株式会社中筋組の求人情報

夢ひとつで、世界は変わる。仕事を通じて社会に貢献し、地域の未来を彩る一翼を担おう。

建設業(島根県 出雲市)

歴史のロマン香る出雲市に、島根県屈指の規模を誇る総合建設業「株式会社中筋組(以下、中筋組)」があります。地元の人ならだれもが知っている大規模施設の建設や、数えきれない地域貢献活動などを行い、出雲市の発展と共に歩んできたと言っても過言ではありません。

そんな中筋組で働く面白さ、魅力とは、一体どのようなものなのでしょうか?
事務統括本部 管理部次長の矢田誠さんにお話を伺いました。

弊社は総合建設業として、土木・建築・港湾工事等を行っています。傘下にグループ会社が7社あり、中筋グループ全体で見ると建設関係はもちろん、ガソリンスタンド、情報通信業、食品関係など、様々な分野に事業展開しています。

中筋グループは、出雲市役所や島根県立中央病院の建設、出雲大社前の神門通り整備など、地域のシンボルともいえるような数々の事業に携わっています。

中筋グループが手掛けた出雲市役所新庁舎

Q:中途で特に積極採用しているのはどんな職種ですか?

設計や施工管理などの建築技術職ですね。30~40代の社員が少ないので、経験者の中途採用でその枠を強化したいと考えています。建築は一人前になるまで10年かかると言われますから、建築士や建築施工管理技士などの資格を持ち、色んな現場を経験した方が入社してくれるととても有難いですね。

総合建設業は島根県内に数多く存在しますが、中筋組だから経験できる「技術者としての面白さ」があり、それを求めて転職してくる方もいらっしゃるそう。

弊社では、出雲市役所のような大きな建物だけでなく、民間の住宅やリフォーム、小売店などの小規模な店舗なども手掛けているので、大きなものから身近なものまで幅広い経験ができるんです。

中筋組が建設した民間住宅

矢田次長によると、例えば都会の大手ゼネコンなどは、大規模工事に関わることができる一方で、数年間同じプロジェクトに従事したり、設計部なら設計だけ…というように分業化が徹底されており、幅広い経験を積むことはなかなかできないとのこと。

逆に民間の住宅等を中心に手掛けている企業の場合は、大きな工事に関わることができないため、その両方の面白さを併せ持つ中筋組は、技術者の皆さんにとってこの上なく魅力的な職場と言えるのかもしれません。幅広い知識が求められるため楽ではありませんが、このハードルこそが面白いポイントとのこと。

別の会社で土木関係の仕事をしていた方や、元大工の方などが「もっと大規模な現場で監督をしたい」と入社してくれたこともありますし、20代でゼネコンから転職してきた男性社員もいます。

彼は現場の職人さん達から「そんな大手におったかね」と可愛がってもらっているそうで、仕事の面白さだけじゃなく、労働環境や人の温かさも良いと言っていましたね。今は一級建築士の資格も取ってバリバリ働いていますよ。たくさんの方に島根でもこんな素敵な仕事ができるんだと知ってもらいたいですね。

様々な人が自分にとってのやりがいを見出して働けるからこそ、それが良い仕事に繋がり、今日の中筋組を形づくっているのかもしれません。

そんな中筋組で働く皆さんの誇りの1つとなっているのが地域貢献です。創業からこれまで、地元の方と二人三脚で長い歴史を刻んできた中筋組。その恩返しとして、数えきれないほど様々な地域貢献活動をしてきたそう。

Q:これまでにどんな活動をしてきましたか?

そうですね、見守りや清掃活動などはもちろんですし、小中学校の壊れたところを直したり、子どもたちが実際の現場で重機に乗れる見学会を開いたり、建設業ならではの活動も積極的にしています。

その他にも、有名な画家の方に出雲神話の紙芝居を作ってもらい、島根県内の小学校などに配ったり、返済不要な奨学金「中筋給付特待生」制度に協力するなど、多種多様で壮大な取り組みをしています。中筋組ではこうした取り組みを評価され、県をはじめとした様々な団体から感謝状を贈られるケースも多く、なんとWebサイトでの紹介が追い付かないことも。

中筋グループでは「社会のために存在し、社会と共に繁栄する」「社会の利益につながる誠実な仕事をする」という経営信条・基本理念を受け継いでいて、社員一人ひとりのDNAとして根付いています。その気持ちがこういう色々な活動に表れているんだと思います。

「活動の規模が大きいだけに、やる時は大変なんです。」と冗談めかして教えてくれた矢田次長。このように、仕事だけでなく地域貢献活動でも地元の役に立っているという実感が持てることが、社員の皆さんの誇りに繋がっています。

続いては、中筋組の今後の展望についてお話を伺いました。

Q:今後の展望について教えてください。

建設業というのは、地域に絶対になくてはならない産業です。衣食住の住空間を造るのもそうですし、道路や河川の整備、万が一災害が起きた時の復旧など、非常に重要な役割を担っています。

なので、その地域で一番の建設業であり続ければ、我々は社会に貢献しながら生き残っていくことができるんです。それが事業の拡大に繋がって、社員に還元され、みんなが幸せになっていく。こういう循環が重要だと考えています。

そのために、まずはメインの建設業でこれからも技術力を磨き、生き残れる企業であり続けたいと語る矢田次長。
近年は建設業のあり方も変わってきており、新しい構造物を建てるよりも既存のインフラを長く使えるよう整備する仕事が増えているそう。その時代の流れに対応するため、新しい技術を学び、磨いて、挑戦していくと熱く語ってくださいました。

中筋組の社屋

続いては、中筋組の働く環境について伺いました。労働環境改善に積極的に取り組んでいるとのことですが、一体どのような取り組みをしているのでしょうか?引き続き矢田次長にお話を伺いました。

従来の「危険、汚い、きつい」という3Kのイメージだと、未来を担ってくれる若者も就職してくれませんから、「給与、休日、希望」の新3Kを実現していくことが重要だと考えています。
中筋組だけじゃなく業界全体として、この新3Kに取り組んでいるところです。

完全週休2日制や、毎週水曜日と給料日のノー残業デーを導入し、ワークライフバランスの向上を図ったという中筋組。最近では社内だけでなく、工事の発注者側にもその意識が定着してきており、労働環境が大きく改善されたそう。

ノー残業デーを導入したころはみんな聞かないので、私が「帰れ!帰れ!」と言いながら社内を回っていました。今はノー残業デーに残業になりそうな人は、うろたえながら頑張ってるっていう(笑)。それくらい浸透しましたね。

とは言え、労働時間を削るだけでは工期に遅れが出てしまうため、IT技術を駆使した工法を取り入れるなどで生産性を上げ、工期・品質・社員のワークライフバランスの全てを満たした理想的な形を作り上げています。

地元の建設業を牽引するリーディングカンパニーとして、中筋組はこれからもっと注目を浴びる存在となるのかもしれません。

続いては入社後の研修や、資格取得についてお伺いしました。
中筋組では、中途採用の場合はそれぞれのスキルに合せてOJTで研修を行うそうですが、その後どのようなキャリアアップができるのでしょうか?

Q:入社の後のキャリアアップについて教えてください。

弊社では資格と役職が連動していて、「土木施工管理技士」「建築施工管理技士」「建築士」の2級を取ると主任にステップアップします。更に1級を取ると技士長という役職になり給与も上がりますし、資格手当もつきます。
特に1級建築士は合格率が10%~20%の超難関なので、資格取得で報奨金30万円、毎月の手当は2万円となっています。

その他にも、資格の難易度に応じて受験費用を会社が負担したり、資格取得のための授業料を100万円まで低額の利子で借りることができるなど、支援制度も充実しています。

社内報には試験に合格した人の喜びの声や勉強の苦労話なんかを写真付きで紹介しています。それを見た人が「自分も頑張ろう!」と、奮起してくれる良い刺激になればと思っています。

取材をしていた最上階の展望スペースは、なんと「家に帰る前に勉強できるスペースが欲しい」という社員の皆さんの声から生まれたそう。

資格の取得は社を挙げてバックアップしており、試験日程が決まると上長が試験勉強に集中できるよう有休取得を勧め、会社で勉強して帰る社員の方も増えているとのこと。出雲市を一望できるこの展望スペースは、中筋組の思いやりや、恐れず挑戦し続ける姿を体現しているようでした。

Q:最後に求職者の方にメッセージをお願いします。

弊社の社長が「私たちは生きてるんではなくて、生かされている。」とよく言うんですよ。中筋グループは長い歴史の中で経営の危機に直面したこともありますが、地域の方々に支えられ、生かされて今日まで続いてきました。その感謝の気持ちを持って一緒に働き、生きていきたいと思ってくださる方にぜひ入社していただきたいと思っています。

続いては、従業員代表として経営企画部 総合事務職の斎藤美由希さんにお話を伺います。

中筋組だけでなく、グループ全体の運営に関わる業務も多い経営企画部では、これまでに経営に関わった経験がある方を積極採用しています。斎藤さんはどのような経緯で中筋組に入社したのでしょうか?

私は大学進学時に上京して、そのまま東京で就職、結婚、出産をしました。でも子育てをするならやっぱり島根が良いと思い、子どもが1歳の時にUターンして、その後中筋組に入社しました。

Q:子育てするなら島根がいいと思ったポイントはどこですか?

子どもをのびのび育てたいと思っていたので、広い保育園で園庭もあって…という島根の環境はすごく良いなと思いました。都会だとマンションの一室が保育園という場合も多いので。

小学校4年生と1年生のお子さんの子育てをしながら働いているという斎藤さん。休日は畑で農作業をしたり、長期休暇にはキャンプに行ったりと、自然を満喫しているそう。現在は自身のご両親と同居しており、毎日のお迎えやお子さんが体調を崩した時のサポートなど、とても助かっていると快適な島根ライフを教えてくれました。

現在は経営企画部で活躍している斎藤さんですが、前職で経理の仕事をしていた関係から最近まで中筋組でも経理を担当しており、現在の部署には今年異動したばかりとのこと。

専門職はもちろん別ですが、事務職員の異動は時々あるんです。グループ会社間で異動することもあり、私も最初は別のグループ会社に所属していましたよ。グループ会社は1社だけ隣の松江市ですが、他は全て出雲市内なので転居を伴うような異動は基本ありません。

Q:経営企画部では具体的にどのような業務をしていますか?

本当にありとあらゆる業務があるので、何と言いにくいところですが(笑)。経営会議の資料を作ったり、資金繰りなどの管理や、就業規則の検討なども行っています。税務・法務で分からないことがあると外部の専門家と相談しながら進めていきます。突発的な社内事業や行事などの段取りやとりまとめなどもありますね。それに加えて、毎日色々な仕事が入って来るので、その対応を随時しています。

中筋組だけでなくグループ全体が円滑に回るために不可欠な部署である経営企画部は、何と3名だけで運営されているそう。業務の幅が広いため、様々な知識や経験が必要になる責任あるお仕事です。

まだまだ経験が足りませんが、仕事をしていく中で知識を身に付けて成長できることにやりがいを感じますね。

非常に難しいと言われる建設業経理士1級の資格を、子育てしながら取得した斎藤さん。一体どのように工夫し、試験勉強をしていたのでしょうか?

Q:資格はいつ取得しましたか?

経理部にいるときに取りましたが、子どもがまだ小さかったので本当に大変でした。財務諸表、財務分析、原価という3科目があるんですが、別々に受験ができるんです。子育てしながらだと勉強時間がなかなかとれないので、ひとつずつ順番に取得していきました。

昼休みやお子さんが寝てからの短い時間を活用し、難易度の高い資格に見事合格した斎藤さん。勉強していた期間は先輩達が様子を気にかけ、励ましてくれたそう。それを乗り越えた経験が今の活躍に繋がっているのでしょう。

続いては、従業員の立場から見た、中筋組の福利厚生やワークライフバランスについて伺いました。

Q:普段は残業がありますか?

あまり無いですね。今の部署に来てから多少増えましたが、経理部の時はほとんど定時で帰っていました。

Q:福利厚生についてはいかがでしょうか?

産休・育休については特に充実していて、最近はすべての女性社員が取得していますね。妊娠を機に退職した人はここ最近聞いたことがありませんし、1年しっかりお休みを取る社員が増えています。
グループ会社では子育てのために時短勤務をしている男性社員もいますよ。

その他にも、中筋組では時間単位の有休取得や、希望者の時短勤務なども取り入れており、様々な環境の方が安心して長く働ける環境が整っています。最近は現場で活躍していた土木技術職の女性が妊娠を機に内勤の現場IT支援の担当に異動するなど、一人ひとりに配慮したきめ細やかなサポートも行っているそう。

誇りを持てる仕事と、従業員の皆さんがのびのびと働ける環境、そして地元への大きな愛が、今日の中筋組の発展を支えているのかもしれません。

Q:斎藤さんが楽しく仕事を続けられる秘訣は何ですか?

まず、仕事と家庭のバランスが取りやすいことですね。有休も取りやすいので、その辺のストレスは全くありません。あと、女性社員の人数は少ないんですけど、仕事の合間のちょっとしたおしゃべりが気分転換になります。人間関係が良好なのも大きいですね!

斎藤さんのお話を伺っていると「良い仕事ができる環境」が、いかに大切かがひしひしと伝わってくるようでした。

Q:最後に求職者の方にメッセージをお願いします。

かつて3Kと言われた建設業も変わりつつあります。大変なことももちろんありますが、それを乗り越えたときの達成感はなかなか味わえないほど大きなものがあると思っています。現場の方はもちろん、事務も現場を下から支えて、社員一丸となって地元に貢献できる会社だと思うので、ぜひ中筋組で一緒に働きましょう。あと、女性の技術者も絶賛募集中ですので!

インタビューの後は、取材の窓口を務めてくれた管理部の福田さんに案内していただき、斎藤さんの働く様子を見学したり、矢田次長と一緒に写真撮影をしました。出雲弁や笑い声が飛び交い、働く人の笑顔が溢れる様子は、聞かなくても居心地が良いと分かるほど。

中筋組の一員となり、地域の明るい未来を切り開いていくのはあなたかもしれません。

(2021年11月取材)

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