みやけ こうた
三宅 康太さん
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年齢/
24歳
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移住前/
岡山県
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現住所/
大田市
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家族構成/
1人
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趣味/
ショッピング
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仕事/
伝統工芸(焼き物)
業 種
伝統工芸(焼き物)(受入先:森山窯/大田市)
住まい
一軒家
期 間
2017年3月~2018年2月
生活拠点
大田市
地域活動
年1回程度の草刈りに参加
産業体験のきっかけは?
焼き物に魅了され、岡山の焼き物作家、武内真木さん(倉敷堤窯)から、父の武内晴二郎さんの弟子である森山窯の森山雅夫さんを紹介され、勉強させていただくことになりました。産業体験の制度は大田市温泉津町に移住してから教えていただきました。
体験中の困りごとは?
受入れ先のご厚意で、産業体験中はいろんな作業を経験させてもらうことができたので、仕事面の困ったことは特に思い浮かびません。生活面ではスーパーが遠いことが少し不便でした。今は週末にまとめて買い物をするようにしています。
学んだこと・役に立ったこと
産業体験の制度そのものがとても役立ちました。焼き物は技術が必要なので、まだ売れるレベルの物を作れない時に、「受入れ先にも負担をかけるのでは…」と気がかりだったので、学びながら助成金をもらえる産業体験の制度がとてもありがたかったです。
今だから言える○○
年が近い人がいないのが少し心細かったですね。でも、作った焼き物を販売しているお店の方が、他の作家さんと引き合わせてくれることがあり、ご飯を食べに行ったりと交流が生まれるきっかけになりました。
ここでろくろを回します
三宅さんが作った急須
生活の様子
【水引き(ろくろ)→削り→乾燥→素焼き→薬掛け→本焼き】という作業を年に4~5回繰り返すので、仕事内容は日によって全く違います。休みの日は買い物に出かけたりしています。
仕事に対する満足度
間違いなく大満足です。師匠と奥さんは素人の私に様々な技術を教えてくださいますし、実際に色んなことをさせて頂いて、本当にありがたいと思っています。他の人からも「こんなに色々させてくれるなんて、滅多にないこと」と言われ、日々感謝しています。
交流・コミュニケーション
昔あった窯元について知りたくて、近所の人に訪ねたことがありました。残念ながらその方は既にお亡くなりになっておられたのですが、近所の方がわざわざその方の奥様に引き合わせてくれました。地域の人は皆さん本当に優しくて、いつも助けられています。
焼き物で食べていけるようになりたい
最初の作品は箸置でしたが、思い出深いのはその次に作った湯飲みです。苦労してやっと形にしたものが焼き上がり、それまで見ていた森山窯の作品と一緒に並んでいるところを見た時に、とても嬉しく、感慨深いものがありました。これからも技術を磨いて、焼き物で食べていけるようになりたいです。
いつか自分の窯を持ち、産業体験の受入れをしたい
作っている作品の中で特に難しい物の一つに急須があります。森山窯の師匠は経験の浅い私にもやってみなさいと任せてくれました。それがとても有難かったので、いつか自分の窯を持って、私が体験させてもらったように、産業体験者を受け入れたいと思っています。
私は森山窯を紹介してもらっていたので、家や地域のことは細かく考えず、すぐに移住しましたが、スーパーが遠いなど生活面では少し不便に感じることもありました。なので、生活面のこともしっかり考えてから産業体験を始めると安心だと思います。