株式会社CMC Solutionsの求人情報

いつでも、お客さまの立場で、ベストソリューションを。
松江オフィス躍進の一翼を担うのは、あなたかも。

ソフトウエア事業(島根県 松江市)

社屋

数々の誘致企業が軒を連ねるソフトビジネスパークしまねの一角に、お洒落なカフェのようなオフィスを構えている株式会社CMC Solutions(以下、CMC Solutions)。ICT(情報通信技術)を使ってお客様の抱える課題解決をトータルに支援することを事業の目的とし、業界の第一線で活躍しています。

2013年に開設された松江オフィスは、CMC Solutionsの中でどのような役割を担っているのでしょうか?そして、地方に居ながら業界の最先端で仕事をしている社員の皆さんは、島根で働くことにどのような魅力を感じているのでしょう?

最初にお話を伺ったのは取締役の原田淳一さん。CMC Solutionsはどんなところに事業の特色があるのでしょうか?

原田さん
原田さん

CMCグループは、各分野で強みをもった5つのグループ企業が連携してサービスを提供しているところに強みがあります。 我々を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、企業繁栄においてはDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていくことが重要と云われています。これらDXの推進は、自社単独のサービスだけでは対応が難しいと考えており、得意分野をもったグループ企業が連携することで、この大きな変革の中でもお客様に価値のあるサービスを提供することができると思っています。

CMC Solutionsの親会社である株式会社 シイエム・シイは、各種マニュアル製作などを通じてお客様企業を知り尽くし、セルフプロモーションなどをはじめとしたサービスを提供しているそう。トヨタレクサスのオーナーズマニュアルなども手掛け、大手企業からも絶大な信頼を得ている上場企業です。

その他のグループ企業も医療・医薬分野や人財の価値を高める教育事業に特化した高い専門性を有しており、他社には真似できない価値の高いサービスを提供しています。 その中で松江オフィスはどのような役割を担っているのでしょうか?

原田さん

「ソフトウェア開発の拠点にすること」、「データセンター事業」、「採用」の3つが松江オフィスのテーマです。 首都圏や本社のある東海地区では少子化の影響もあって採用が難しい状況なので、島根でいい人財が採用できたらなと。誘致先の候補は他にもあったのですが、島根県はICT業界への理解と支援が厚く、地震などの災害リスクが低いことも決め手でした。

様々な目的を持って設立されたという松江オフィスは、2016年に現在のオフィスが完成して引っ越しをしたのだとか。夜はLEDライトがスタイリッシュなオフィスと企業ロゴを照らし、ソフトビジネスパーク内でも美しいと評判を得ています。

社屋

そんな松江オフィスでは、これまでに10名ほどの採用をしているそう。その中には地元出身者だけでなくIターンの方も居るとのことですが、転勤などはあるのでしょうか?

原田さん

転勤はありますね。1つの拠点だけでは、どうしても学べることが限られてしまいます。松江オフィスで採用したメンバーの多くは、今ちょうど東京や名古屋などに武者修行にいっているところなんですよ。知識や技術を磨いて松江に戻ってきてもらって、新たなビジネスを展開していく予定です。

CMC Solutionsでは、教育だけでなく、経験を積むことを大切にしているのだそう。そうした人財を育む力と、たゆまぬ努力が社会の変化に強い会社をつくり、安定した成長に繋がっています。

原田さん

成長したい人にはうってつけだと思いますけど、中には地元愛が強くて転勤に乗り気じゃない人も(笑)。そういう時はしっかり話をしています。すると「いずれ戻れれば…」って言ってくれる人が多いですね。

企業として大きなビジョンを掲げながらも、働く社員一人ひとりに向き合っている姿勢からは、誠実さと思いやりが伝わってきました。

続いて、採用や研修についてお話を伺いました。

Q.中途採用の方に求めるスキルや技術は?

原田さん

実務での開発の業務経験をもった実践力のある方を求めています。プロジェクトリーダや組織マネジメントができる方を歓迎します。

Q.研修体制はどうなっていますか?

原田さん

中途採用は経験者を対象としているため、定型的な研修はありません。 新卒採用の場合5社の企業が集まる合同研修を約3カ月実施し、基礎を徹底的に身に付けてから、各部門に配属され、OJT修を数か月実施します。

CMC Solutionsでは、研修から配属先でのOJTも含めると、少なくとも約3年は基礎を重ねていく研修期間という認識なのだそう。「教育には時間とお金をかけていると自負しています!」と頼もしい笑顔で教えてくれた原田取締役。その表情からは、人財育成にかける熱い想いが伝わってくるようでした。

そんなCMC Solutionsには、仕事をする上で「ポリシー」があるのだそう。

原田さん

我々は仕事を請け負う時にできる限り「下請け的な仕事はしない」というのをポリシーにしています。お客様から直接受注の場合は企画提案から制作、運用まで一貫して対応させていただくことが多いです。 最後まで責任を持ってお客様と向き合い、仕事をするには粘り強さが必要ですから、社員には日頃からそういう意識と責任感を持つよう伝えています。

事業展開だけでなく、教育面においても明確なビジョンを持っているからこそ、社員個々も明確な目標を持ち、ステップアップしていけるのかもしれません。そんなCMC Solutionsでは、研修後にどんな流れでキャリアを積んでいく方が多いのでしょうか?引き続き原田取締役に伺いました。

Q.研修後のステップアップは?

原田さん

研修後は、物流や公共などの各部門でそれぞれの専門性(業務知識)を磨いてもらうようにしています。 そうすることで、業務知識をもった技術者(業務知識×ICT)となり、お客様の様々なニーズ対応や提案ができるようになりますから。

CMC Solutionsでは、経済産業省が定めるiCD(iコンピテンシディクショナリ)というICTビジネスに求められる業務とスキルを体系化し、業務遂行レベルをスコアで見える化した指標を導入し、社員教育に活かしています。企業側が個々のスキルを把握できるのはもちろん、社員の皆さんにとっても、今の自分には何が足りないのか、今後どうキャリアアップに繋げていくのか…など、明確にできるため、自己研鑽の役にも立っているそう。

一方的に何かを教えるのではなく、人を伸ばすことに時間と労力を惜しみなく使うCMC Solutions。その5年後、10年後の姿は、社員の皆さんが予想しているよりもはるかに大きく進化しているのかもしれません。

原田さん

今後の更なる飛躍に向けて力を蓄えている、CMC Solutions松江オフィスの今後の展望について伺いました。

Q.松江オフィスの今後の展望は?

原田さん

数年後には武者修行中のメンバーが集結して、松江オフィスを本格的な開発拠点にして盛り上げていきたいと思ってます。我々はRubyを活用した開発業務も対応しているため、お客様のニーズがあればそういった仕事も増やしていきたいと思っています。

それから今後は「ツールや仕組みを開発する部隊」と、「それを使ったサービスを展開していく部隊」を作って、開発だけではなく保守を通じてデータの利活用ビジネスも拡充していきたいと思っています。松江オフィスに在籍する人数も今の2~3倍に増やしたいですね!

こちらまでワクワクするような展望を語ってくれた原田取締役。普段は愛知県の本社に席を置きながらも、松江オフィスの立ち上げに尽力し、折々に島根を訪れているそう。穏やかな言葉の中に垣間見える熱意は、松江オフィスのメンバーにも伝わり、原動力の1つとなっているに違いありません。

最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。

原田さん

今、コロナ禍で働き方がどんどん変わってきています。それに戸惑いを感じている人も多いと思いますが、我々の業界はそういった環境下でも柔軟な働き方ができると思っています。 大変な時ですが、ICT業界で働くことや、松江に拠点がある当社でこういった仕事に従事することを、1つの選択肢として考えていただけると嬉しいですね。

「求人応募を待っています」というメッセージではなく、どこまでも相手のことを思いやる原田取締役の言葉からは、ゆるぎないポリシーが伝わってきました。 数年後のCMC Solutions松江オフィスは一体どこまで進化しているのでしょうか?スタイリッシュなこのオフィスに更なる活気が溢れ、働く人の笑顔がより一層輝く…そんな光景が目に浮かぶようでした。

梶村さん

続いて、従業員代表としてお話を聞かせてくれたのは、愛知県名古屋市出身の梶村達也さん。これまでは島根県と全く関わりが無かったという梶村さんは、一体どのような経緯で松江オフィスで働くようになったのでしょうか?

梶村さん

元々名古屋本社で働いていたんですが、自分がちょっと飽き性なタイプで「刺激がほしいな…」と思っていた時に松江オフィスを設立の話が出たので、思い切って立ち上げメンバーに応募しました。 最初はインキュベーションオフィスに1人だったので、ちょっと寂しかったです(笑)。

好奇心と行動力の塊のような梶村さん。屈託のない笑顔からは仕事を楽しんでいるのが伝わってきます。そんなアクティブな梶村さんは、松江オフィスのどんなところに、仕事の面白みややりがいを感じているのでしょうか?

Q.松江オフィスでの仕事のやりがい、面白味は?

梶村さん

松江オフィスは本当にゼロから始めたので、自分たちで模索しながら作っていくのが面白いですね!やったことがない仕事も自分で何とかするしかなかったので大変でしたけど、そういう経験は手を挙げなければ絶対にできなかったと思います。

松江オフィスではデータセンター事業も行っているのですが、サーバーは熱を持つのでそれを冷やすためにデータセンターってめちゃくちゃ寒いんですよ。その中で仕事をしたのも、本社にいたらまずできない経験でしたね(笑)。

今は新しくできた部署、G戦略部 企画室の主任を務める梶村さん。一体どのような業務を担当する部署なのでしょうか?

梶村さん

今までソフトウェアの受託開発業務が中心だったんですけど、少し前に大きな組織改編が行われ、自社で企画立案し、製品やクラウドサービスを作る「企画室」という部署ができました。 ゼロから新しいものを生み出すという、今まで経験したことない苦しみもあって大変ですけど、新鮮で楽しいですね。

2年ほど前に現社長の近藤幸康さんに世代交代し、グループ会社で連携してより良いサービスを提供できるよう、進化を続けるCMC Solutions。 連携するのはグループ会社という大きな単位だけでなく、ここ松江オフィスでも従業員一人ひとりがそれぞれの部署に所属し、他の拠点と繋がりながら業務をしているそう。

梶村さん

私の部下は本社在籍メンバーがいるので、遠方でやりとりしてるのは常のことですね。コロナ渦がきっかけでリモートワークも当たり前となったため、東京、大阪、名古屋にいようが、もう関係ないのかなと。地方にいても大きい仕事が当たり前にできる環境です。

梶村さん

Q.島根県の生活環境はどうですか?

梶村さん

すごくいいと思ってます!島根に来た頃は単身だったんですけど、今は結婚して子供もいます。家庭を持つと、島根の暮らしやすさがより分かりましたよ。

Q.具体的な暮らしやすさポイントは?

梶村さん

1つは人口密度が少ないところです。子供をどこかに連れていく時、混んでて入れないとか、公園の遊具が空いてないとか、あんまり無いですね。自然も多いし土地も広いし、子供を好きなように遊ばせられる環境があるって、本当に良いなと思います。

現在は松江市のマンションで家族3人暮らしているという梶村さん。お子さんを保育園に入れるにあたり、待機児童の心配もしていたそうですがスムーズに入園できたそう。「島根の暮らしや子育て環境で困っていることはないかな!」と笑顔で教えてくれました。

Q.仕事と家庭のバランスはどうやって取っていますか?

梶村さん

仕事って受けてしまったら信頼に比例して仕事量もどんどん増加するため、自身で仕事量をコントロールしてバランスを保っています。そこは自身が意識的にコントロールしないと絶対に無理だと思いますね。流れに委ねていてはいけないと僕は思ってます。

今は6人のメンバーを束ねている梶村さん。「さすがに自分だけっていうのはね!」と照れ隠しのように笑いながら、同じ部署の皆さんにも同じように促していると教えてくれました。

梶村さん

今は責任ある立場でバリバリ仕事をこなしている梶村さんですが、実は大学では文系の学部を専攻しており、新卒で入社するまでプログラミングの勉強をしたことは無かったそう。一体なぜ、ICT業界を目指したのでしょうか?

梶村さん

学生時代に聞いた「将来AIが仕事を奪う」という話が自分の中で強く印象に残っていて、この先も食いつないでいける仕事は何かって考えた時に、「ICT業界でAIを支配する側になれば仕事は奪われないだろう!」と思ったのがきっかけです(笑)。

プログラミングをやったこともないし、不安だったんですけど、当時は新しいことに挑戦したいという気持ちが強かったので。今思うと結構思い切った人生ですね。

Q.数あるICT企業の中でもCMC Solutionsを選んだ決め手は何ですか?

梶村さん

前社長にとてつもなく惹かれてしまって。なんだろう、ボスとか頼れるオヤジみたいな感じですかね。「この人に付いて行ったら間違いないだろうな…」と信じられる方でした。 後から知った経営理念に「社員とその家族の幸せを追求します」って文言があって、やっぱりなって思いましたね。あの社長だったら、そうなんだろうなと。

松江オフィス発足当時、激励に訪れた前社長と2人で飲みに行った思い出を語ってくれた梶村さん。大きな組織でありながら人を大切にする風土は、CMC Solutionsのトップに代々引き継がれる想いがあったからこそ、培われてきたのかもしれません。

Q.入社後はどんな研修をしましたか?

梶村さん

もう10年前なんですけど、最初は他社さんも集まる集合型研修をしましたね。そこで、3カ月間外部の研修機関に通いました。 座学でITの基礎を学んでから、「リゾート施設の予約システムの開発をしましょう」というお題が出て、各グループに分かれ要件定義、設計開発をして、最後に参加会社の役員さんにプレゼンテーションをして見ていただきました。

Q.研修の中で特に勉強になったことは何ですか?

梶村さん

他者と一緒にシステムをつくることの大変さが分かったことです。みんな「自分はどうしたい」という想いがありますから。

研修終了後は先輩がつくったプログラムのテスター、バグの修正をしながらプログラミングを学び、徐々に開発のスキルを磨いていったという梶村さん。その中、大学で使われるシステムの構築や保守、運用など大きな仕事にも携わったと教えてくれました。

梶村さん

CMC Solutionsでは、地元に居ながら首都圏と変わらない大きなプロジェクトに関われ、給与や福利厚生面も首都圏と差はないそう。

梶村さん

就職の時に何を重視するかは人それぞれですけど、実際に、地元が好きで島根で働きたいという学生さんに、うちの給与や福利厚生面の条件がフィットして採用に繋がったケースもあります。めちゃくちゃ優秀な子が入って来てくれましたよ。

長く働くためには安心して仕事に邁進できる環境も必要です。CMC Solutionsでは、職場環境、教育、給与、福利厚生など、様々な面で社員が働きやすい環境を追求しています。

続いて、梶村さんに仕事で達成感を感じる瞬間を教えていただきました。

梶村さん

最初はプログラミングを思い通りにつくれた時にやりがいや達成感を感じていましたが、5年くらい経って自分がフロントの立場になると、お客さんから「ありがとう」と直接感謝の言葉をもらえるようになりました。今はそれが仕事のやりがいを感じる一番の瞬間ですね!

日々技術革新が進む業界で学ぶ最初の数年間は、きっと様々な苦労もあるのでしょう。しかし、その先にはお客さんから「ありがとう」と言ってもらえる喜びが待っています。

「いつでも、お客さまの立場で、ベストソリューションを」を合言葉に進化を続けるCMC Solutions。松江オフィス躍進の一翼を担うのは、あなたかもしれません。

梶村さんとスタッフの皆さん

(2020年11月取材)

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