おおもり ゆうすけ

大森 雄介さん

  • 年齢

    43歳

  • 移住前

    神奈川県

  • 現住所

    安来市

  • 家族構成

    妻、こども2人

  • 趣味

    トライアスロン

  • 仕事

    農業(自営)

大森雄介さん
UIターンの流れ UIターンの流れ

産業体験中の暮らし

業  種

農業(いちご栽培)(受入先:個人農家/安来市)

住まい

産業体験者用住宅(アパート)

期  間

2016年9月~2017年8月

生活拠点

安来市

地域活動

産業体験中は産業体験者用住宅内の交流のみ

産業体験のきっかけは?

農業の楽しさに目覚めたのは家庭菜園がきっかけです。1年ほど農業ができる移住先を探していたところ、UIターンフェアで知った安来市の受け入れ態勢が充実しており、妻の地元である鳥取県米子市からも近いことから産業体験を決めました。

体験中の困りごとは?

就農するための土地を探すのに苦労しました。最終的に産業体験の受け入れ先に相談し、無事に土地を確保することができましたが、地元の人との繋がりの大切さを痛感しました。最近は町内会と行政が産業体験者に家と土地をあわせて提供しているようなので、就農を考えている人は活用すると良いかもしれません。

学んだこと・役に立ったこと

いちごや切り花の栽培、施設を作ること、施設の保守、解体までの一連の業務をじっくり学びました。産業体験終了後は販売や営業も自分でしていかなければならないので、約1年間の体験中にしっかり基礎を固められたことは大きかったです。

今だから言える○○

安来は受入れ体制がしっかりしていたので、大きな困りごとはありませんでしたが、方言が分からなくて戸惑ったことはありました。皆さん優しいので自分に話す時は方言を抑えてくださるのですが、地元のベテラン農家さん達が話すネイティブな安来弁はまだまだ聞き取れません。

現在の暮らし

収穫されたつやつやの苺

収穫されたつやつやの苺

大森さんが自ら開発したセンサー付きのハウス

大森さんが自ら開発したセンサー付きのハウス

生活の様子

3月~6月は最盛期のため、朝から夜まで仕事をしています。収穫作業は数時間で終わりますが、いちごはとてもデリケートなので、その後のパック詰めに時間がかかります。オフシーズンはその日の状況に応じてマイペースに仕事をしています。

生活のスケジュールグラフ

仕事に対する満足度

事業をするようになって「自分で計画して自分で実行する」という自らの意思で動けるところが私には合っているので、今の生活にとても満足しています。

交流・コミュニケーション

安来は県内一のいちごの産地なので生産者も沢山います。いちご部会という生産者組織もあり60名ほどの生産者が属しています。また、既存の枠にとらわれない新規就農者同士のコミュニティーも充実しており、共同でのイベント開催や販路の連携など進めています。

将来の展望

アクティビティとしての農業体験を展開したい

国内の観光客向けにいちご狩りも行っていますが、外国の方向けに農業体験をアクティビティとして提供したいと考えています。例えばアメリカのような広大な国では大規模農業が一般的なので、ちょっとした農業体験は難しいんです。そういう方に向けたアプローチや、アグリツーリズムにも取り組んで観光農業として展開していきたいですね。

余暇を取れる働き方を見つけたい

安来に移住してから趣味のトライアスロンをしていないので、余暇の時間を作って島根の気持ち良い自然の中でトライアスロンに再チャレンジしてみたいです。せっかくなので、ゆくゆくは大会にも出たいですね。

大森さん
目的が決まったら、あとは一生懸命やるだけ

「目的に向かって一生懸命やる」これに尽きると思います。しかし一人で頑張るのではなく、先輩達や地元の方とコミュニケ―ションを取ることが重要です。産業体験中に培った人脈が後々の財産になりますよ。

産業体験を成功させるポイント