株式会社イーグリッドの求人情報

こだわりたいのは、挑戦し続ける気概と多様性。
異なる個性を結集し、共にイノベーションを起こそう。

ソフトウェア開発(島根県 出雲市)

縁結びの神として名高い出雲大社から車で10分。のどかな田園風景広がる出雲市江田町に本社を構える株式会社イーグリッドは、年間売上、総従業員数共に右肩上がりで成長中のIT企業です。

2020年10月に創業10周年を迎え、現在従業員数は約40名まで増加。この春、さらに5名の新卒メンバーを迎えます。2019年9月には、島根県内で2つ目の拠点となる「ニアショア開発センター」を増設。首都圏クライアントからの依頼によるシステム開発を、地元島根の人材で行うための新たな開発拠点として始動しています。

その事業領域は幅広く、業務用ソフトウェアの開発から自社サービス開発、空間情報を活用したシステム開発、Web制作、Webマーケティングまで多岐に渡ります。この10年の間、いかにしてそれぞれの事業を発展させてきたのでしょうか。
創業者である小村淳浩社長にお話を伺いました。

Q. 主な事業内容は?

大きく分けると「ソフトウェアの開発」と「Webマーケティング」の2つの柱があります。さらにソフトウェア開発分野だけでも複数の部門に分かれていまして、Webシステム開発部門、空間情報部門、ニアショア開発部門などに分類されます。Webマーケティングの分野は、Webサイト制作からコンサルティングを軸にしたWeb改善の提案、Web広告の運用まで、こちらも幅広く承っています。

島根県は「Rubyの聖地」と言われ、他県から進出して立地したIT企業も多く、IT産業が活発な地域。そのため、地方ながら数多くのIT企業が存在していますが、お話を伺っているとイーグリッドは比較的手掛ける事業領域が広い印象を受けます。

Q.特に「空間情報部門」というのが特徴的ですが、具体的にはどんな仕事をされているのでしょう?

地理情報を扱うシステム、例えば「カーテレマティクス」といって、車両に搭載した情報端末に通信機能を持たせて、位置情報や速度、加速度などの情報を収集して、それを離れた場所にあるPCで一元管理できるようなシステムを開発しています。主に物流業やバス・タクシーなどの旅客運送業で使われていますね。

小村社長によると、このようなシステムを活用することで、特定の車両がどこの道路をどのように運行したかもPC上ですべて把握することができ、企業での車両管理が効率的に行えるほか、車の安全運行やエコドライブにもつながるのだとか。

弊社が空間情報システムに力を入れているのは、私が以前勤めていた会社でシステムエンジニア(以下SE)をやっていた時代に、高度道路交通システム関連の仕事に携わっていたことも関係しています。

島根での起業前は、都内の大手電機メーカーで約10年SEとして活躍していたという小村社長。その時に深く関わった事業分野に起業後も関わり続け、現在もその分野の最先端の技術を追求し続けているとのこと。

Q. 創業からこれまでの歩みについてお聞かせください。

東京でしばらくSEを続けていましたが、父が地元の島根県出雲市で会社を経営しておりましたので、将来的に長男である私が後を継ぐ意図でUターンして入社しました。でも父の会社はそれまでに自分がいた業界とはまた違う業界だったので、どうしてもITの仕事をやりたくてウズウズしてしまって。その気持ちの延長線上でイーグリッドを起業しました。

社名にある「グリッド」という言葉自体、マス目や格子などの意味で使われ、地図上の分布図などで使われる「グリッドデータ」、「グリッドマップ」など、ITと空間情報を結びつける要素というイメージがあります。そのあたりも社名の由来のひとつになっているとか。

ITを活用して社会課題を解決することを目的に起ち上げた会社ではありますが、企業として実績ゼロの状態では、なかなかすぐに開発の仕事をいただくことは難しくて。ですから最初は、地域情報ポータルサイトの運営パートナーという形で、品川区五反田で営業をスタートしました。地元の企業や店舗を中心に飛び込み営業をして、少しずつ顧客を広げていきました。

大企業のSEから一転、店舗などを一件ずつ訪問し、足で稼ぐ営業に勤しむ日々。ポータルサイトの顧客をコツコツ増やしながら、徐々にWeb制作などの提案をし、独学で得た知識を元にサイト制作を行いつつ事業の幅を広げていきます。

当時システム開発の足掛かり的な意味合いで始めたWeb制作の仕事でしたが、今ではインターネット戦略Div.という独立した部門に成長しました。主に島根県内と都内のクライアントを対象に、官公庁様から企業様まで、様々な業種のお客様の仕事をさせていただいています。単にサイトを作るだけでなく、「成果の出るWebサイト」にこだわって、Webマーケティングの領域まで踏み込んで提案するスタイルを重視しています。県内では当社のようにソフトウェア開発とWebマーケティングの両方を行うIT企業は少ないかもしれませんね。

その後、ポータルサイト運営やWeb制作で拡げたお客様から少しずつシステム開発の仕事も受託できるようになり、徐々に受ける仕事の規模も幅も大きくなっていったとか。

弊社のロゴマークに、小さい人間が階段を上っているようなデザインがあるのですが、このマークのように「一歩ずつ上に上がっていくイメージ」を創業からずっと大切にしています。現状に甘んじることなく、常にさらなる高みを目指して進化を続ける会社でありたい、という気持ちが込められています。

イーグリッドの掲げる企業Missionは「進化し続け、IT×Xによりお客様の課題を解決し、ビジネスを成功に導くことでお客様と社員の未来を創る」。自社の発展は、お客様のビジネスの成功があってこそ、ということが同社の理念でもあります。

小村社長の掲げるMissionを、社員の皆さんはどのように捉え、日々の仕事と向き合っているのでしょうか。ニアショア開発センターの責任者でもあり、イノベーション開発Div.部長でもある永見純也さんにもお話を伺いました。

Q.入社のきっかけは?

私は以前コールセンターのスーパーバイザーをしていたのですが、そこで生じた様々な業務上の課題をシステムで解決したいと思い立ち、独学でシステムを作りました。今思えば、そこが私のエンジニア人生の始まりでしたね。

それまでほとんどプログラミングを学んだことがなかったという永見さん。業務の効率化を図りたい一心でゼロからプログラミングを学び、開発を進めるうちにどんどんその面白さにのめり込んでいったとか。

最初はごく簡単な、HTMLとJava Scriptを使ったシステムを作りました。それでも業務効率化について一定の成果が表れたので、他のチームは毎日残業が続くなか、システムを導入した私のチームだけ残業なしで退勤する、という現象が起こりました。そんな出来事が重なって、もっと勉強して本格的な開発をやりたい、と夢中になっていく自分がいました。

根っからプログラミング好きと語る永見さんは、その後県内の別のIT企業に転職。イーグリッドに入社したのは今から5年前のことでした。今では部長に昇任し、システムエンジニアとしての業務の傍ら、後輩の指導・育成や採用活動などにも力を注いでいます。

Q.会社の好きなところは?

社長が常に「挑戦する」ことを大事にされていて、私自身、新しい技術を学んだり挑戦したりすることが好きなので、それを後押ししてもらえる環境が有難いです。こんなことをやってみてはどうか、という提案も「分かった、じゃあやってみたら」とすぐに挑戦する機会を与えてもらえる会社です。

イーグリッドの一つ目のキーワードとして、「挑戦」という言葉が出ました。この言葉に込められた小村社長の想いについて伺ってみましょう。

みんなにいつも言っているのは、「失敗を恐れずに挑戦しよう」ということです。結果も大事ですが、悪い結果を恐れて挑戦しないよりは、思い切り挑戦して失敗した方がいいと思っています。私自身、会社員時代は結構ハチャメチャなことをやってきた方です。失敗から学ぶことも多いですしね。

会社として失敗を許容する、だから挑戦を止めては駄目だ、と言い切る小村社長。その想いと懐の深さに応えるかのように、果敢に挑戦する社員も多く存在します。

私が部長を務める「イノベーション開発Div.」という部門は、昨年新設されたばかりの部門です。クライアントからの依頼に基づくシステム開発を行う傍ら、技術革新によって、これまでになかった新しい製品やサービスを生み出す部門としての期待も背負っています。

まさに「挑戦」を象徴するような部門ですね。その期待に応えるべく、永見さんを中心に、業務終了後や休日の時間を利用した勉強会なども積極的に行っているそうです。

私はこれまで仕事柄、社内だけでなく社外のエンジニアとも一緒に仕事をする機会が多かったので、エンジニアの輪が広がっていまして。たまに勉強会を主催して、情報交換しつつ交流を深めています。お互いに良い刺激になりますし、若手メンバーの成長の機会にもなるので、積極的な参加を推進しているところです。

勉強会の場では様々なアイデアや意見が飛び交い、こんなシステムがあったらいい、こんな風に作ると面白い、と白熱するとか。その場所から新しい製品やサービスが生まれる日も近いのかもしれません。

そしてもう一つのイーグリッドのキーワード、それは「多様性」です。

会社として「多様性」を大切にしています。うちには色々な道を歩んできた人が集まっていて。例えば前職が気象予報士だとか、高校教師だとか、異業種からジョブチェンジしてきた人も多く活躍しています。

エンジニアもそれぞれに個性や特色を持っていることが大事だと思っていて。開発もできるけど分析もできるとか、軸はプログラミングだけどプラスαのスキルを持っているとか。そうすれば個人としても付加価値が高まるし、会社としても提供できる価値や難易度も上がって、そして幅も広がります、その仕事がまたみんなを成長させていくっていう好循環が生まれると思います。

Q.毎年プログラミング合宿をされていると聞きましたが?

はい、合宿はここ数年では我が社の夏の風物詩となっていて、最近ではインターンシップ生にも参加してもらっています。ここでは敢えて役職者は参加せず、若手エンジニアに主体性を持たせて、企画から運営まですべて自分たちで行ってもらいます。

合宿は古民家を改修したレンタルスペースなどで行われ、2泊3日程度の日程で、少人数のチームごとに自分たちで決めたテーマに沿った開発を行う、というもの。短期間で集中してものづくりを行うため、役割分担をしてチームで1つの作業を行う術を学んだり、コミュニケーションを深めたりする場にもなっているそう。

これまでの例では、合宿を通じてLINE Botを活用した居酒屋の受付システムを作ったり、AIを使った車のナンバープレートの自動認識システムを作ったりしました。若手が主体的に取り組む良い機会になっていますし、年々盛り上がりを見せています。

みんなには「半分研究、半分遊び」みたいな感覚も大事にして欲しいんですよ。たとえそれが直接業務に関わらないことだったとしても、自分がやりたいことをどんどん提案して、うまく社長を騙してくれたらそれでいい、みたいな。もちろん都度必要性についてジャッジはするんですけど、本人の挑戦する気概を感じたら、半分遊びと分かっていてもOKしちゃうかもしれない(笑)。

社長のそういう発想は本当に有難いですね。上からやれと言われて動くのではなく、メンバーから「次はこんなことしたい」っていう声が上がってくると、私自身も嬉しくなります。
最近は若手からどんどん新しいアイデアが上がってきているので、今後が楽しみです。

若手の活躍がめざましい、という話題が出たところで、その若手エンジニアの方々にもお話を伺ってみましょう。2019年度に新卒入社された、加藤直子さんと舟木真由美さんのお二人です。

Q.入社の決め手はどこでしたか?

私は島根県浜田市出身なのですが、島根が好きで、島根の大学に進学し、そのまま島根で働きたいと考えていました。イーグリッドは本社が島根ですし、地元に根付いているところに魅力を感じました。会社訪問で職場を見せていただいた時の雰囲気も良くて、ますますここで働きたいと思いました。

私はIT企業への就職を希望していて、他にも数社検討したんですけど、イーグリッドの職場の雰囲気の良さに惹かれて入社を決めました。合同説明会で永見部長が会社説明をされていたんですけど、部長ご自身がとても楽しそうに話されていて。ここで働く自分を思い浮べてみると、楽しそうに働けるイメージが湧いてきて、それが決め手になりました。

職場の雰囲気の良さが決め手となり、入社されたお二人ですが、入社して1年近く経つ今でもその印象に間違いはなかったと感じているそう。

社長ってもっと遠い存在だと思っていたんですが、小村社長はユーモアのある気さくな方で。今日久々にお会いしたら、「おぅ、スーパー舟木!」って声を掛けられて、思わず笑ってしまいました(笑)。社長との距離が近い会社だと思います。

私は永見部長が直属の上司になるんでが、すごく優しい方です。社内用のプレゼン資料に漫画のネタ入れたり、遊び心を大切にされていて。どうせなら楽しみながら働こうっていう雰囲気でいてくださるので、一緒に仕事させていただくのが楽しいです。

社長や上司のことを楽しそうに語る二人。きっと本当にこの会社が好きなんですね。

Q.現在はどんな仕事をされていますか?

今はテスターという仕事をしています。他の方が開発したシステムを実際に使ってみて、バグを発見したり、使いにくさがないかどうかを確認する仕事です。テスターの仕事を経験すると、ユーザー目線でものごとを考えられるようになりますし、こんなミスが出やすいから、自分が開発するときは気をつけようと思えたり、勉強になることばかりです。この経験を活かして、やはり早く自分も開発する側に立ちたいですね。

私はOJTの先輩の補助的な仕事からのスタートでしたが、今はプロジェクトの一員としてECサイトの改修や追加機能の開発をしています。最初は分からないことだらけでしたが、やりながら勉強して、だんだんそれが身についていく実感を持てるのが楽しいです。自分が開発した機能が本番サイトで公開されて正しく動いているのを見ると、達成感があります。

前述したように、イーグリッドでは「挑戦」を大切にする社風があります。お二人に、最近どんな挑戦をしたのか聞いてみました。

小学校でプログラミングの出前授業をするメンバーに加えていただいたり、社外の人と合同の勉強会の場で発表したり、1年目にして色々なことに挑戦できたのが良かったです。イーグリッドに入社して、一歩踏み出す勇気みたいなものを持てるようになりました。

開発とかプログラミング以外のことにも挑戦してみたい気持ちがあって、合同説明会などの場で学生に対して自社のPRをする「採用プロジェクト」のメンバーに手を挙げました。元々は決して積極的なタイプじゃなかったんですけど、この会社には積極的に挑戦する先輩方がたくさんおられて。その姿に刺激を受けて、私もだんだん積極的に動けるように変わってきたかなと思います。

1年目の新人であっても「やりたい」と声を上げれば、挑戦の場を与えてもらえるイーグリッド。挑戦すればするほど、活躍するチャンスを手に入れることができる職場です。

求められているのは、主体的に考えて動き、失敗を恐れることなく挑戦し、楽しみながら仕事をすること。次にイーグリッドでイノベーションを起こすのは、あなたかもしれません。

(2020年2月取材)

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