セコム山陰株式会社の求人情報

社員の幸せを願い、地域の安全を守り続けるため、「志しを共にしてくれる仲間」を募集しています。

警備業、IT事業(島根県 松江市)

社訓

職場や自宅の警備など、今ではすっかり身近な存在となった警備会社。セコム株式会社といえば、長嶋茂雄さんのテレビCMですっかりおなじみとなった「セコム、してますか?」のフレーズを思い出す方も多いのではないでしょうか?セコム山陰株式会社(以下、セコム山陰)は、セコム株式会社の支社ではなく、グループ会社として発足し、地元に根差して活動をしています。

まずお話を伺ったのは代表取締役社長の浅中靖作さん。私たちの安全を守ってくれる心強い存在「セコム山陰」はどのような経緯でグループ会社として立ち上げられたのでしょうか?まず、その歴史について教えていただきました。

浅中さん

昭和の時代は「水と安全はタダ」なんて言葉もありましたよね。学校には宿直室があって、教職員が交代で泊って見回りをして。今と違ってお金を払って警備をしてもらうという発想がまだあまりない時代に、セコム株式会社は創業しました。 それが昭和37年で、徐々に支社が増える中、昭和47年にグループ会社としてできたのがセコム山陰です。地元の銀行や企業の方々の協力を得てできた、地域と繋がりの深い会社です。

Q.セコム山陰の事業内容を教えてください。

浅中さん

セコム山陰の発足当時は警備関係の事業だけでしたが、平成7年に情報系の事業にも進出しようと声が上がって、データセンターの運営なども行っています。

セコム山陰は支社ではなくグループ会社のため、浅中社長が教えてくれた情報通信業のように独自の事業を展開することもあるのだそう。セコムグループでは、山陰以外にも沖縄、宮崎、高知、三重、山梨、新潟、長野、群馬、石川、富山、福井はグループ会社という形で運営されています。

Q.グループ会社として独立しているということは、転勤などは無いのでしょうか?

浅中さん

基本的に転勤はありません。ただ、本人の成長を考えて、都会で3年くらい力をつけておいで!と、修行の一環として転勤をしていただくこともありますが…めったに無いですね。

Q.浅中社長は転勤のご経験がありますか?

浅中さん

私はセコム山陰ではなく、元々はセコム株式会社の方で働いていたんです。一昨年の6月にセコム山陰に来たばかりなので、まだひよっこです(笑)。 ここに来る前はセコム株式会社の本社で1年、その前は神戸、福岡、宇都宮…と、全国を渡り歩きました。セコム山陰の社長を選出する際に、「島根県出身者が良いだろう…」ということになり、島根県浜田市出身の私に声が掛かりました。

長く島根を離れていたという浅中社長ですが、地元で仕事をしていると思いがけないところで共通の知り合いに出会うなど、人と人との繋がりを感じるシーンも多いのだとか。

浅中さんと奥井さん

続いて、平成7年にスタートしたという情報系の事業について詳しくお話を伺いました。

Q.情報系の事業はどんなことからスタートしたのですか?

浅中さん

最初はインターネットのプロバイダー事業からスタートしました。 データセンターでは、クラウドサービス以外にも、うちでハードを揃えてデータをお預かりしたり、社内の情報インフラの構築をさせていただくこともあります。あとは地域医療連携ですね。

Q.「地域医療連携」とは具体的にどんなことをしているんですか?

浅中さん

病院ごとにバラバラになっている患者様の電子カルテのデータを集約するシステムを作りました。そうすることでより良い医療が提供できるんじゃないかと。システムの開発と併せて、運用のお手伝いもさせていただいています。

警備と電子カルテのデータ集約システム開発は全く別分野の仕事ですが、「地域で暮らす人々の安心を守る」という点では、どちらも同じなのかもしれません。

医療機関との情報連携イメージ

続いて、セコム山陰の人員体制や採用、研修についてお伺いしました。

Q.従業員の方の人数や構成を教えてください。

浅中さん

全従業員が218名で、うち男性が203名、女性が17名です。女性は事務職が多いですが、警備職、営業、情報系の技術者と各分野で活躍してくれています。現状、女性職員が足りない…ということはないんですが、セコム株式会社と比べると女性の割合が少ないんです。もっともっと女性の方に活躍してもらえる職場にしたいですね。

女性活躍の推進について力強く語ってくれた浅中社長。女性社員の割合はまだ少ないものの、セコム山陰では女性が働きやすい職場環境が整っているそう。

浅中さん

セコムグループ全体を通していえることですが、出産を期に離職する方がほぼいないんですよ。私は転勤で全国いろいろな支社に行っていますけど、ほとんどの人が産休・育休を取って復帰していましたね。女性にとってセコムグループの会社は働きやすいんだと思います。

警備の仕事は危険を伴うこともあるため、どうしても男性社員が多くなるそうですが、セコム山陰では、営業職や情報系の技術職など、女性が活躍できる職種や環境が整っているそう。 浅中社長はUターンとのことですが、従業員の皆さんは地元の方が多いのでしょうか?

浅中さん

過去5年間でUターン者が3名、Iターンが1名なので地元の出身者が多いですね。年代は10代から70代まで幅広いのが特徴です。警備職員の中には60代で入社した人もいます!

セコム山陰イメージ

幅広い年代の方が活躍していることも、セコム山陰の居心地の良さを表しているのかもしれません。そんなセコム山陰で、今最も募集しているのは警備の仕事とのこと。就職するにあたって、必要なスキルや資格はあるのでしょうか?

浅中さん

警備の仕事には自動車運転免許証が必須ですが、他に必要なスキルはありません。うちは研修や訓練が充実していますので、未経験の方でも安心して仕事を始めていただけます!

Q.入社後はどんな研修をするのでしょうか?

浅中さん

新卒でも、中途でも、事務職でも、入社したらみんな最初は現場の仕事を体験してもらいます。これはセコムグループ共通の方針なんです。

セコムグループでは、入社するとまず全国に4か所あるセコム株式会社の研修センターで7泊8日の新入社員研修をするのだそう。そこでは座学や、警棒訓練など様々なことを学び、また3カ月後に2泊3日の研修が行われます。その後も、半年後、1年後と、小まめに研修が設定されており、手厚いサポートが受けられます。

1回の研修で全国から50人ほどの人数が1つの研修センターに集まるそう。寝食を共にしながら研修を受けることで同期の絆が生まれ、全国の配属先に分かれた後も交流がつづくことも多いと浅中社長が教えてくれました。

この一連の研修は単に教育というだけでなく、人としっかり関わり、人間関係を育むことを大切にするセコムの想いを体現しているようでした。

セコム山陰イメージ
子供安全教室の風景

続いて、今後セコム山陰をどんな職場にしていきたいか、浅中社長のビジョンを教えていただきました。

浅中さん

「社員に幸せになってほしい」これが1番の目標ですね。幸せの価値観って人によって違いますけど、一人ひとりが仕事を通じて幸せを感じられる職場にしたいと、ずっと思っています。

「顧客満足度No.1を目指そう」とか、「売上日本一になろう」とか、よく耳にする言葉ですけど、まずは社員が幸せにならないといけない。社員が幸せになれば良い仕事もできるでしょう。それがお客様の満足度にも繋がって、結果として売上げも上がると。そういうサイクルにしたいんです。なので、いつでも主軸は「社員を幸せにする」ところに置いています。

売上げや顧客満足度といった表層の目標ではなく、その根本にある「人の幸せ」を追求しているという浅中社長。ワークライフバランスが取りやすいというセコムグループの休暇制度も、そういう企業の想いの現れなのかもしれません。

Q.セコムグループ独自の休暇制度があると伺いましたが?

浅中さん

そうなんです。入社して10年後に2週間連続の休みが取れるリフレッシュ休暇という制度があります。しかもその1回で終わりではなくて、入社20年後、30年後、40年後と、10年ごとに取得できるんですよ。仕事に影響がなければ、有休休暇をくっつけて最大3週間休んでもOKです! もちろん有給休暇も充実していて、通常より3日多い年間23日が最大で付与されます。

使命のある仕事と、安心して長く働ける労働環境の良さ。浅中社長のお話を聞いていると、セコム山陰で働き、充実した毎日を送れるビジョンが目に浮かぶようでした。

最後に求職者の方にメッセージをいただきました。

浅中さん

素直さをもった方にぜひ来ていただきたいと思っています。あとは、プラス思考の方。セコム山陰は警備から始まった会社なので、規律や、規則、礼儀作法などを重んじます。厳しい部分もあると思いますが、人間的にも技術的にも自分を高めていきたいという方は向いていると思いますので、ぜひご応募ください!

奥井さん

続いて、入社28年目、島根県出雲市出身の業務部課長の奥井 誠二さんに管理職代表としてお話を伺いました。

Q.入社のきっかけは?

奥井さん

私は人のためになる仕事をしたいと思っていて、警察、消防、自衛隊なんかも考えていました。最初は警備の仕事すら知らなかったんですが、求人を見たら面白そうだし、周りに警備を選んだ人もいなかったので、じゃぁ自分がやってみようかなと。最初は軽い気持ちで受けました(笑)。

元々はセコム株式会社に就職し、地元にUターンする際にセコム山陰に異動したという奥井さん。入社当時はどんな仕事をしていたのでしょうか?

奥井さん

最初は機械警備の警備員をしました。赴任地は神奈川県の厚木市だったのですが、まだカーナビが無い時代なので地図を見て走って覚えないといけなくて、土地勘がなくて本当に苦労しました。

Q.新入社員時代に思い出に残っているエピソードはありますか?

奥井さん

そうですね、事故が起きてお客様のところに駆けつけた時に、自分が対応したことによって被害の拡大を喰いとめることができたりとか。「ありがとう助かったよ」と言ってもらったときは役に立って良かったなと思いましたね。決して楽な仕事じゃないですけど、やりがいを感じる瞬間でした。

奥井さん

5年間現場で警備の仕事をやってから、コントロールセンターで指令業務を担当したという奥井さん。コントロールセンターとは、お客様の施設に付けているセンサーの信号などの情報が一手に集まる場所で、それを受けて現場に急行するスタッフに指示出しなどをするそう。失敗が許されない非常に重要な部署のため、だれでも担当できるわけではありません。

奥井さん

なんで自分に辞令が来たんだろうと思ったんですが、後からコントロールセンターの先輩が私を指名してくれたと知りました。何気ない日頃のやりとりをよく見てくれているんですよね。 コントロールセンターの仕事はとにかく忙しいです。電話が途切れることはないので、同時に2件の電話対応をしながら、パソコンを操作するのが日常でした。聖徳太子になれって言われていましたね(笑)。大変でしたが周りの先輩が助けてくれたので、やりきることができました。

日々の努力を見守り、仕事を任せる。そして困ったときにはサポートする。それを当たり前のようにしてくれる先輩たちがいるから、セコムグループでは人材が育つのかもしれません。

奥井さん

上司や先輩が普段の頑張りをしっかり見てくれているというのはよく感じますね。みんな部下の成長を心から願って、仕事だけでなくプライベートの会話もキャッチボールをして深い信頼関係を築いています。

浅中さん

「セコムグループ社員行動規範」っていうのがあって、その中の「後輩の指導」には「公私にわたる懇切な生活指導を心掛けること」という記載があります。仕事だけの表面上の付合いじゃなくて、プライベートにも触れられる深い人間関係を築こう…という教育をみんな受けるんですよ。血の通った温かみがある会社だと、私も常々感じています。

奥井さんは2003年にセコム山陰に転籍し、最初は山陰のコントロールセンターで仕事をしていたそう。その後、再び警備の仕事をしたり、営業をしたりと、様々な部署の経験を経て、今は警備員の教育指導関係や、職場環境の整備を担当しています。

奥井さん

今後は、社員が仕事をしやすい環境整備をさらに進めていくことが目標です。仕事がしやすい会社であることが社員の幸せにも繋がりますし、求職者の方にも魅力を感じてもらえると思うので。

そんな奥井さんは2人のお子さんを持つお父さんという一面も。休日はお子さんとの時間を大切にしており、平日にお子さんの用事で休みが必要な時は有給を使うのだと笑顔で教えてくれました。

Q.休みは部署によって違いますか?

奥井さん

現場の警備員の皆さんはシフト制で仕事しています。営業職や管理職、事務の方は平日が仕事で土日祝が休みのカレンダー通りです。みんな年間休日の日数は同じですので、その辺は平等ですね。

最後に、今後の目標と求職者の方へのメッセージをお願いします。

奥井さん

警備の世界は事務職とか製造業とはちょっと違うので、入口が狭いように感じる方も多いんですけど、全くそんなことはありません。やる気と、やりがいあるこの仕事を続ける意欲のある方に、ぜひチャレンジしていただきたいなと思っています。

角森さん

最後に、入社5年目、島根県松江市出身のシステムデザイン部、業務管理グループの角森由梨さんにお話を伺いました。就職活動の時に事務の仕事を探していたという角森さん。数ある会社の中からセコム山陰に就職を決めた理由は何だったのでしょうか?

角森さん

業種などは特に決めていなかったんですが、就職するなら名前の通っている会社にしたいと思っていて、そんな時にセコム山陰の求人を見つけて応募しました。

Q.入社後はどんな仕事からスタートしましたか?

角森さん

入社当時から今まで業務内容は同じで、情報事業の部署で事務職をしています。具体的には、電話応対とか、請求書関係とか、プロバイダー事業の登録業務とかですね。 事務職は今私が所属している情報系の部署か総務部が大半のため人数が少なくて、異動もあまりないんです。

新卒で入社したという角森さん。実際に社会人として働いてみてギャップを感じる部分などあったのでしょうか?

角森さん

学生時代は事務職が大変な仕事というイメージがあまりなかったんですけど、セコム山陰に入社して、事務職も重要な仕事なんだとイメージが変わりました。もちろん毎日残業があるとかではなくて、定時に帰れる時は帰りますし、メリハリを付けて仕事しています。

働く中で社会人としての責任感を育んでいったという角森さんに、職場の雰囲気や仕事のやりがいについて伺いました。

角森さん

私の上司は女性なんですけど、聞いたら優しく教えてくれるので、とても助かっています。 事務職は直接お客様対応をすることがほとんどないので、そういった面では他部署の方にくらべてやりがいを感じるポイントが少ないかもしれませんけど、「いつまでにこれをやる」とか、小さい目標を立ててそれをクリアすることで、自分の中でやりがいを見つけながら仕事をしています。

角森さん

Q.今後の目標は?

角森さん

入社して間もない頃、自分が苦労したことがあるので、後から入った人が同じ思いをしないよう、引継ぎをスムーズにする体制作りもしていけたらと思っています。 あとは、今のやり方が当たり前ではなくて、もっと効率よくできる方法があるんじゃないかと思うので、そういうことも考えながら仕事をしていきたいです。

自分で目標ややりがいを見つけながら、地に足を付けて仕事に取り組む角森さん。一歩一歩着実に社会人としての階段を上る彼女の原動力はどこにあるのでしょうか?角森さんにオフの日の過ごし方を伺いました。

角森さん

平日は室内にいるので、休みの日はなるべく外に出てリフレッシュするようにしています。家族でBBQをしたり、ドライブしたり。私はずっと松江で生活していますが、都会すぎず、田舎すぎず、人もそんなに多くなくて住みやすい場所だと思います。

思い切り働き、思い切り楽しむ。そんな充実した毎日を過ごせる環境があるからこそ、セコム山陰の皆さんの笑顔はキラキラと輝いているのかもしれません。

取材を終えて写真撮影をしているとき、浅中社長が部屋に掲げられた書について教えてくれました。そこに書かれている文字は中国語で「ふうた」と読むそう。「明るく、心広やかに、目的を達成する」という意味で、600以上あるセコムグループすべての支社や営業所、グループ会社にこの書が飾られています。

社訓

社員の幸せを願い、地域の安全を守るセコム山陰は、これからも人々の安心を守り続けるため、「志しを共にしてくれる仲間」を募集しています。

(2020年9月取材)

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