ひらさわ  まりこ

平澤 麻理子さん

  • 年齢

    36歳

  • 移住前

    兵庫県

  • 現住所

    知夫村

  • 家族構成

    ひとり暮らし

  • 趣味

    仕事が趣味

  • 仕事

    畜産業(自営)

平澤麻理子さん
UIターンの流れ スマートフォン用の画像

産業体験中の暮らし

業  種

畜産業(受入先:畜産農家(個人)/知夫村)

住まい

一軒家(賃貸)

期  間

2018年6月~2019年5月

生活拠点

知夫村の仁夫地区

地域活動

地元の祭りに参加するなど

産業体験のきっかけは?

元々牛が大好きで、ずっと牛に関わる仕事に従事してきました。最初は酪農からスタートし、その後畜産に転職してからは、いつか自分で牛を飼って独立したいという思いが強くなりました。知夫村の放牧畜産に興味を持ち見学したことをきっかけに、移住を決めました。

体験中の困りごとは?

畜産を教わった師匠がすごく良い方で、地元の方も自然と私を受け入れてくださったので、特に困りごとはありません。牛の餌になる牧草を運ぶのがなかなかの重労働で、思った以上に力仕事で大変ということくらいでしょうか。

学んだこと・役に立ったこと

放牧スタイルの畜産はここ知夫村で初めて経験したのですが、狭い牛舎で牛を飼うことに比べると、毎日牛舎の清掃をする必要もなく、楽な部分も多いです。牛も伸び伸びと育っています。師匠は人に対しても牛に対してもとても優しい方で、そうした牛への接し方も学ばせてもらっています。

今だから言える○○

牛飼いの人々とのつながりから次第に知り合いが増えて、食材をタダでいただくことも多く、生活面で助かっています。特に魚やサザエなどをよくいただくので、自宅で調理して夕食のおかずに重宝しています。

現在の暮らし

餌やりは自分の牛を探すところから

餌やりは自分の牛を探すところから

牛舎の清掃や餌の準備も大切な仕事

牛舎の清掃や餌の準備も大切な仕事

生活の様子

放牧畜産では、基本軽トラに乗って島内を巡回し、自分の牛を探して世話をします。牛たちとのスキンシップを通じて健康状態を監視しながら育成します。牛飼い以外には時々地域の保育所での調理の手伝いや、イワガキ養殖の手伝いなどのアルバイトもしています。

生活のスケジュールグラフ

仕事に対する満足度

とにかく牛が好きなので、念願の独立が実現して毎日楽しく仕事しています。現在10頭の牛を飼っていますので、牛市で高値がつくような良質な牛に育つよう、日々愛情を注ぎながら育てているところです。

交流・コミュニケーション

独立に際しては、師匠に牛舎や畑を借りるところまでいろいろとサポートしていただき、感謝しています。島には私のように県外からIターン移住した仲間も多く、みんなで祭りの余興のダンス練習に励んでいます。

将来の展望

生涯牛を飼っていたい

死ぬまで牛飼いを続けたいですし、今よりも牛の頭数を増やしていくのが夢です。まだ私の牛飼い人生はスタートしたばかりです。

平澤麻理子さんと放牧している牛
気負わず自然体で過ごすのが一番

都市圏から移住される方は特に、「田舎に対する幻想」を抱きすぎないようにした方がよいと思います。生活スタイルの違いや不便さも当然ありますが、あまり気負わずに自然体で過ごした方が、早く馴染めると思います。

産業体験を成功させるポイント