株式会社ホンダカーズ松江の求人情報
アットホームで温かい社風が魅力、地域密着型のクルマ屋さん。
県外からのIターン者も活躍中!
自動車販売(島根県 松江市)
宍道湖から注ぐ大橋川により南北に二分された松江市橋北地区と橋南地区。この二つの地域を結ぶ自動車専用道路、松江だんだん道路の津田インターチェンジのすぐそばにあるのが、ホンダカーズ松江 東津田店です。
国道9号線沿いにあり、かつインターチェンジの近くという、利用客にとって利便性の高い立地もさることながら、店舗の雰囲気の良さ、スタッフの対応の親切さには定評があります。
そのような評判の裏には、創業者が長い年月をかけて築き上げてきた、地域のお客様からの高い信頼と、それを守り続けてきた後継者たちのたゆまぬ努力があります。
まずは常務取締役の川上さんに、そのあたりの背景について伺いました。
Q:主な事業内容は?
弊社は社名のとおり、ホンダ車の正規ディーラーでして、新車・中古車販売や、整備・ボディサービス・自動車保険代行業などを一手に請け負う会社です。実は同じ松江市内、しかも同じ国道9号線沿いに、ホンダの正規ディーラーが3社ございまして、やや紛らわしいのですが、弊社は「東津田店」になります。各店舗の運営はそれぞれ全く別の会社が行っております。
「ホンダカーズ」の名が付く店舗が近隣に3店舗ある理由として、かつてホンダ車のディーラーには「ホンダプリモ」「ホンダベルノ」「ホンダクリオ」の3種の看板があり、それぞれ別々の看板を掲げて店舗運営をしていたところ、その後メーカーの方針によりすべての看板を統合して「ホンダカーズ」に再編された結果、近くに同じ「ホンダカーズ」店舗が3つ並ぶことになった、とのこと。
弊社は現在創業から54年目になります。創業時の社名は「三栄ホンダモータース」といって、3名の創業メンバーが結託して作った会社ということで、三人で栄える=三栄、と名付けられたと聞いております。一時は松江市内に3店舗構えたこともあったのですが、今後のお客様へのアフターサービスを一括で対応できる店舗へと進化するため16年ほど前に店舗集約統合して現在の形になりました。ここには自社ボディサービス工場も併設しておりますので、新車、中古車の販売からアフターメンテナンス、そしてボディサービスとすべてに対応できる大型店舗となっております。
Q:川上さんの入社の経緯は?
車の知識は全くなかったのですが、人と関わる仕事に興味もあり入社したのがきっかけです。私自身、元々人見知りがあるほうでしたが、前職で大阪で仕事をしていた時期に人との関わり方の変化もあって、現在まで頑張れたと思います。
今の会社に入社する前は、自動車に特に興味がなく、あまり社交的な方でもなかったと語る川上さん。縁あって自動車販売の仕事に携わることとなり、以降お客様との距離が近い営業職を長く続けてこられた理由の1つとして、大阪で暮らした数年間の影響が大きかったと振り返ります。
Q:川上さんの考える営業の秘訣を教えてください。
私は20年以上自動車の営業に携わってきましたが、最初は全く売れなかったんですよ。入ったころは、私の接客が拙すぎてお客様にお叱りを受けたこともあります。元々車に関してあまり知識がなかったので車の部位、名称や装備の名前など全く分からずに苦労しました。商品説明ビデオを自宅に持って帰って、それを見ながら必死で勉強したことを思い出しますね。
知識として自動車の装備特徴を知っていることは、車を扱う立場として当然必要なこととはいえ、それがそのまま販売力に繋がるわけではない、と語る川上常務。
お客様の使い方やニーズを確認したうえで、いかに寄り添った提案ができるかが一番だと思います。自動車をお勧めする中で、「装備やオプションがお客様にとってどのようなメリットがあるか」に置き換えてわかりやすく話すことを心がけました。車の販売が楽しくなったのは、そこからですね。「お客様の立場に立ってご提案する」ということは、やがて自分のポリシーにもなり、定着していきました。
Q:現在の採用面での課題をお聞かせください。
現在最も人材が不足しているのが、メカニック職です。おかげさまで弊社では年々お客様の数が増えておりまして、現時点で多くの車両を管理させていただいているのですが、整備に携わる人材の平均年齢が年々上昇していて、若い世代の雇用と育成が急務となっています。
自動車整備工の年齢は、全国平均で45~47歳くらいとのこと。30代前半までの人材が特に不足しており、今後のことを考えると、今から若い世代の人材を採用して育成していかなければなりません。
弊社でも高卒の方のメカニック職での採用を強化しています。現在も高卒で入社して3年目の社員がいますが、国家資格である自動車整備士3級に合格して、次は2級の取得を目指して頑張っているところです。ただ、メカニック職の育成で難しいのは、教育の合間にも整備の仕事はどんどん来るので、先輩が後輩にべったり付いて指導する、という時間が十分に確保できないことなんです。その分、指導する立場の先輩社員にも負荷がかかりますが、それでも次世代の育成は彼らにとっても必要不可欠だということで、現在、教育システム構築へ向けて試行錯誤しながらやっているところです。
Q:求める人材像についてお聞かせください。
弊社のすべての職種に共通して、何事にも率先して取り組む姿勢を持ったバイタリティーのある人材ですかね。やはり従業員全員が生き生きとして働きやすい職場にしていきたいと思っていますので、従業員とのコミュニケーションを密にすることを特に心がけています。
ホンダカーズ松江では、年2~3回社員の定期面談を実施しているそう。会社全体の風通しを良くするために、社員それぞれの考え方や意見に耳を傾け、一人ひとりと向き合う時間を大切にしています。
従業員の健康経営の取り組みや、休日日数の拡充、残業時間の削減など、常に対話しながら改善に努めています。他にもサービス職のスタッフについては、夏は熱中症対策としてスポットクーラーを準備、冬は全社員に防寒用の温かいジャンバーを支給し、快適な仕事環境にできるよう力を入れてます。
より働きやすく、風通しの良い職場づくりを目指して、様々な取り組みを推進しているホンダカーズ松江。そんな職場に魅力を感じ、県外からIターンで入社した若手社員2名にもお話を伺いました。
今年2月、営業部に入社した泉湧悟さんは、愛知県名古屋市出身。高校卒業後に上京して就職し、ホンダカーズ松江に入社する直前は都内の某有名ブランド店にて販売員を務めていたそう。
Q:入社のきっかけは?
今年の1月に子どもが生まれたのですが、コロナ禍でもありますし、これから子育てをしていくのに東京で暮らし続けることに不安がありました。もっと子育てしやすい場所に移住したい、と考えるようになり、そのタイミングで知人から「くらしまねっと」という島根移住のウェブサイトの話を聞いて、登録したことがきっかけですね。
くらしまねっとに掲載されていたホンダカーズ松江の求人を目にした泉さんは、これまでの販売職とはまた異なり、より単価の大きな商品を扱う仕事が自分にできるかどうか不安を感じたとか。それでも1人のお客様とより深く関わる側面に魅力を感じて、それまで数回遊びに行ったことしかなかった島根県松江市への家族での移住を決断するに至ります。
Q:実際に自動車を売る仕事に就いてみて、いかがですか?
僕の場合、2月に入社して、最初に車が売れたのが4月だったものですから、出だしの数ヶ月はかなり順調で。偶然良いお客様に恵まれたのも大きかったです。でもそこから先、行き詰まりましたね。先輩に相談したところ、「車を売るのではない、自分を売り込め」って言われました。「安いものを売っているわけじゃないから、まず自分という人間を好きになってもらうことからはじめたら」って。
滑り出しが好調だっただけに、その後すぐに訪れた停滞期に悩まされたと語る泉さん。先輩のアドバイスを受け入れ、自らを振り返った結果として、前職で叩き込まれた高級ブランド店向けの接客マナーが、ここではむしろお客様に堅い印象を与えてしまい、お客様も自分との距離を感じてしまったのでは、という気づきを得ます。
今もまだ少し堅いと言われることもあるので、引き続き改善中という感じです。ただ、割とお客様との距離を縮めるのに有効なのが、「僕東京から来たばかりで、島根のことにあまり詳しくなくて…」というトークだったりします(笑)。へえ、なんでまたこんな田舎に来たの?と聞かれたりして、そこから話が弾んだりしますね。
自分なりのつかみトークを発見し、少しずつ自分を表現する術を身に付けつつある泉さん。ブランドショップで身に付けた品の良い丁寧な接客も、フランクさを兼ね備えたあとにはきっと強力な武器になることでしょう。
さらに、同じくIターンで島根に来られた、桐村貴美さんにもお話を伺いました。京都府出身の桐村さんも、泉さんと同じく入社直前まで東京で販売職に従事していました。
Q:入社のきっかけは?
私は前職では東京でスキンケア商品の販売の仕事をしていたのですが、百貨店内の店舗への配属だったこともあって、コロナ禍なのに人出が多い環境で働かなければならないことに疲れてしまって。もっと自然が豊かでゆったりとした場所で暮らしたいなと思い、どこに住もうかなと考えていたんですが、その時ちょうど島根出身の知人から島根への移住を薦められ、すごくいいなと思ったんです。
それまで島根には何度か遊びに来たことがあり、桐村さんご本人も、ご家族も島根が大好きだったとか。桐村さんの島根移住の相談に対して、ご家族も賛成してくれたそう。
それで、事前にこの会社の職場見学をさせてもらったとき、お店の雰囲気が良かったのと、受付の先輩方がとても丁寧に対応してくださったことが入社の決め手になりました。これまでやったことのない事務職もしなければならないことが唯一不安でしたが、高校でパソコン学科だったこともあり、割とすんなり慣れたと思います。
桐村さんの仕事は、事務作業あり、接客応対ありと、その場に応じた臨機応変な対応が求められる職種ですが、それがまた自分に合っていると感じるようです。
朝は、お車をお預かりして行う車検や点検のお客様が多く、営業開始後すぐに店内が賑やかになります。日中は、主にご来店の対応やご予約、電話応対をしながら、その合間にお客様へのご案内資料や各座席・キッズコーナー等の貼物作成も行っています。そして夕方には、朝お車をお預かりしたお客様にご納車のため再度ご来店いただくので、朝と同じように店内が賑やかになることが多いです。忙しい日はショールームが満席になることもあり、そんな時はご案内だけで手一杯になりますね。
泉さん、桐村さんそれぞれに、これまで住んだことのなかった島根に移住を果たし、忙しいながらも充実した生活を楽しんでいる模様。
Q:島根の暮らしで気に入っている点はどんなところですか?
やはりどこへでも車で移動できるっていうのがいいですね。子どももまだ1歳にも満たないので、これがもし東京だったら、電車乗って、地下鉄乗り換えて…って想像しただけで大変そうです。島根ではそれがないので、休日はよく家族で車で出かけますね。
最近趣味でゴルフを始めたんですが、仕事もだいたい18時には終わるので、仕事終わりに気軽に近くの打ちっぱなしにも行けてしまうところがすごく気に入ってます。先日、休日に初めて米子市のショートコースにも出ました!
お二人とも、東京ではなかなかできなかった暮らし方を手に入れて、島根生活を心から楽しんでいる様子が伝わってきます。
Q:最後に、この記事を読んでいる求職中の方にメッセージをお願いします。
この会社で働いている方たちは皆さんすごく優しい方ばかりで、アットホームな職場だと思います。県外からやってきた私のことをずっと気にかけてくださり、困っていたら助けてくださるし、本当に職場に行きたくないと思ったことがないです。もちろん忙しい時はそれなりに大変さもありますが、毎日楽しく働いています。地元の方でも、県外の方でも、気になった方はぜひお店に見学に来てください。
そうですね、僕も桐村さんと同意見で、社長も常務もとても話しやすい方ですし、普通役員の方ってもっと話しにくい雰囲気の職場も多いと思うのですが、そういう壁が全くない職場です。僕たちの話にもしっかりと耳を傾けてくださいますし、自分の意見を採用してもらえることもあるので、それだけ自分の仕事に対して責任を持ちながら働くことができています。僕たちと一緒に楽しく働きましょう。
お二人とも口を揃えて「フレンドリーな社風をとても気に入っている」と語ってくれました。
地元出身者も、県外からのUIターン者も分け隔てなく共に働き、地域のお客様に喜んでいただける商品とサービスを提供し続けている、ホンダカーズ松江。
現在は特にサービス職(自動車整備業務)と、主に洗車などを担当いただくパートタイマーさんを積極採用中です。
人柄の良さ、温かい社風に共感された方は、ぜひ一度店舗に足を運んでみられてはいかがでしょうか。
(2021年12月取材)