サンベ電気株式会社の求人情報

「社員ファースト」の働きやすい環境で、コミュニケーションと技術を磨く。

建設業(島根県 松江市)

松江市に本社があるサンベ電気株式会社(以下サンベ電気)は、島根県内の電気設備・工事を主に事業を展開し、県内各地6か所に拠点を持つ企業です。

創業は1971年。創業社長の出身地である大田市三瓶町で起業したことが、会社名の由来になっています。会社の方針にある「調和と協調」という言葉通り、チームワークが強く、誰でも意見が言いやすい風通しの良い職場が強みだというサンベ電気。

まずは、経営推進課長の泉頭(せんとう)直貴さんにお話を伺いました。

Q.主な事業内容を教えてください。

電気設備の設計・施工、管工事、電気通信工事、水道・消防施設工事など、一般家庭からビルや公共施設など多方面での仕事を行っています。浜田市・江津市にまたがるしまね海洋館アクアスや、松江市の島根県立美術館、大田市仁摩町の道の駅など、大型施設の受電設備工事から、改修・点検修理にも関わっています。

しまね海洋館アクアスの見どころであるシロイルカパフォーマンスプールの電気工事も担当したサンベ電気。シロイルカたちが行う人気のパフォーマンス「バブルリング」をイメージしたベンチは、青色照明をバックにたくさんのバブルが施され、まるで海の中にいるような雰囲気に包まれています。

一般家庭向け電気工事では、エアコンの取り付け工事や照明器具のLED化、コンセントの増設など身近なことから、将来のことを考えた太陽光パネル設置工事といった大掛かりな作業まで、様々な要望に応えながらサービスを提供しています。一般的になりつつある太陽光発電システムやオール電化は、節電や売電できるなどの経済的なメリットだけではなく、環境への配慮を考えながら、地球と人に優しいクリーンエネルギーとしても注目されています。

私たちにとって今や電気は必要不可欠なもの。しかし、電気が消費されるのに伴って、自然環境に影響を与えるのも事実。今後はいかに電気社会と自然が共存していくかが常なる課題です。電気を扱うエキスパートであるサンベ電気は、自然環境のことを考えながら、できる限りの方法で新たなサービスを地域に展開していく役目も担っています。

Q.従業員の人数を教えてください。

現在、従業員は62名で、そのうち女性は11名です。平均年齢は40歳くらいですが、20代は4割近く在籍しています。未経験で入社した中途社員もたくさんいます。

新卒の場合は、工業高校などで電気の専門分野を学んだ人が入社することが多いそうですが、中途の場合は、社会人になってから技術校などに通い、その後 入社されるパターンも。
もちろん、知識も経験もなく入社後に一から学ぶ人もいるそうで、現場で先輩に教えてもらいながら経験を積み、数年後に電気関係の講習を受けて資格取得という流れもあるとのこと。
会社として積極的に資格取得の支援を行っており、技術や知識を身に付けたいと思っている人には環境が整っています。

全体的に見るとやはり男性の割合が多いのですが、弊社は、「しまね女性の活躍応援企業」にも登録されており、今まで以上に女性が働きやすい環境づくりを目指しています。今のところ、役職がついている主任クラスの女性が一人います。あとは、育児休暇取得後、時短で職場復帰されている方もいるので安心して働いていただける環境だと思います。

全ての社員が安心でき、働きがいのある企業を目指しているサンベ電気。
女性はもちろん高齢者や障がい者、外国人などの採用も積極的に行なっています。

泉頭課長が今後の課題として挙げているのが「人材の獲得と育成」。その課題を解決していくためにも、サンベ電気ではさまざまな工夫や配慮がなされています。その一つが、「社員が安心して働けるための環境づくり」です。

会社のモットーとして掲げている「社員ファースト」の考えをもとに、長く働き続けられる職場にしていくことをはじめ、社員やその家族が安心して暮らしていけるよう、生活へのバックアップも重視しています。その中でも特に充実しているのが、「福利厚生」だと泉頭課長は胸を張ります。

Q.「福利厚生」の充実具合を教えてください。

定年は70歳までですが、75歳まで継続雇用があります。そして、100年時代を明るく豊かに生き抜くためにも資産形成の大切さを伝え、職場で積立NISAを奨励しており、 会社は口座開設した社員には毎月1000円の補助をしています。また、健康経営優良法人として、3年以上勤務する社員が3大疾病と診断された場合には見舞金を出す制度も敷いています。

一般的に知られている制度よりも、サンベ電気の支援はかなり充実している印象を受けます。「社員ファースト」を掲げる通り、会社が社員一人ひとりを第一に考え、経営層の目線ではなく、それぞれの社員の目線に立っているからこそできるサポートなのではないでしょうか。

では、続いて業務についてお聞きします。

Q.入社後の研修について教えてください。

新卒の場合、出雲市にある東部技術校と、松江市のポリテクカレッジで各2ヶ月ずつ研修に参加してもらいます。その際は寮に入るので、規則正しい生活によって社会性も身に付きますし、何より寝食共にする仲間たちとの繋がりもできます。4ヶ月の研修後は、配属先の各現場でOJTが始まります。

中途の場合は外部研修がなく、最初から現場でのOJTを行っていきます。先輩について学んでいきますが、未経験者だと独り立ちというところまでは大体3年はかかりますね。

ほとんどの社員が、現場で作業を行うとのことですが、技術面以外で何か気をつけた方が良いことはありますか?

忍耐力が必要な仕事ですし、どうしてもスケジュールの都合上休日や遅い時間までの作業も出てきます。何より電気は目に見えないので、確認や手順の遵守を怠ると取り返しのつかない事故が起こってしまう可能性があります。その危険を知っているがために、先輩からの指導が厳しくなることもありますが、我慢強く耐えてもらいたいと思います。また、挨拶や声を出すことは徹底しているので、体育会系と言われればそうかもしれませんね。

大型施設やマンションなど、高い足場では落下の危険、さらに電気工事士は感電にも細心の注意を払わなければなりません。一歩間違えば命に関わる作業であるため、一人ひとりが慎重かつ正確に作業を進めていくことはもちろんのこと、「声を出し、コミュニケーションを取り合うこと」が重要だと泉頭課長は言います。普段から社員同士、あるいは関係者としっかりやり取りすることも、円滑に作業を進めていくために必要なことなのです。

社内外問わずコミュニケーションを大切にすることで、地域の信頼を得て、次の仕事に繋げていくことができるのかもしれません。

Q.社員がやりがいを感じるのはどんな時だと思いますか?

やはり、建物の照明がついた瞬間はたまらない気持ちになると思います。自分が携わったものが後々まで残るので、数年後にそこを見た時に「ああ、自分が頑張ってやった案件だな」と思うことがあるなど、目の前の光景を見てやりがいを感じることが多いのではないでしょうか。

私たちの暮らしに直結する電気のことだからこそ、身近にやりがいを感じ、誇りに思う気持ちを持ってもらいたい。そういう意味でも、地域のお客様に寄り添い、要望や困りごとに対応する真摯な姿勢が、地域貢献の一つに繋がるものであり、大切なポイントでもある、と泉頭課長は語ります。

Q.これからどんな人に入社してもらいたいですか。

お客様と接する仕事でもあるので、明るい表情の方が良いですね。笑顔で対応できるとお客様にも喜ばれると思います。
あとは常に向上心を持ち、毎年成長を実感できる人。自分自身が成長しながらやっていこうという気持ちを持っていれば、技術も信頼も得ることができるでしょう。みんなと一緒にやっていける協調性も大事だと思っています。

Q.最後に求職者の方にメッセージをお願いします。

資格や経験の有無は気にせず思い切って飛び込んできてください。
仕事をしながらでも資格は取れますし、やる気があるなら必ず成長できる会社です。
会社が指定している資格なら講習料や受験料などは全額負担します。ぜひ一緒に働きましょう!

職場内の雰囲気が良く、とてもアットホームな空気感が漂うサンベ電気。
毎年夏に1度、全社員が集まって大田市の国立三瓶青少年交流の家で勉強会や情報交換の場が開かれており、夜はお酒を飲みながら別の営業所の社員たちと盛り上がることも。
同世代の仲間たちと日頃の悩みを言い合える機会にもなっているそうで、こうしたイベントが社内全体の空気感を作ることに一役買っているのでしょう。

また、電気を扱う会社として、毎年12月に各営業所の社屋をクリスマスイルミネーションで装飾することが恒例となっているそう。年を追うごとに消費電力の少ないストリング(太陽光パネル同士を接続して構成した直流回路)を使用しているとのことで、節電や環境へ配慮しながら、地域を照らし通りかかる人々の心をほっこりと温かな気持ちにしてくれます。

続いて、出雲市出身で入社2年目の工務係・勝部裕也さんにお話を伺いました。

Q.この会社に入社したきっかけを教えてください。

高校卒業後は地元で医療品製造の仕事をしていました。高校生の頃は、それほど真剣に就職のことを考えていなかったので、給与などの条件面だけで就職してしまったところもありました。
働いていくうちに、自分にはこの仕事が合っていないかもしれないと思い始め、転職を考えるようになりました。

工業高校の電気科を卒業した勝部さん。せっかくなら学んだことを活かせる仕事に就きたいと思い、電気関係の仕事を探すことに。電気工事の仕事をしている知り合いから話を聞く中で、自分がその職場で働く イメージも湧き、県内でよく知られている サンベ電気への入社を決めました。

Q.入社してからどんな仕事をしていますか?

私は中途採用だったこともあり外部での研修はなく、初日から現場に行きました。最初は本当に何もわからなかったんですが、1年半経った今は徐々にですが、先輩から単独の仕事を任されることも増えてきました。いろいろな現場の応援に行くことが多く、つい最近は個人病院の改修工事に携わりました。

その他にも、出雲市内のマンションや複合施設など、地元の人が聞けばすぐに思い浮かぶような建物でも作業をしてきたそう。

現場がマンションであれば、高所での作業は命に関わる危険性と常に隣り合わせの状態。エレベーターが設置されるまでは、高層階まで自力で上がる必要があるため、常に緊張感を持ち、しっかりと先輩の指示に従って、声を出しながら作業を進めていった、と勝部さんは作業時のことを思い浮かべながら話してくれました。

Q.この仕事のやりがいはどんなところですか?

建物が完成した時は、家族や知人に「ここは自分がやったよ」と自慢できるところですかね!他の人に誇れる仕事ができることにやり甲斐を感じています。

では、仕事で辛いことを挙げるとしたら何かありますか?

出雲市多伎町の海岸沿いにある複合施設で新設の作業をしている時は、風が強くて大変でした。施工の難しさよりも、環境や気候の厳しさが一番辛いですね。
施工技術がまだ身についていないのも辛いと言えば辛いですけど、今はまだすべてが難しいので・・・(笑)。

特に冬は雨や雪が多く、冷たい風が吹き付ける島根県の天気ですが、屋外での仕事は大雨などの悪天候でない限り、カッパを着ながら作業を行うこともしばしばあるそう。

今後の目標はとにかく技術を身につけていくことだという勝部さん。目下のところだと、図面を引けるようになることだそうで、まだまだ覚えることはたくさんあると苦笑いする勝部さんですが、「独学でもできると思いますが、やはり先輩に聞きながら正確に覚えていきたい」と学ぶ姿勢を持ち続けています。

話を聞くだけでも大変さが伺える業務ですが、勝部さんにとってこの仕事を続けていけるポイントは何なのでしょうか。

「自分の仕事でお客さまの笑顔を創っていきたい」という目標があるからです。将来の自分のためにもなりますし。資格取得も含めて成長したいと思います。

何もわからないところからスタートし、難しい業務をこなしながら日々成長していく勝部さん。インタビュー中もネガティブな言葉は全くなく、話す口ぶりから、なりたい自分に近づくため自分磨きをしながら仕事に向き合っていることが伝わってきました。

Q.社内の雰囲気はどうですか?

出雲営業所は若い人が多いです。特に自分と歳が近い20代前半の社員がたくさんいるので、話はしやすいと思います。時々、仕事が終わった後に若いメンバーだけで飲みに行くこともありますよ。

年が近い社員とはプライベートでも遊びに出かける仲だとか。社内に距離の近い親しい仲間がいるのであれば、お互いに悩みを相談できますし、技術の習得も切磋琢磨しながら一緒に頑張っていけそうです。

第一土曜以外は基本的に土曜・日曜・祝日が休日というサンベ電気。
勝部さんにオフの過ごし方も聞いてみました。

ずっとサッカーを続けていて、今は社会人サッカーのチームに所属しています。普段は出雲ドームで練習しているんですが、リーグ戦が始まればほぼ毎週試合がありますね。

2022年に中学時代の同級生と結婚したばかりだという勝部さん。毎週のようにサッカー漬けだと、なかなか夫婦で過ごせないのではないか訊ねると、「そもそも仕事の休みが合わないので、一緒に過ごすことは少ないかもしれません」と笑います。

あとは、けっこう温泉に行きます。割と決まったところばかりなんですけど。
お気に入りの温泉は出雲市の北山温泉です。サウナも好きなんですが、それはまた別のお気に入りがありますね。

お気に入りの温泉やサウナでリフレッシュをする。源泉豊富な島根県ならではの贅沢な過ごし方ですね。充実した余暇を過ごせることは 、島根県で仕事に就くことの大きな魅力になりそうです。

話を聞く限り、仕事とプライベートのバランスが取れていて、オン・オフもメリハリのある切り替えができており、どちらにも全力を注げる今の環境に満足しているようです。

ここで生まれも育ちも出雲である勝部さんに、改めて島根の暮らしについて聞いてきました。

Q.島根や出雲の良いころはどこですか?

時々、県外に遊びに行きますが、都会から帰ってくるとやっぱり落ち着きますね。「島根はいいな〜」と思います。これまで県外で暮らしたことがないのでわかりませんが、出雲の良さは自然が多くて、優しい人が多く、何より治安が良いってことですね!

高校卒業後、県外での就職はまったく考えていなかったという勝部さん。その理由は「住み慣れた出雲を離れたくなかったから」。子どもの頃から慣れ親しんだ街に愛着を持ち、地域を支える存在として、これからもステップアップし続けていくことを期待しています。

厳しい現場の作業であっても、若い社員たちが前向きに仕事に取り組んでいるサンベ電気。「社員を大切に思いながら、一人ひとりを育てていく」という会社の思いが、きちんと社員の皆さんに伝わっているからこそ、安心して職務を遂行できていると言えるのではないでしょうか。企業と社員のそうした姿勢が、顧客に対してより良いサービスを提供することに繋がっていく最大の理由かもしれません。

サンベ電気は自分自身を成長させながら、電気事業を通じて、地域の人たちへ貢献できる魅力ある職場です。ぜひ、あなたも一緒に働きませんか?

(2023年12月取材)

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