Blue Sky Frontier株式会社の求人情報
航空機産業の第一線で活躍!
世界屈指の技術力を誇る会社で、共に挑戦しませんか?
金属加工業(島根県 江津市)
江津市の市街地から東に約5㎞、緑豊かな山々に囲まれた丘陵地にある江津工業団地内に工場を構えるのがBlue Sky Frontier株式会社(以下、Blue Sky Frontier)です。
Blue Sky Frontierは、航空機エンジン部品の金属表面処理加工を行う会社で、世界屈指の高度な特殊技術を有し、航空機産業の第一線で活躍するトップメーカーとして世界から注目されています。そんなBlue Sky Frontierとは一体どんな会社なのでしょうか?
まずは代表取締役所長の西岡伸司さんに伺いました。
Q.初めに会社設立の経緯を教えてください。
Blue Sky Frontierは、金属表面処理のトップメーカーである株式会社パーカーライジング広島工場のグループ会社です。本社は80年以上の歴史があり、各種金属表面処理を軸に、道路標識や建築機能材、さらには食やアウトドアなど幅広い分野の事業を手掛けてきました。その中で2015年に航空機分野の事業拡大として江津市へ事業所を開設したのち、グーロバル戦略を図るため2021年に分社化し、Blue Sky Frontierが誕生しました。
長年、街の安全と快適を支えてきた本社の理念と、これまで培った技術力を受け継いだBlue Sky Frontier。社名は「世界へ羽ばたいていく」という願いから名付けられ、太陽と翼をイメージしたロゴマークには、誠実・安心・安全の基本理念と共に、未来へ挑戦し国際的に発展していくという熱い想いが込められているそう。
穏やかに、そして堂々と語る西岡所長の言葉からは、これからさらに航空機事業を盛り上げていきたいという強い意気込みが伝わってくるようでした。
Q.続いて御社の事業内容について教えてください。
私たちは、航空機エンジン部品の金属表面処理に特化した新技術の開発から生産までを一貫して行っています。金属表面処理というと、かなり特殊な工程のため、一般的にはあまり認識されていない分野ですが、航空機が安全に空を飛ぶには欠かせない処理なんです。
具体的にはどういったものなのでしょうか?詳しく教えていただきました。
わかりやすく説明すると、金属の表面状態を変えることで、錆びにくくしたり、摩耗に強くしたり、接着性を向上させる処理です。航空機部品には、軽い金属としてアルミニウムが多く使われていますが、柔らかく錆に弱い金属なので、こういった特殊な処理を施して材料の性能を向上させることで、安全性が守られているんですよ。
常に高いレベルの安全性が求められるなかで、厳しい認証の取得や確実な品質維持を徹底することはもちろん、先進的な技術開発にも力を入れているそう。中でも、エンジンのファンブレードへのチタン表面処理ができる企業は国内で他にはなく、日本唯一の企業だそう。また、同じ技術を有する企業は、世界にBlue Sky Frontierを含めて3か所しかないそうで、この技術力がいかに高度で希少なものかがわかります。
一般的な企業は、リスク回避のために複数のサプライヤーを持っているのが普通ですが、弊社の場合は他に替えが利きません。世界中で航空機がつくられているので、我々が止まると世界が止まってしまう。それくらい責任のある仕事をさせていただいています。
最近では、特に金属の接着性を高める下地の表面処理という、さらにニッチな分野の業績が伸びており、その技術力を求めて「空飛ぶ車」など新技術の開発を進める自動車業界からも声が掛かっているそう。
今後もこういった新たなモビリティ開発によって、我々の技術が活かされる場面が増える見込みで、業界全体の発展に繋がることに大きな将来性を感じています。
人々が夢みる近未来的な世界が、こういった技術開発によって実現する日も遠くないかもしれないと思うと、想像するだけでワクワクするよう。ニッチな分野を極め、航空機産業の発展に欠かせない存在となったBlue Sky Frontierですが、今後はどのような事業展望を考えているのでしょうか?
長引くコロナ禍で航空機産業も大きな打撃を受けましたが、今後はその影響も回復することが予想され、さらに伸びていく業界と期待されています。そこで、弊社もさらなる事業拡大を目指し、新たに設備を整えた工場の拡充を図りたいと考えています。
こう語る西岡所長がその先に見据えるのは、やはりさらなる海外進出の強化です。今後も多種多様な人材を求め、組織を牽引するリーダーの出現を願っているそう。
現在は設立から間もないこともあって、本社の広島から来たメンバーが主幹となっていますが、今後は地元の人たちがどんどん活躍しBlue Sky Frontierを支え、運営していって欲しいですね。
自社の強みを地方の力で発展させ、世界へ飛躍していきたいという西岡所長の熱い志は、社員の皆さんにもしっかりと浸透していました。
同じく、「Blue Sky Frontierを地元の人材で盛り上げていきたい」と語るのは、総務課課長代理の布施是徳さん。現在、総務として採用や人材育成も担当する布施さんは、西岡所長とビジョンを共有し、将来を担うリーダーの育成に励んでいるといいます。そんな布施さんに、採用条件や福利厚生、入社後の研修制度など働く環境についてお聞きしました。
Q.高い技術力が求められる業界ということですが、未経験でも入社は可能でしょうか?
作業マニュアルや品質管理システムがあるので、全く問題ありませんよ。弊社では、まず入社後2日間の導入研修を行い、各部署に配属される前に基本的な知識を学びます。その後も、OJTで先輩から指導を受けながら実務を通して知識や技術を身に付けていくので、未経験でも安心して働くことができます。
Q.福利厚生についてはいかがでしょうか?
福利厚生の面でも働きやすい職場だと思います。土日休みで希望休も取りやすく、有給取得率も高いですし、バースデー休暇もあって、その際飲食代の補助金支給があるなど諸手当も充実しています。一時間単位の有給制度もあり、短時間の用事や子どもの行事などで抜けたい時に活用できて助かると社員からも好評です。
加えて、職場環境の向上にも力を入れているそうで、誰もが気持ちよく働けることはもとより、安全性や作業効率が上がり、結果的に製品の質の向上へ繋がることで会社の信頼性も上がるといいます。また、同時にそれは女性活躍の後押しにもなっているそう。
現在、女性従業員は全体の1/3で製造業としては多い方だそうですが、今後は男女の割合を半々にすることを目指し、それぞれの持ち味を活かしていきたいとのこと。
Q.人材育成やキャリアアップについては、どのような取り組みをされていますか?
社内研修に加えて、職場環境や意識向上を図る「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)リーダー養成研修」や「女性活躍推進セミナー」のほか、コミュニケーション力をアップさせるセミナーなど、市町村やしまね産業振興財団主催の様々な人材育成研修も活用しています。
島根県は特にこういった研修が充実しており、様々な方面から企業の人材育成をサポートする体制が整っていると感じているそう。
今後も外部研修を活用しながら、人事制度や階層別研修といった教育体制も強化し、個々に合わせたキャリアパスを提案しながら、サポートを充実させたいと考えています。入社時の経験値や男女関係なく、それぞれの頑張りが評価され、前向きにキャリアアップを目指せる体制づくりを整えていきたいですね。
こう語る布施さんも、県外に就職後Uターンし、異業種から転身してきた一人で、自らも会社によって成長させてもらったといいます。どのようにサポートできるか、ご自身の経験も重ねながら、社員一人ひとりに寄り添うことを大切に取り組まれている様子が伺えました。
Q.最後に求職者へメッセージをお願いします。
私は、Blue Sky Frontierの一員として航空機事業の一部に携われていることに誇りを感じています。これは、他の社員も同じだと信じています。ぜひ、ここに魅力を感じ、地元の力でこの会社を発展させたいという思いに賛同できる方に入ってきて欲しいですね。そして目標は、将来を担うリーダーの育成です!意欲的で自立心のある方をお待ちしています。ギラギラと野心のある方大歓迎です(笑)!
取材中、優しい表情で丁寧に答えてくださった布施さん。穏やかながらも熱い想いが垣間見え、最後はスパイスの効いた強いメッセージで和ませてくださいました。
続いて、お話を伺ったのは総務課の有田和史さんです。どんな仕事でもスマートにこなす布施さんを憧れの存在として目標にしているそう。有田さんもまた、Uターン就職し、その後転職でパーカーライジングへ入社。そして、Blue Sky Frontierへ異動という形で総務課に配属され1年目とのこと。以前は出荷業務を担当していたそうで、慣れない総務の仕事に奮闘中なのだとか。
Q.現在の業務内容を教えてください。
採用担当の補佐として企業説明会やホームページ管理といった広報、購買業務なども行っています。業務は多岐にわたり大変なこともありますが、上司の布施さんをはじめ、課の皆さんにフォローしていただき、楽しく仕事に取り組むことができています。
マルチな部署として幅広い対応力が求められるそうですが、頼れる先輩方の存在が心強いという有田さん。忙しい中でも、楽しく仕事を続けられるポイントは「人」だといいます。みんな仲が良く、いつも自然体で過ごせる雰囲気に働きやすさを感じているそう。そして、説明会の度に、世界に誇れる会社として飛行機の一部に関わっていることを実感し、やりがいを感じていると有田さんは語ってくださいました。
Q.今後の目標を教えてください。
今はまだ色々な業務が手探り状態で、迷惑をかけてしまう時もあるので、余裕をもって落ち着いて取り組めるようになりたいです。これからもっと経験値を高めて、総務として早く社員のサポートが出来るよう頑張りたいと思います。
しっかりと等身大の自分と向き合い、実直にステップアップを目指す有田さん。今後も、布施さんの熱心な指導のもとで経験を積み、Blue Sky Frontierを支えていく希望となるに違いありません。そんな有田さんは現在1児のパパで、Blue Sky Frontierの男性社員で初となる育児休業を取得されたそう。
Q.育児休業を取得されていかがでしたか?
1ヶ月間という期間でしたが、生まれたばかりの我が子と一緒に過ごし、じっくり育児に関われたというのは、とても良かったですね。妻も助かったと喜んでくれました。男性の育児休業は本社でも推進していますし、ここでは私という実例があるので、この後も安心して男性社員みんなが取得して欲しいと思います。
総務課の立場として有田さんが先陣を切ったことで、社内の意識や協力体制を具体的に整えるきっかけとなったのではないでしょうか。仕事も家庭も充実した日々を過ごす有田さんから、最後に求職者にメッセージをいただきました。
会社を調べる時は、ホームページ以外からも情報収集することをお勧めします。弊社は特殊な分野で一見わかりにくいと思いますが、特別なスキルがなくても大丈夫ですし、とても働きやすい職場です。企業説明会では、こういった魅力を細かくお伝えするので、ぜひ足を運んでいただきたいです。
最後は品質管理課品質管理チームの山田順子さんにお話を伺いました。山田さんは江津市出身で、島根大学を卒業後、益田市の製造工場へ就職したものの、地元で働きたい思いが強くなり、転職でBlue Sky Frontierへ入社されました。実は山田さん、入社のきっかけは合同説明会だったといいます。
Q.各社ある中で、入社の決め手はなんだったのでしょうか?
大学で環境分析を専門に学んでいたので、会社説明で表面処理や処理液の分析をしていると聞き、知識が活かせるのでは?と興味が湧きました。また、その話を西岡所長と布施さんが親身に聞いてくださったことも嬉しくて、お二人の人柄に惹かれたことが決め手となりました。
実際に入ってからも、お二人の印象の良さは変わらなかったといい、自分にピッタリの会社に出会えたことに、とても満足している様子の山田さん。
Q.現在の仕事内容を教えてください。
処理液の分析結果をまとめたり、製品の品質を確認する試験を行っています。また、徹底した品質管理を行っても不適合となった場合には、原因を調査し、報告資料の作成や是正処置を行うなど幅広い業務を担当しています。
前職でも品質保証の仕事をされていた山田さんですが、入社当初は航空機部品の厳しい規格や多くのルールに圧倒されたそう。
Q.仕事のやりがいを感じるポイントは?
最初は覚えることが多く大変でしたが、少しずつ経験を積んで、ようやく全体像が見えてきた感じです。やはり私も「自分は飛行機の部品をつくっている!」ということにワクワクします。資料は全て英語で、認証の審査もアメリカから専門機関が来るため、通訳を通してのやり取りも大変ですが、技術者として日々知識やスキルのレベルアップを実感できて面白さとやりがいを感じています。
そして、目標に向かって行動し、それが人事制度によってしっかりと評価されることがモチベーションアップに繋がっているという山田さん。熱心に仕事へ取り組む姿勢が評価され、入社して間もなくチームリーダーとなり2年目を迎えます。現在は、チームのスケジュール管理や2人の部下の目標設定や行動計画などのフォローも行っているそう。
そんな責任ある仕事をされている山田さんですが、休日は自分の好きな時間を過ごすことがリフレッシュになっているそう。また、Blue Sky Frontierでは社員はもちろん、同じ工業団地内の企業とも情報交換や交流を図るために様々なレクリエーションを実施しているそうで、こういった楽しみも仕事の活力に繋がるといいます。
コロナ禍で直接集まれなかったため、マリオカートや謎解きゲームといったオンラインゲーム大会が開催されました。社員もですが、他の会社の方とも一緒にゲーム対戦で盛り上がって、すごく楽しかったですね!
コロナ禍でも、出来る方法を考え交流を続ける。ものづくり企業の柔軟な発想と、それを楽しむ皆さんの心意気が伝わってくるような素敵なエピソードを教えていただきました。
Q.今後の目標を教えてください。
私たちの業務は、様々な知識が必要なので、資料を読み込み、理解を深め、チームでステップアップを目指しています。今後もリーダーとして、2人が成長できるよう土台を整えていきたいと考えています。
全ての経験が自分自身のスキルアップに繋がるという山田さん。意欲的に学び成長したい方や、海外との繋がりも多いので、語学力を活かして世界へ挑戦したい方も大歓迎と笑顔で語ってくださいました。
最後に、西岡所長が思うこの仕事の魅力と共に、求職者へメッセージをいただきました。
何と言っても、自分たちの手掛けた部品が航空機として世界中の空を飛ぶわけですから。人々の安全を守り、社会へ貢献するという意味でも、大きな責任とやりがいのある仕事です。さらに、この自然あふれる江津市から、温かい地元の皆様と共に、世界へ挑戦できることは、とても素晴らしく意義のあることだと感じています。
そして、私は社員が男女ともに活躍し、仕事にやりがいを持って、活き活き働ける会社を目指しています。そのために、製造業のマイナスイメージを払拭する綺麗で働きやすい環境づくりや、福利厚生の充実、健康経営、社内レクリエーションなどにも力を入れています。ぜひ、こういった想いに共感してくださる方に来てもらえることを願っています。
やりがいのある仕事を誇って欲しいという願い、そして、今後の発展を担う人材確保のために、まずは社員に寄り添った職場環境づくりが大切であると語ってくださいました。今回西岡所長以外にお話を伺った布施さん、有田さん、山田さんの3人も、皆さんそれぞれの立場から西岡所長と同じやりがいを胸に、誇りを持って同じ未来を見つめておられることが伺えます。
「青い空のむこうに、届けたい信頼がある」この使命のもと、これからもBlue Sky Frontierのイノベーションは続きます。あなたも世界へ羽ばたく夢を共に描き、世界中の空の安全を支える一員に加わりませんか。
(2022年12月取材)