興味のあること、好きなことに、一歩踏み出す。
新しい分野の仕事をはじめてみるのもいい。
豊かな自然を全身で感じられる
農林水産業に挑戦したり、
代々職人の手によって受け継がれる
伝統工芸に弟子入りしたり。
地方はいろいろな
チャンスと可能性にあふれています。
移住者インタビュー
東京での仕事に満足しながらも、
「もっと違う働き方があるのでは」と
思っていた田窪さん。
松江市に移住して出会ったのは、
「地域のために」と奔走する人々だったという。
東京で働いていた時には思いもしなかった思考、
思いもしなかった起業。
「とても刺激的でやりがいがある。
何より楽しい!」と話す田窪さんを訪ねました。
田窪大樹さん
大阪市出身。大阪の大学を卒業後、パソナグループに就職して上京。
㈱パソナテック島根Labの責任者に自ら応募し、2017年に家族で移住。
2020年3月にはワークアット㈱の創業に携わり、同社取締役副社長を務める。
しまね女子ブログ
山本千栄さん
京都で画家・デザイナーとして活躍していたが、2018年に島根県匹見町に移住。
山仕事を学ぶ林業女子として活躍し、豊かな森を作るためにNPO法人「G.I.F.T in nature」を設立。
山の暮らしや魅力を日々発信しています。
キャリアアップを応援する
島根県のさまざまな取り組み
パプリカ栽培を手掛ける先輩農家で修行し独立!
(大阪府出身/井上さんご夫婦)
農業経営に、マーケティング、販路開拓…農林大学校の農業科短期養成コースで学んだ井上さんご夫婦。大阪府出身で、就農を目指して飯南町に夫婦でIターン。今はパプリカとトマトを栽培しています。もともとは夫婦で新聞販売店を経営していましたが、今後も2人でできることは何かと考えたときに、農業が浮かんだといいます。就農フェアに訪れた際、飯南町のブースで夫婦就農を決心し、移住。農業経営に向けた研修と就農準備を両立させ、2021年春に就農を実現!
次世代の農業者を育成するため、県と市町村が連携して「稼げる農家」を支援しています。
一次産業にやりがい、匹見の林業再生を目指す
(奈良県出身/菊田さん)
益田市匹見町で林業に携わる、奈良県出身の菊田さん(写真左から3人目)。
大学在学中、フィールド調査のために匹見町に6年間通い続けるうちに林業に関心が高まり移住を決意。地元の大久保林業に就職し、1年間で伐採や林業機械の操縦など必要な7つの資格等を取得。自然と対峙する一次産業にやりがいを感じるとともに、過疎が進む匹見の林業再生を目指します。
好きな海に関わるため漁業の世界へ
(神奈川県出身/奥さん)
神奈川県から松江市島根町に移住し、好きな海に関わりたいと漁業の世界へ飛び込んだ奥広樹さん。
2020年4月から沿岸漁業就業型技術習得研修を活用し、多古大敷網組合で定置網漁業に従事しながら漁労技術を習得。2022年4月には沿岸自営漁業者として独立し、ワカメ加工に着手するなど積極的に活動しています。
現代の名工に師事し、職人の世界へ
宮大工、左官、建具、造園、建築板金、和裁などの職人の世界。島根県ではそうした職人技の継承に力を入れています。
雲南市在住の「現代の名工」、舟木清さんのもとで建具職人の体験を行ったのは、松江市在住の野尻香織さん。子どもの頃から自分で考えて木工でものづくりをするのが好きだったといい、前職は子ども向けの洋服店で仕事をしていました。野尻さんは3児の母であり、子どもたちを育てる中で、もっと自然のものに触れてほしいと思うようになったといいます。
そんな時、「島根の職人育成事業」を知り、やらずに後悔したくないと、思い切って仕事を辞めて職人体験へ。「建具製作の中でも組子細工の技術は奥が深い、やればやるほど難しいです。建具だけでなく、アクセサリーなど組子細工の可能性も感じています」と語る野尻さん。体験期間中は、就労体験助成金(6万円/月)と、親子連れ助成金(3万円/月)を活用。現在は体験受け入れ先で就職し、職人の世界を肌で感じながら新たな世界を広げています。
キャリアアップを支援する
島根県の取り組み
女性のためのセミナーや起業支援への取り組み
家庭状況の変化等で働き方や暮らし方が変わっていく中、将来のキャリアに漠然とした不安を抱える女性のため、県では本人の希望に応じて1人ひとりが個性や能力を十分発揮しながら活躍できるよう、女性を対象にしたセミナーや交流会、起業支援などを行っています。
例えば、管理職やリーダーポジションの女性に向けては、チームビルディングやマネジメント能力のスキルアップ講座を。他にも、若手中堅社員向けなど、ニーズや状況に合わせて講座を開催し、同じ悩みを抱える女性同士の交流機会にもつながっています。
また、「女性の起業支援セミナー」は、経験や資格を活かした起業やフリーランスでの働き方など、自分らしい働き方を見つける機会にもなっています。子育て環境や職場環境の整備はもちろんのこと、女性の多様な働き方に向けた取り組みを今後も続けていきます。