株式会社丸共の求人情報

愛する奥出雲の暮らしをもっと豊かにするために。さあ、失敗をおそれず、チャレンジしていこう。

解体工事・リサイクル事業(島根県 仁多郡 奥出雲町)

外観写真

豊かな自然が広がり、「島根の米どころ」としても知られる仁多郡奥出雲町。株式会社丸共(以下、丸共)は、穏やかな時間が流れるこの土地に根差し、地域と共に成長してきました。昭和29年に創業者である内田慶吉さんが、牛を引いて貨物を運んだのがスタートだったという丸共。今では、運送、ガソリンスタンド、家屋解体、産業廃棄物処理、コンビニエンスストア経営などにも進出し、地元に無くてはならない存在として、奥出雲町の人々に愛されています。

そんな丸共で、仕事や職場の魅力、地方だからこそ味わえる楽しさや働き甲斐についてお話を伺いました。インタビューのトップバッターは、運送部課長の立石賢弥さん。管理職代表として、まず丸共の事業内容について教えていただきました。

立石さん
立石さん

丸共には、運送部門、家屋の解体部門、リサイクル部門、ガソリンスタンドの4つの部門があります。一番業務のウエイトが大きいのはリサイクルや解体あたりですね。

Q.運輸業からスタートしたと伺いましたが、どのように事業を拡大していったのですか?

立石さん

創業時は牛を引いて貨物を運んでいたんですが、次第に車が普及してきました。そうすると燃料が必要になりますが、この辺りには給油できる場所が無かったので、ガソリンスタンドの経営にも進出しました。 その次は解体業、その次は解体したものを集めたり処理できるように…ということで、リサイクル事業をスタートして今に至ります。

地域のニーズに応じて事業を拡大してきたという丸共。その歩みは、単に一企業の歴史というだけでなく、町が発展のする1つの礎と言っても過言ではないのかもしれません。

現在の丸共は3代目社長である内田功一さんが率いており、従業員数はパートタイマーの方も含めて40名ほどに拡大。20代の若者や女性も多く、様々な人材が活躍できる職場となっています。

運輸業では大型自動車を運転することもあるそうですが、新卒や未経験で入社した方はどうしているのでしょうか?

立石さん

資格が必要な業務もありますので「資格支援制度」という、会社が資格取得の費用を全額負担する制度があります。この後で取材に応えてくれる古川さんは、未経験で新卒・高卒で入ってくれたので、この制度を利用して資格を取得していますよ。

Q.どんな資格の取得を推進していますか?

立石さん

運転免許だったら、トラックの準中型、中型、大型、牽引、フォークリフト、あとショベルカーなどの車両系建設機械の資格取得も推進しています。

ショベルカー

実際に資格支援制度を利用したという入社1年目のルーキー 古川晃希さんは、立石さんと同じ運送部の所属。最初に準中型自動車免許を取得し、その後フォークリフト、建設機械の資格と、既に複数の資格を取得したそう。仕事で使うトラックの運転に最低限必要な、準中型自動車運転免許を取得するには教習所に通わなければなりませんが、仕事をしながらどのように資格を取得したのでしょうか?

古川さん

実は準中型免許を取ったのは入社前なんです。高校の在学中に内定をもらって、普通自動車運転免許を取る時に「準中型自動車免許も併せて取得してね」と、入社前でしたけど費用を負担してもらいました。 中途の方は業務終わりとか中抜けをして教習所に通っているみたいです。

Q.ほかにどんな資格取得が必要になりますか?

立石さん

ガソリンスタンドだったら、危険物取扱者の乙4を取得してほしいですね。ガソリンスタンドでは必ず有資格者が1人は現場にいなければならないので、入社後の資格取得を推奨しています。 危険物取扱者の資格があると時給もアップするので、アルバイトの学生さんにも積極的に資格を取るよう促していますよ。

なんと、社員だけでなくアルバイトの学生にも手厚いサポートをしているという丸共。雇用形態に関わりなく、人を大切にし、支え合うことが当たり前のように根付いているこの社風こそ、「丸共らしさ」なのかもしれません。

古川さん

業務に必要な資格を取得した後は、どのように仕事をこなしていくのでしょうか?古川さんにご自身の入社後のステップアップを教えていただきました。

古川さん

入社から3カ月位は上司である立石さんに同行して現場を回り、仕事を覚えていきました。最近やっと自分1人で現場にいくようになったところです。行先は島根県内や鳥取県の境港あたりまでがほとんどです。

1人で運転して現場にいくことに対して、最初は怖い気持ちもあったという古川さん。それでも毎日懸命に仕事をする中で自信をつけ、「仕事をきちんとこなそう!」という気持ちが強くなっていったそう。 まだ仕事を始めたばかりで土地勘がない古川さんですが、社員全員に支給されているiPadをナビに使っているので、道に迷って困ることは無いと教えてくれました。

Q.iPadはナビ以外にどう活用していますか?

立石さん

iPadは4~5年前に導入されまして、一番の目的は情報共有ですね。みんないろんな現場に行くので、素早く情報共有するためにチャットツールを使っています。情報共有が遅いと、お客様にも迷惑かかることもありますから。

Q.実際に情報共有が役に立ったシーンは?

立石さん

出先で車が故障するなどのトラブルが起きた時や、分かりにくい現場へのルートを共有したり。あとは、各部署にあるマニュアルの電子化も進めています。

渡部さん

管理職として、現場の第一線で活躍する社員として、精力的に仕事に取り組む立石さんに、仕事のやりがいについて教えていただきました。

立石さん

お客様と直接会う機会が多いので、感謝の言葉とか、励ましの言葉をいただいた時はやはり嬉しいですね。あと、例えば1トンくらいあるような重量物だったり、機械類などの特殊なものを無事に運べた時も、手ごたえというか、達成感を感じます。

Q.運送部で運ぶ荷物はどんなものが多いですか?

立石さん

普通の荷物もありますし、農産物、産業廃棄物の収集運搬も。それから重機などの建設機械も運びます。建設機械は自分で運転して運搬車に乗せたり降ろしたりもしますよ。 幅広くいろんなものを運びますから、その品物に応じた適切な運搬ができるスキルが必要になります。

特定の荷物の運搬に特化するのではなく、幅広いニーズに対応できるのも丸共の強み。地元の人たちから頼りにされるその事業展開は、「愛する奥出雲の暮らしを、もっと豊かにするために」という企業のポリシーの現れです。 これから更なる飛躍を目指す丸共では、どんな人材を求めているのでしょうか?

立石さん

お客様と直接接する機会が多い仕事なので、黙々と作業するより、人と接することが好きな方の方が楽しく働けるかもしれないですね。 あと、これは私の意見なんですけど、あいさつと返事がしっかりできることがまず大切だと思います。なので、そういう基本的なことからきちんと対応してくれる、素直さを持った人に丸共の仲間に加わっていただきたいです。

挨拶や返事は当たり前のことかもしれませんが、その「当たり前」をいつでも気持ちよく返してくれるからこそ、丸共は奥出雲町の皆さんに愛され続けているのかもしれません。

最後に立石さんから求職者の方にメッセージをいただきました。

立石さん

入社したら、何にでもチャレンジしてみてほしいです。間違ってても良いんですよ。とにかくまずやってみること。うちの会社では失敗は経験だと考えているので、たとえ失敗しても、頑張りは必ず評価されます。 それから、最初はだれでも未経験です。周りが必ずサポートするので、独り立ちできる日も早いですよ。興味があったら、ぜひ求人に応募してください!

丸共では若くして管理職に登用されるケースも多いそう。失敗を恐れずチャレンジすることを称え、若者でも、未経験でも、活躍できる舞台が整えられていることが、丸共に若者が集まる秘密なのかもしれません。

立石さん

続いて、従業員代表のお二人から入社後のステップや、普段の仕事のことなどを教えていただきました。運送部からは先ほどもお話を聞かせてくれた古川晃希さん、ガソリンスタンド事業部からは加茂給油所の渡部翔さん。

渡部さんは広島からのIターンで、中途入社とのこと。全く違う経緯で入社したお二人が丸共を就職先に選んだのは何が決め手だったのでしょうか?

渡部さん

5年くらい前に妻の実家がある雲南市に引っ越してきました。 車が趣味なことと、高校生の時にガソリンスタンドでアルバイトした経験を生かしたいなと思っていて。そんな時に客として利用した丸共のガソリンスタンドがハキハキしていて気持ちが良いな…と思って求人応募しました。

古川さん

僕は求人を見てパッと目に付いたのが丸共で、福利厚生もしっかりしてたので、「とりあえず…」という軽い気持ちで会社見学に行きました。実際に来てみたら若い人が多くて、会社の雰囲気も楽しそうだったので、ここで働こうと決めました。

Q.入社後も「楽しい職場」というイメージは変わらないですか?

古川さん

会社見学の時は先輩達と直接話す機会はほとんど無かったんですけど、入社して先輩たちと話してみるとみんな明るくて、イメージよりずっと楽しい職場でした。 さっき立石課長が言っておらましたけど、失敗も経験した方が良いという考え方なので、仕事でつまずいた時も「自分も昔あったから、気にせんでいいよ」って言ってもらえて、心に余裕が持てました。

会社見学やお客さんという形で、外から丸共を見て好感を持ったという渡部さんと古川さん。「入社したらもっと楽しい職場だった」と素直に紡がれた言葉は、古川さんの屈託のない笑顔と共に、強く心に残りました。

集合写真

続いて、それぞれの部署で活躍するお二人に、担当している業務内容を教えていただきました。

渡部さん

主に在庫管理とか、オイルや部品の交換、給油作業をしています。あと、キャンペーンの時には声掛け隊長も。同じ職場の人に「前のキャンペーンではこういったら成果が出た」と過去の事例を教えたり、お客さんにこういうこと聞いてみたらいいよとアドバイスしています。

古川さん

建物の解体現場に行って廃材を運搬したり、分別した廃材を処分場に運ぶことが多いです。 僕はまだあまり大きな車に乗れないので、重機の運搬は少ないかな.…。小さいものなら自分も運んだことがありますけど。大型トラックの免許を取って、仕事の幅を広げていきたいです。

自分が体験した好事例を職場で共有したり、目標を持って仕事をしているという渡部さんと古川さん。昨日より今日、今日より明日と、地に足を着けて一歩一歩成長しています。

渡部さんと古川さん

続いて、仕事のやりがいや今後の目標について教えていただきました。

Q.仕事のやりがいは?

古川さん

お客様からありがとうと言葉を掛けてもらえた時ですかね。あとは、新卒入社で何もかも初めてな自分にも色んな業務を任せてくれるので、日々やりがいを感じながら仕事ができています。

渡部さん

僕も一緒で、お客様から喜ばれたり、「どげしたらいいか?」と頼りにしてもらえた時にやりがいを感じます。そうやって自分を覚えてもらえたら、次にもつながりますし。 例えば、タイヤ交換の時期に「このタイヤまだ使えるか?」と相談があって、お客様のご自宅に見に行ってたりもします。

一般的には交換するタイヤを自分で持ち込みますが、地域密着型の丸共では時にお客様のご自宅に伺うこともあるのだとか。「混雑時になると、お客様に待ってもらわないといけないじゃないですか?取りに行ったら、お客様も待たなくて済むし。」と、当たり前のように話す渡部さん。

「ルール」や「一般的には」という物差しではなく、「地域の人のために」というぶれない丸共の心意気が、従業員の皆さん一人ひとりの心に、確かに息づいているようでした。

Q.今後の目標は?

渡部さん

危険物取扱者の資格をまだ持っていないので、まずはそれを取ることが目標です。 それから、ゆくゆくは所長になること。何か困ったことがあれば、すぐに相談してもらえるような、頼りがいのある所長になりたいと思っています。

古川さん

先ほども言った免許取得と、もっとお客様としっかり関わり、信頼関係を築けるような仕事がしたいです。 先輩は挨拶とか、声をしっかり出すとか、お礼の言葉をしっかり言うとか、そういう基本を徹底しているので、僕も真似していきたいと思っています。

とても楽しそうに仕事の目標を語る渡部さんと古川さん。聞くと、職場内だけでなくお客様もフレンドリーな方が多く、コミュニケーションが取りやすいのだとか。 ガソリンスタンドで毎日多くのお客様を対応している渡部さんに、顔見知りのお客様が多いのか尋ねると、「ほとんど知ってる顔です(笑)。」との返答が。

丸共の働きやすさは職場環境だけでなく、奥出雲町の穏やかで温かい土地柄が相まって生まれた、類まれなるケースなのかもしれません。

サービススタッフ

続いて、Iターンで子育て中の渡部さんに、島根の暮らしやすさや子育て環境について伺いました。

渡部さん

こっちは自然が豊かですし、子どもの医療制度とか、色んなお店でサービスが受けられる“こっころカード”も便利だなと思います。雲南市の子育て支援制度も色々あるので、環境はとても良いんじゃないかと思います。

Q.お休みは不定休ですか?

渡部さん

実は日曜日がガソリンスタンドの定休日になったんですよ。残業もあまりありませんし、家族との時間が取りやすくなりました。

田舎暮らしに最初は驚きもあったという渡部さんですが、島根の生活は楽しい発見も多かったそう。今ではすっかり地元の一員として、雲南市に溶け込んでいます。

最後に、渡部さんと古川さんからも、求職者の方へのメッセージをいただきました。

渡部さん

本当に「アットホーム」という言葉がぴったりな職場です。気さくな人が多いので分からないことがあっても聞きやすいですし、スキルアップするとしっかり評価してくれるので、働き甲斐がある環境だと思います。

古川さん

自分のように未経験でも、しっかりサポートしてくれるので安心して働けます。 職場の魅力は会社に来ていただけたら分かると思うので、気軽に会社見学や説明会に来てくれると嬉しいです!

後日、丸共の3代目社長を務める代表取締役の内田功一さんに、地元への愛や将来のビジョン、そして採用にかける想いのつまったメッセージをいただきました。

内田さん
内田さん

私が社長となり、もうじき10年目になります。売上は就任当時から140%の成長をしており、今期も5年後売上2倍の数値目標を立てました。従業員数も30人増を目指しています。 攻めの目標を立てていますが、仕事における私の使命は『守る』ということだと、年々強く思うようになりました。 私たちの本拠地、奥出雲町は20年後には人口が半減し、約7,000人程度になると予想されています。 その中で、同じエリア、同じ商品で事業を続けていけば、人口が減った分だけ売上は減少し、社員の生活、会社、地域が縮小して存続の危機に陥ります。

ですので、『守る』ために常に新しいことに挑戦し続けなければ、私たちの経営目標は達成できません。 何より人の成長無くしてこの目標は実現はできないと思っています。 成長のため社員も新しいことに挑戦し続けます。だから当然失敗も多いですが、失敗する社員を何もしない社員より高く評価します。

内田さん

今後、地方においては生活関連の事業の担い手不足が大きな課題となるとみています。 そこで我々が質、数ともに成長し、視野を広く持ちながら、地域の課題を解決するお仕事をしていきたいと考えています。

小さいことの中にも豊かさがあります、そんなところを感じられる繊細な気持ちを持った方と一緒にお仕事できたら嬉しいですね。

内田さん

愛する奥出雲の暮らしをもっと豊かにするために、失敗をおそれずチャレンジを続ける丸共。地域の人々の笑顔を守るため、共に時代を駆け抜ける熱い仲間を募集しています。

集合写真

(2020年11月取材)

この求人に応募する
一覧に戻る

「心で読む求人票」をSNSでシェア