそうです。
介護の現場における移乗(車椅子からベッドへ、あるいはその逆の移動)がとても大変で、「正直体力勝負でしょ?」と思われがちです。
以前は確かにそうで、腰などを痛めるケースもありましたが、最近は移動を補助してくれるリフトなどの機材を導入して、職員の負担を軽減できるよう、「抱えない介護」を推進しています。多くの人が持っているイメージとは変わってきています。
そのような背景もあって、入職後の研修は基本的にOJT (On the Job Training)をとっているそう。
とはいえ、福祉事業の現場であることから、さまざまな知識が求められますし、何より意識を高める必要性があるため、年に4回「全職員研修」が行われているとのこと。交代制勤務の職種もあるため、1回の研修は2日間にわたって行われ、動画として記録することで、すべての職員が必ず受けられる体制を構築しているのだとか。
こうした研修で知識を身に付け、意識を高めていくことは、職場内でのステップアップにも繋がっています。
職種にもよりますが、例えば介護職として入職された人は、介護福祉士の資格取得を目指します。介護福祉士になって、さらに経験や知識を積み上げていくと、ケアマネジャーの受験資格が得られます。ケアマネジャーの試験は合格率が低く、狭き門ではありますが、それでも挑戦する職員は多くいます。
そこからケアマネジャーとして相談支援の経験を積んでいき、次に社会福祉士へ挑戦していくという一つの流れがあります。
永田事務局長によると、段階的に資格を取得していった先に、職場づくりも含め広い視野で福祉を考えられるようになることで、事業所の責任者や管理者へのキャリアアップがあるとか。実際、永田事務局長がそうだと言います。
私はもともと病院の看護師をしていまして。そこからご縁があって介護福祉士の養成校で教員を務めたあと、一度子育てのために離れていたんです。子どもも手がかからなくなって、また仕事を始めようと考えていたとき、吉賀町社協が看護師を募集していて、それをきっかけに入職しました。
デイサービスの看護師から始めて、ケアマネジャーの資格を取得して地域包括支援センターへ異動。その後、社会福祉士の資格を取得して経験を重ね、課長職、部長職と管理職を経て、2020年度から事務局長になりました。
現場職から管理職への順調なステップアップ。永田事務局長のキャリアパスは、今後入職される方のロールモデルにもなりそうです。
Q.求職者の方へメッセージをお願いします。
「介護って大変」というイメージがあると思いますが、実際やってみるとすごく楽しくてやり甲斐のある仕事なんです。
介護というと、例えば食事介助や入浴、排泄といった援助が頭に浮かびがちですが、それらはあくまで一つひとつの援助であって、根本は利用者さんの「その人らしい生活」を支えることにあります。利用者さんの「意欲の種」を見つけて、それを応援するのが、介護が目指すところだと考えています。
気軽に見学等に来ていただき、吉賀町社協の空気を感じてもらい、お話した上でご縁があったなら、ぜひとも一緒に働いてほしいと思っています。利用者の方たちの人生の最後のステージを応援できる人をお待ちしています。
ここで、実際に働いている方のお話もお聞きしました。
吉賀町社協が運営する六日市デイサービスセンターで機能訓練指導員として働かれている田村康太さん。田村さんは吉賀町のご出身で、高校卒業後に町外の専門学校でリハビリを学び、浜田市で作業療法士をされていたそうです。
Q.入職のきっかけは?
浜田市の老健(介護老人保健施設)で作業療法士として働いていましたが、地元に帰りたい気持ちがずっと心の片隅にあって。2年ほど働いてから「やっぱり帰ろう」と吉賀町に舞い戻ってきました。帰ってきてから仕事を探す過程で吉賀町社協の募集を見たのが最初のきっかけです。
吉賀町社協で働く職員の中に、地元の友人知人が多くいたこともあり、働くイメージが明確に湧いていたのも入職しようと思った要因ですね。
中途入職後は機能訓練指導員として働き始め、新年度を迎えたと同時に、吉賀町社協運営施設を回って他の仕事も経験。その後、現在の六日市デイサービスセンターへと配属されたそうです。
Q.現在のお仕事の内容は?
六日市デイサービスセンターで機能訓練指導員として、利用者のリハビリテーションをメインに行なっています。利用者に合わせて計画を立て、その計画に沿ってリハビリを実施するというのが大まかな流れです。
また、デイサービスということもあり、食事介助や入浴介助、移乗介助といった介護の仕事もやらせてもらっています。
機能訓練指導員としての仕事だけでなく、利用者の介護まで受け持つ田村さんですが、やはりやり甲斐としてはリハビリの領域で大きく感じているそうです。
病院だと主に怪我などを治すためのリハビリを受ける患者さんがほとんどです。最終的には身体が治って帰っていく。しかし、私が務めるデイサービスなどの高齢者施設だと、悪くなったものを治すのが難しいケースが多いんです。
治すためのリハビリではなく、生活を続けるためのリハビリですね。併せて、施設で運動をしたり、他の利用者や職員と関わったりすることで、QOL(Quality Of Life:生活の質)を維持できていると思います。治すことに主眼を置いた病院勤務の作業療法士とは、また違ったやり甲斐を感じられていると思います。
Q.仕事を続ける上でのモチベーションやポイントはありますか?
職場の雰囲気でしょうか。
職員同士だけでなく、利用者の方との関係性もそうですが、みなさん笑顔で話せる環境なんです。仕事の内容から堅いイメージを持たれがちですが、実態はなんでも話せるし、冗談も言い合えるような関係性が作られています。
職員と利用者の関係性ではあるものの、利用する人の多くが吉賀町の人々なので、見方を変えると近所のおじいちゃんおばあちゃんという関係性になる、と田村さん。
Q.休日はどのように過ごしていらっしゃいますか?
友人たちとお酒を酌み交わすことが多いです(笑)
浜田にいる頃から呑むことは好きでしたが、こっちに戻ってきてからはより顕著になった気がします(苦笑)
それ以外だと、最近になってやっと地域の活動ができるようになったというのもありますね。コロナ禍でできなかった消防団や青年団の活動も復活しました。直近で言えば秋祭りがありましたが、青年団で店を出すことになって、休日はそれらの準備に充てたりしていました。
地元に戻ってきたからこそ友人との交流や、地元を活性化させるための地域活動に勤しむことができ、休日も取りやすく、ワークライフバランスはとてもよいと感じているそうです。
最後にこれからの目標と、求職者の方へのメッセージをお伺いしました。
リハビリ職として吉賀町社協に入って、介護の仕事もいろいろと経験させてもらってきました。今後の目標としては、新たな資格を取得していくことを考えています。
最初に思い浮かぶのはやっぱりケアマネジャーなので、しっかりと試験勉強を重ねて資格を取得したいですね。
吉賀町という地域は人口が少ない(2023年11月時点推計人口:5644人)ですが、人との繋がりがとても強いです。ただ、その繋がりの強さは、他所の人を受け入れないものではなく、逆に他所から来られる人を受け入れ、繋がりを深めていってくれる柔軟性のある強さなので、吉賀町出身でなくとも安心して来てほしいなと思います。
一緒に楽しく働くことができる人をお待ちしています。
続いて、吉賀町地域包括支援センターで社会福祉士として勤務されている、野見山よし乃さんにもお話を伺いました。
野見山さんは福岡県福岡市の出身。福岡の高校を卒業後、吉賀町にある六日市学園介護福祉科に入学し、介護福祉士の資格を取得。卒業後は隣接エリアにある老健に勤務しながら通信の大学に通い社会福祉士の資格を取得して、その後、吉賀町社協に入職されたとのこと。
Q.なぜ福岡から吉賀町の学校へ?
もともと、小さい頃から吉賀町と縁があるというか、母に連れられて吉賀町へはよく遊びに来ていたんです。長期休みのときはキャンプに来たりとか。
ですから吉賀町のことはよく知っていて、介護福祉の学校があることも知っていたんです。
入学前に体験授業にも参加したりして、その流れで決めました。
実はお母さまも吉賀町にいらっしゃるという野見山さん。ですが、お母さまも吉賀町のご出身ではないんだとか。
そもそも、母も吉賀町出身というわけではないんです。遊びに来ていたのは母の友人が吉賀町に住んでいたという繋がりがあったからで。
そうした経緯もあって、実は母のほうが私より先に吉賀町へIターンしています。
別に追いかけてきたつもりはないんですが、もともと学生時代に進路はあまり考えていなくて、「そういえば介護の学校が吉賀町にあったな。母が吉賀町に行っちゃったし、よし行ってみるか」くらいのテンションだったのが正直なところですね(苦笑)
介護の仕事をやろうと思ったのも学校に入ってからのことで、実習や介護の現場に出る中で高齢者の方とふれあうようになり、初めてそこで「介護の仕事って面白そうだな」と思いました。
Q.吉賀町社協へ入るきっかけは?
卒業後は吉賀町に住みながら、隣町の老健に介護福祉士として勤め始め、勤務の傍ら勉強を続けて社会福祉士の資格を取得しました。そのことを学校の恩師のもとへ報告しに行った際に、学校の先生方から「就職はどうするのか?」「これ(社会福祉士)で仕事するのか?」という話になり、私の恩師が「じゃあ僕の恩師に聞いてあげる」と連絡したのが、事務局長の永田だったんです。
そうそう。ちょうど社会福祉士を募集しているタイミングだったんだよね?
そこからトントン拍子で吉賀町社協への入職が決まったという野見山さん。
入職当時から幅広く、いろいろな仕事を任されてきたとのことですが、それから3年経って少し変化もあったようです。
吉賀町地域包括支援センターの所長は、いろいろやらせてくれる方で、本当にさまざまな仕事を経験させてもらいました。
社会福祉士という仕事は、虐待対応や権利擁護などにおいて中心的役割を担う職種なんですが、最近になってその役割を任せてもらえることが増えたと感じています。
以前までそれらに関する会議の場では、ただ参加というか見学する側だったように感じていましたが、今は主導的に会議を開いたり、日程を調整して招集したり、会議を進行したりと、責任のある役割を任されるようになりました。
社会福祉士として仕事をし始め、経験や場数を踏んできたことで、業務の全体を任されるようになってきたと語る野見山さんですが、そうした変化も踏まえて、どういったやり甲斐を感じていらっしゃるのでしょうか?
受け持つ利用者の方々から相談を受けて、困りごとや生活の課題などに社会福祉士として相対しているわけですが、そうした困りごとや課題というものが、自分自身が関わったことによって、少しでも改善の傾向や様子が見えたとき、本当に心から「良かった」と思いますし、やり甲斐に繋がっていると感じています。
福祉に携わるひとりとして、関わった人々の暮らしが良い方向へと変わっていくことにやり甲斐を感じていると語る野見山さんですが、元々の性格として“役に立つこと”に喜びを見出している一面もあるようで、オフの日がオフにならないことが多々あるそう。
休日は近所にある『草の庭』という店をやっている年の近い友人がいまして、店として町外イベントに出店するときは手伝いに行くこともありますね。他にもいろいろな友人知人のイベントの手伝いに行くことが多いです。はっきり言えばそれが趣味になっています。誰かがなにかやるときに手伝うのが大好きです。
それに、完全オフにしてしまうと、本当にあらゆる意味でオフになってしまって復帰できないんじゃないかという気持ちがあるんですよね。つい休みの日も働いてしまいます(笑)
Q.女性目線で働きやすい職場だなと感じる部分はありますか?
そもそも女性の多い職場(全職員の8割が女性)ということもあって、働きやすい環境であると感じます。
仕事柄というのもあるかもしれませんが、上司の方が話を聞いてくれる職場ですね。女性が多いからこそ職員のちょっとした心の動きに気づいてくれる人が多いという印象です。
実は、私も一度転職を考えた時期があって。そんな心境に気づいたんでしょうね。上司から面談をしてくれて。『困っていることがあるなら教えてほしい』と声をかけてもらって救われました。
野見山さんいわく、同僚、上司部下とは距離感の近い関係性だと感じているそう。温かみがあり、仕事の関係というより、どこか親戚のような感覚があるのだと言います。
Q.Iターンしてきてよかったと思うことを教えてください。
子どもの頃から何度となく来ていることもあり、母の友人を囲うように吉賀町の人たちとの交流があったので、ある意味でIターン以前から馴染めていたという気がします。
福岡に住んでいた頃と比べれば、空気がきれいで、水も野菜も美味しい。夜になればきれいな星も見ることができる。福岡中心部のゴミゴミした感じが苦手だったので、吉賀町に住むようになって、そうした環境で毎日過ごせることが本当に幸せだと感じています。
Q.これからの目標はどんなことですか?
福祉は制度がどんどん変わっていくところがあって、変化に対応していくためにも、常に勉強し続けないといけません。
精神保健福祉士という、精神障害などを持つ方を支援していくための国家資格があるんですが、今はこれを取得するべく日々勉強を重ねています。大変ですが、資格取得に向かって勉強することで新しい知識へのアップデートもでき、スキルアップしていけるので前向きに頑張ります。
野見山さんと田村さん、お二人に共通するのは、利用者の方たちのさらなる力になれるよう、自身のスキルを向上させたいと考えているという点ではないでしょうか。こういう職員が育つ土壌を、吉賀町社協がしっかりと作り上げてきたということが素晴らしいですよね。
Q.最後に、どのような方に入職してもらいたいでしょうか?
「人と接することが好きな人」に来ていただきたいと思っています。仕事柄、精神的な強さがあったほうがいいと思われるかもしれませんが、それよりもむしろ人と接する力を持っていて、辛いときにはしっかりSOSを出せることが必要です。
福祉の仕事の経験がなくても、人と接することが好きというだけで、仕事が楽しいと感じられるように思います。
突き詰めていくと「相対する人に興味を持って動くことができる人」に行き着くのかもしれません。そんな人にこそ福祉や介護という仕事に就いてほしいという、永田事務局長の想いが感じられました。
ちなみに、吉賀町社協では副業も認められているとのことで、職員の中には農業や自営業をしながら働く人もいるそうです。柔軟な働き方が認められていて、働く時間や働き方も自らの意志で選ぶこともできるようになっています。
職員と職員、職員と利用者と、立場は違えど、共通しているのは人と人の深く温かい繋がり。豊かな自然に囲まれた吉賀町で、人との繋がりに支えられながら、みんなの暮らしを守っていく。そんな仕事に携わりたいと思うなら、まずは吉賀町へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
(2023年12月取材)