やまだ たつろう
山田 達郎さん
-
年齢/
36歳
-
移住前/
愛知県、ブラジル(ファームステイ)
-
現住所/
津和野町
-
家族構成/
1人、犬1匹、鶏数匹
-
趣味/
料理(基本的に何でも)
-
仕事/
農業
業 種
農業(受入先:メロンパーク/津和野町)
住まい
持ち家(メロンパーク)
期 間
2014年6月~2015年3月
生活拠点
津和野町
地域活動
盆踊り、お祭り、消防団、おもちつき
産業体験のきっかけは?
短期留学でブラジルに滞在していた時に現地でマンゴーの収穫や、草刈りなどの体験をし、農業は自分にとって「天職だ」と感じたのがきっかけです。帰国後、ブラジルで出会った友人が移住していた津和野町を選び、産業体験を始めました。
体験中の困りごとは?
方言が分からなくて戸惑ったり、先輩方の長年の経験や職人の勘と言った、感覚的なものを理解するのが難しかったです。また、農業はとにかく色んな道具を使うので、作業後の片付けが時間も手間もかかり、苦労しました。
学んだこと・役に立ったこと
未経験からのスタートだったため、最初は先輩のどこを見て学べばいいか分かりませんでしたが、機械類の扱い方、パッキングなど、農業をする上で必要な知識を身に着けることができました。独立した今でも、学んだことがとても生かされています。
今だから言える○○
農業機械に、誤った燃料を入れて壊してしまったことがあります。色んな種類の機械があり、それぞれ燃料が違うので、最初の頃はよく間違えそうになりました。ガソリンなどの燃料は一歩間違えば事故になるので、火災保険に入っておくなど、備えをしておくと安心だと思います。
ニワトリに餌やりをしている様子
山田さん宅で実った人参
生活の様子
朝4時に起きて4時半ごろから作物の収穫を行います。19時半まで畑で作業をした後は家でゆっくりと趣味の料理をして過ごし、21時に就寝するまでが基本的な生活スケジュールになってます。
仕事に対する満足度
かなり楽しんでいます。最初の頃は農薬を使用していましたが、工夫を重ねて無農薬に切り替えることができました。座学で知識を付けて、畑で実践しながら、より良い畑を作っていく過程が今はとても楽しいです。
交流・コミュニケーション
幼稚園と連携し、もち米を植えて、収穫し、もちをついて食べるという企画に参加し、地域との交流を深めることができました。その他、盆踊りなどのお祭り、消防団の活動など地域の方々とコミュニケーションをとる機会がたくさんありました。
自給力の高い生活をする
今も自分の食べる野菜を作ったり、薪ストーブ用の薪を自分で割って使用していますが、今後は出荷用の作物を作る畑と家庭菜園を分けて、より自給力の高い生活をしていきたいと思っています。
今の家を引っ越し、新しい家を、農泊施設にする。
今の家を引っ越し、新しい家を農泊施設にしたいと思っています。薪ストーブ、堀ごたつなどを部屋に置き、得意の料理で宿泊客をもてなし、いずれはたくさんの観光客が訪れる場所にしていくことが夢です。
独立すると、今までのようにいつでも先輩に分からないことを聞ける環境ではなくなりますし、勉強する時間も取りにくくなります。なので、産業体験中にできるだけ勉強し、知識も蓄えておくことをオススメします。