しのはら なるみ
篠原 愛海さん
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年齢/
25歳
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移住前/
広島県
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現住所/
松江市
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家族構成/
単身
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趣味/
映画、図書館で読書
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仕事/
塗師
業 種
漆器製造業(受入先:株式会社山本漆器店/松江市)
住まい
アパート
期 間
2017年4月~2018年3月
生活拠点
松江市
地域活動
ワークショップ
産業体験のきっかけは?
大学時代に漆について勉強する中で漆に関する仕事に就きたいと思う様になりました。その中で、山本漆器店に入社を依頼したところ、定住財団主催の産業体験があることを知ったことがきっかけです。
体験中の困りごとは?
最初の頃は島根県の冬の寒さに慣れず、とても困りました。雪が降るとどこへも行けず、道端で転びそうになることもあり大変でした。仕事面では、ずっとこもりきりの作業のため、同じことの繰り返しで苦労しました。
学んだこと・役に立ったこと
大学時代は一つ一つの作品に長い時間をかけていましたが、体験を通して効率よく、美しく、着実にこなすプロの技を学ぶことができました。生活面ではご年配の方と接する機会が増え、野菜の美味しい調理方法を教えていただきました。
今だから言える○○
初めてこの地に訪れたときは思っていたよりも、物価が高いなという印象を受けました。生活していく中で少しずつ安いお店を探したり、発見していく過程はとても楽しかったです。
絵付けの作業をしている様子
山本漆器店で作成したアクセサリー
生活の様子
朝7時30分に起床し、9時から仕事が始まります。18時に仕事が終わり、家に帰ってからは基本家事をしたり、テレビを見ます。自分で作成したアクセサリーをネット通販で出品するための文章を考えたり、デザインを考えることもあります。
仕事に対する満足度
75%ぐらいです。最初に比べると、技術的な面ではスピーディーに作品を制作できるようになりましたが、まだまだできていないところがたくさんあります。3年目なので、もっと高みを目指して頑張っていきたいと思っています。
交流・コミュニケーション
市内の歴史館に出向き、ワークショップで子どもたちや中学生に絵付けを教える機会をいただきました。その際に、「先日お店に伺いましたよ」であったり、「頑張ってください」とよく声をかけていただき、地域の方々の存在がとても励みになっています。
いつかは自分の工房を持ちたい。
独立したいという気持ちがあります。今は夢と現実の狭間にいますが、体験先で身に着けた技術を活かして、いつか自分の工房を持ちたいと思っています。
ゆっくりのんびり暮らしたい。
松江のゆったりした雰囲気をとても気に入っています。このスピード感を大切にしてのんびりと暮らしていきたいです。これから生活面でも仕事面でももっとやりたいことを見つけたいと思っています。
違う地域に移住すると良いことも悪いこともたくさんありますが、なるべく良い方向に捉えて楽しむことが大事だと感じています。最初は、街全体が朝型の島根と夜型の広島とでは、生活のリズムが違い、戸惑いました。今は島根の朝型リズムのおかげで、カフェでモーニングを楽しむなど、日常が充実するようになりました。違いを楽しむことは大切だと思います。