さかぐち まさひろ
阪口 真広さん
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年齢/
48歳
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移住前/
大阪府
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現住所/
松江市
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家族構成/
単身
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趣味/
友達と飲みに行くこと
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仕事/
漁師
業 種
漁業(受入先:美保関大敷株式会社/松江市)
住まい
借家
期 間
2015年6月~2016年5月
生活拠点
松江市
地域活動
地域のお祭り(お神輿)
産業体験のきっかけは?
もともと大阪で漁業をしていましたが、たまたま見ていたニュースで島根は大阪では行っていない手法で漁業をしていることを知り、島根で漁業をやってみたいと思うようになりました。その後大阪の就労センターへ行って相談し、産業体験の存在を知りました。
体験中の困りごとは?
地域の人たちの方言が最初は分からず、何を言っているか理解できず戸惑いました。また、バスが1時間に1本しか通らないので不便でしたが、「住めば都」と言うように今はあまり気にならなくなりました。
学んだこと・役に立ったこと
島根に来る前から漁師をしていたので、特別新たに学んだことはありませんが、自然を相手にする漁師の仕事はとても危険だと日々再確認しています。天気が変われば海に大きな影響が出るので、簡単な仕事ではないと感じています。
今だから言える○○
今だから言える大変だったことは、美保関の天気が悪い日にテレビや携帯などの通信機器が、電波障害で繋がりにくくなったことです。ちょっとしたコミュニケーションを取りたいときに連絡ができず、とても不便でした。
網作業の風景
美保関大敷網本船
生活の様子
毎日深夜2時に起床し30分後に仕事が始まります。まず出港準備から始め、出港して漁を開始し、漁獲物の選別を行います。その後漁獲物を箱詰めして出荷し、網仕事を終えます。仕事終わりには友人とお酒を飲んだり、温泉などを楽しんだりしてから、18時には就寝します。
仕事に対する満足度
100%です。この美保関大敷株式会社では、やりたいことをやらせてもらっています。色んな責任ある業務を任されているので、やりがいを感じています。また、獲った魚を自分で調理できる点はこの仕事の魅力的だと日々感じています。
交流・コミュニケーション
色んな場所に顔を出していくことで、つながりがとても増えました。大阪にいたころよりも、地域とのコミュニケーションは密になったと思います。地域のご年配の方々が様々なお世話をしてくださり、とてもありがたいと感じています。
自給自足で生活していく
漁師は定年がないので、船が乗れなくなっても網仕事をするなど、一生涯この仕事をやっていきたいと思っています。
のんびり暮らしたい。
まとまった連休に地元大阪に戻った際、島根とのスピード感や景観の違いにギャップを感じますが、自分にとってはそれが心地よく感じます。時々大阪に戻りながらも、のんびり、ゆっくりとした生活を送っていきたいと思います。
漁業をやっていると辛いことがあるかもしれませんが、「自分には向いていない」と思わないことが大切だと思います。「自分はできる」と思って作業を進めていくと、いずれ作業にも慣れます。怒られて嫌だと思うかもしれませんが、素直さ・やる気・根気を持てば成長していけます。