社会福祉法人 浜田福祉会の求人情報

経験不問!思いやりの心で地域に貢献!温もりある職場環境で仕事もプライベートも本気で取り組んでみませんか?

医療、福祉(島根県 浜田市)

浜田福祉会

浜田市の美川地区と周布地区で老人福祉・介護事業を展開している社会福祉法人浜田福祉会(以下、浜田福祉会)。法人本部のある特別養護老人ホーム美川苑のほか、訪問介護の事業所、ケアハウス、デイサービス、グループホーム、居宅介護支援など9つの事業所を拠点に、高齢者の暮らしのサポートや、職員が地域に出向いて住み慣れた地域で元気に生活が送れるように自立支援を行う介護予防事業を行っています。

過疎化、少子高齢化が加速的に進む島根県の中山間地方では特に、老人福祉・介護事業の存続と発展は必要不可欠です。そんな浜田市にとって重要な事業を支える浜田福祉会の皆さんの仕事内容はどのようなものなのでしょうか。また、どのような想いを持って仕事をされているのでしょうか。

まずは、グループホーム美川の郷の所長・川神丈尚さんに浜田福祉会創設時の想いや人材の育成についてお伺いました。

Q.浜田福祉会創設時の想いを教えてください。

川神さん

浜田福祉会は、地域の皆さんが住み慣れた土地で最後まで暮らしてほしいという願いを持って、1992年の9月14日に30名ほどのメンバーで創設されました。それ以来、 “高齢者がゆとりを持ち、生き甲斐と幸福感を感じながら生活できる場作りを目指す”ことを基本理念に掲げて、その想いを職員全員が共有しながら日々働いています。

インタビューに答える川神さん

そんな創業時からの想いを受け継ぐ1人として、また一施設の長として業務を任されている川神さんが浜田福祉会に入職したきっかけは何だったのでしょうか。

川神さん

私は浜田の高校を卒業して広島の専門学校で介護の勉強をしていたのですが、卒業したら浜田に帰りたいと思っていました。それで、就職活動の時に浜田福祉会を訪問したら、皆さんの挨拶が気持ちよくて。何より施設全体に活気があって、雰囲気がとても良かったので入職を決めました。

新卒で入職後、介護業務、生活指導員、グループホーム美川の郷の副主任の経験を経て、現在はグループホーム美川の郷の所長として活躍されている川神さん。20代の若さで所長に抜擢されたのは浜田福祉会でも初めてのことだったそうで、年齢に関係なく一人ひとりの働く姿がきちんと評価される体制が整っているようです。

Q.今後の課題と思われる点についてお聞かせください。

川神さん

この先、創設時のメンバーたちが定年を迎えるという世代交代のターニングポイントを迎えます。これまでの浜田福祉会を力強く引っ張ってきてくれたベテランのメンバーが一気に抜けてしまうことになるので、いかにスムーズな世代交代を行うか、が課題となります。でも裏を返せば、それだけ若手のメンバーにも活躍のチャンスが巡ってくるということですので、あくまで前向きに捉えたいとは思っています。

次世代へのバトンタッチという課題と共にあるのが、介護業界全体でささやかれている「2025年問題」。2025年問題とは、戦後の第1次ベビーブームに生まれた、いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者(75歳)の年齢に達し、介護が必要な高齢者の人数が大幅に増えることで、介護職の人材不足に拍車がかかるという問題のことです。すぐそこまで迫っている2025年に向けて、浜田福祉会でも介護人材の確保のために様々な取り組みを行っています。

川神さん

まずは若い世代に介護職について知っていただくために、近隣の中学や高校で開かれる企業説明会に積極的に参加して、介護の仕事の楽しさを伝えています。いつか仕事を決める時に、介護職にチャレンジしてみようと思ってくれたらいいなぁと。

若い世代に向けたPRに特に力を入れている浜田福祉会では、公式ウェブサイトやYouTube動画を使った広報にも工夫を凝らしています。特に目を引くのが、動画による法人紹介のコーナー。100%職員による手作りというこの動画では、若手職員による施設内レポートが、思わず見ている方がほっこりしてしまうほどの自然体で収録されています。職員の皆さんの素顔が垣間見れると共に、明るく楽しい職場の雰囲気までリアルに伝わってきます。

Q.入職後の研修体制やキャリアパスについて教えてください。

川神さん

まず、5日間の新人研修で法人のことを知ってもらいます。それから9つある事業所のいずれかに配属されて、指導職員と相談職員の2名による技術とメンタルのサポートを行いながら、仕事を覚えてもらいます。大体、1年くらい経つと1人でできるようになります。

1名の新人に対して2名体制でサポートを行う制度は「エルダー制度」と呼ばれ、比較的年齢や経験年数の近い先輩社員が指導を担当し、1名は主に技術的指導を、もう1名は主にプライベートも含めた相談相手として、役割を分けるのだとか。こうして役割を分けることで、指導者に直接相談しにくいことがあっても、もう1人の先輩に相談できる、というメリットもあるそう。

川神さん

仕事に慣れてくると、入職3年目から5年目の中堅職員を対象としたフォローアップ研修を受けてもらいます。さらに役職が付くと、月1回の役職員を対象としたフォローアップ研修を受けるという流れになりますが、このあたりの研修制度は現在整備を進めている最中です。

研修制度の他にも、職員の積極的なスキルアップ、キャリアアップをバックアップする体制も整えられています。

川神さん

月1回は必ず法人内で研修を行い、接遇や介護技術などを学びます。それに加えて、外部が主催する研修に法人が費用を出して参加してもらうこともあります。外部研修に関しては、研修内容によって個人面談で聞いた希望のキャリアプランを踏まえて、法人が参加者を選んで参加してもらうようにしています。もちろん、仕事に必要な資格取得のための支援もしていますよ。

Q.資格がなくても入職できますか?

川神さん

入職できますよ。介護の資格に関しては入職してから取っていただけば問題ないです。それに、資格は自分自身のステップアップのために取得するもので、資格を持っていなくてもできる仕事はたくさんあります。資格を持っているかどうかよりも、人を大切に想う気持ち、利用者様に寄り添う気持ちがあるかどうかの方が重要ですね。

川神さんが20代の若さで所長になったように、年齢や経験年数の長さだけではなく、利用者様に対する想いや仕事に対する熱意、周囲と連携したチームワークや主体性、挑戦する気概などが直接評価につながる職場、それが浜田福祉会であることが伺えました。

続いて、入職2年目の佐々木柚子さんと、入職3年目の三浦健太郎さんにも加わっていただきました。佐々木さんは管理栄養士として、三浦さんは社会福祉主事として介護の仕事をしながら、浜田市を本拠地とするサッカーのクラブチーム、ベルガロッソ浜田の選手としても活躍しています。ちなみに、佐々木さんも三浦さんも島根県のご出身で、県外の大学から浜田福祉会に入職をされたUターン経験者でもあります。

Q.この仕事を選ばれたきっかけを教えてください。

佐々木さん

私はとにかく食べることが好きで、家族や友人と食事する時間が最高に幸せなんです。だから、食に関わる仕事がしたいなとずっと思っていて、広島の大学で栄養士の勉強をしていました。ある時、年齢のせいで辛そうに食事をしている祖父母を見て、『どうしたら前のように楽しく食事をしてくれるだろう?』と考えるようになりました。それがきっかけで、祖父母と同じように高齢で食べることが辛くなってしまった方に、少しでも楽しく食事をしてもらいたくて、管理栄養士の資格を取って入職しました。

インタビューに答える佐々木さん

明るい笑顔が印象的な佐々木さん。栄養士は主に健康な方を対象として業務を行うのに対して、管理栄養士は健康な人だけでなく、病気を患っている方や高齢で食事がとり辛くなっている方なども対象に業務を行うという違いがあります。

三浦さん

私は県外の高校と大学でサッカーをしていたのですが、生まれ育った浜田にサッカーのクラブチームがあったので、卒業したら浜田に戻ろうと思っていました。ただ、何の仕事をするかは決めていなくて。そんな中、祖父に認知症の症状が出るようになって、少しでも祖父の力になりたいと思って介護の道に進みました。

インタビューに答える三浦さん

特に介護の資格がなくても入職できて、働きながら資格を取ってキャリアアップできる浜田福祉会の職場環境も、三浦さんを介護の道へと進ませる後押しになったそうです。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

佐々木さん

利用者の栄養を管理するのが主な仕事ですが、食べることが辛くなっている方や、栄養状態が低下している方の食事をサポートする方法を、試行錯誤しながら一緒に探していきます。利用者の皆さんがどんなものを食べたいかを掴むために、日常会話の中で食べ物の好みを探ったりもします。食べたいものが見つかったら、一緒におやつ作りをして食事を楽しんでいただいたりもしますね。このお正月は利用者さんと鏡開きをして、ぜんざいにして食べました。

利用者さんと料理をする佐々木さん
三浦さん

私は、利用者の皆さんと一緒に体を動かしたり、お話をしてコミュニケーション取ったり、入浴やお食事、排せつの介助をしています。あとは、職員の日課の作成といった事務作業や、デイサービスで働いているので朝と晩の利用者さんの送迎もしています。

車イスを押す三浦さん

未経験から介護の仕事をスタートされた三浦さんですが、この仕事に抱いていたイメージが180度変わったのだとか。

三浦さん

自分が実際に介護の仕事をするまでは、何となく暗いイメージを持っていました。でも、働いてみると全くそんなことはなかったですね。皆さん笑顔で明るくて、活き活きとされていますし、人生の先輩ばかりなので、人生相談をして逆に元気をもらってます(笑)。

浜田福祉会は職員同士の人間関係も良好で、入職されてから今までの間、辛くて仕事に行きたくないと思ったことは一度もない!と語る三浦さん。その様子から、日々の仕事とプライベートの充実ぶりが伺えます。

お二人にとって仕事のやりがいはどこにあるのか聞いてみました。

佐々木さん

笑顔で、美味しいと言いながらお食事をとっていただけるのはもちろんですが、おやつ作りや私がご提供したお食事がきっかけで、「私これ良く食べてたんよ」とか「昔よく作ってたんよ」という感じで、そこにいる皆さん同士の会話が弾んでくれると、この仕事をやっていてよかったなと強く感じます。

三浦さん

これまで人に感謝をされるということがあまりなかったのですが、この仕事をするようになって、自分がやったことに対して直接『ありがとう』という感謝の言葉をもらうようになりました。やはり人から感謝されるのは嬉しいですし、自分の存在意義を実感できてやりがいを感じます。

Q.今後の目標を教えてください。

佐々木さん

利用者の皆さんからもっと信頼される管理栄養士になりたいです。あとは、皆さんが家族の方に元気な姿を見せられるように、食から活力をサポートしていきたいです。そのために、現状に満足せず、日々より良い方法を考えながら仕事をしていきたい、と思っています。

三浦さん

今でも利用者の皆さんには笑顔でいていただいていますが、さらに笑顔を増やして、笑顔が絶えない場所にしていきたいです。あとは、任されている業務管理をもっと効率よくまわしたり、介護福祉士と社会福祉士の資格を取得して、もっとスキルアップしていきたいですね。

お二人の話を聞いていると、明確な目標を持って、仕事を楽しみながら取り組んでいることが伝わってきます。なぜ、そんなに楽しく仕事ができるのか、を聞いてみると、お二人とも「職場の雰囲気がいいからですね」と即答されました。

そこで、浜田福祉会の職場環境について、川神さんに教えていただきました。

川神さん

働きやすい職場環境をつくるために、“主体性”と“みんなで考えて一緒にやる”、ということを大切にしています。自分からやりたい、と思ったことに挑戦できる環境もありますし、課題やテーマを与えられた仕事でも、道筋は自分たちで考えてもらうようにしています。

こうすることで何かに縛られずのびのびと仕事ができますし、職員が一体化して同じゴールに向かって協力し合うので、良い雰囲気を生み出しているのだと思います。

Q.女性の働く環境に関してはいかがですか?

川神さん

浜田福祉会は理事長自身が女性なので、働く女性を大切にしていて、女性が働き続けられる職場環境づくりに積極的に取り組んでいます。具体的には、希望者には夜勤のない職場へシフトしたり、育休取得中の方が復職するために定期的な面談をしているので、妊娠や出産を理由に退職される方はいません。

福利厚生面でも、産休・育休のほかに、子の看護休暇も導入して、子育てをしている女性職員をサポートしています。副主任以上の役職者は25名いるのですが、そのうちの半数以上の14名が女性役職者として活躍していますし、女性が働きやすくて活躍できる職場環境だと思います。

浜田福祉会では、プライベートの充実も働きやすい職場環境づくりに必要ということで、仕事と両立しながら、スポーツや芸能など幅広い分野で活躍している職員の方も多いのだそう。皆さんのオフの過ごし方について伺いました。

三浦さん

私はベルガロッソ浜田というサッカーチームに所属しているので、オフの日はサッカーの練習や試合に出ていることが多いですね。特に日曜は試合が多くて、チームのバスで中国地方をまわっています。ちなみに、私のようにここで介護の仕事をしながらベルガロッソ浜田の選手としてサッカーをしている者が5人います。いつか、子どもと手をつないで一緒にピッチに入場したいですね。

サッカーをする三浦さん
川神さん

私は小さい頃から父の影響を受けてずっと石見神楽という伝統芸能をやっていて、基本的に休日は神社で神楽を舞っています。年間40公演くらいあって、時には地方公演に行くこともありますし、石見神楽が大好きな利用者さんも多いので、この施設で舞ったこともありますよ。ちなみに、有名アーティストのコンサートで舞ったこともあります(笑)。私が広島から浜田に帰りたいと思っていたのも、神楽の存在が大きかったですね。

岩見神楽をする川神さん
佐々木さん

私は2人のように本格的な活動はしていませんが、週に1~2回ほど栄養士仲間と浜田でソフトバレーを楽しんだり、好きな料理を作ってリフレッシュしています。あとは、たまに大学時代の友だちに会いに行ったり、旅行に行ったりもしていますよ。

料理をする佐々木さん

仕事もプライベートも充実していて、活力に満ちた浜田福祉会の皆さん。

最後に、Uターン経験者として島根に戻って来て良かった、と思うことを伺いました。

川神さん

浜田市は生活に困ることもない、程よい田舎感がいいですね。コンパクトで住みやすいですし、大都市と違って浜田市なら、何かを変えたいと思った時に若い力を結集したら町全体を変えられるんじゃないか。そんな気もしています。

佐々木さん

通勤は自分の車なので都会のように通勤ラッシュにあうこともなく快適ですし、浜田は海も山も近い距離にあって両方楽しめるのが良いですね。

三浦さん

都会のような一期一会という感じではなく、色んな人との絆を深められるのが良いところだと思います。個人的には、妻と出会えたことが島根に戻って来て一番良かったことですね(笑)。

お話を伺っている中で一貫して感じたのは、取材させていただいた3名の方々が皆さん浜田福祉会の職場と同僚、利用者さんのことが大好きであるということ。そして、それぞれが自らの仕事に誇りを持ちながら働き、キラキラと輝いているということ。

あなたも温もりと若いエネルギーがあふれる職場で、仕事とプライベート共に充実させて人生を豊かにしませんか?

職員の皆さん

(2021年1月取材)

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